暮らしのトラブル

台風・地震のあとに火災保険を申請すべき理由|知らないと損する補償の話

こんにちは!4歳と7歳のやんちゃな息子たちと毎日格闘中のママ、しずくです。

最近、毎年のように「観測史上最大級」なんて言われる台風が来たり、あちこちで地震のニュースを聞いたり…そのたびに、ドキッとしませんか?

子どもたちがいると、「もし今、わが家が被災したら…」って、ついリアルに想像しちゃいます。避難生活はもちろん大変だけど、その後の生活再建、特にお金のこと。家の修理代とか、壊れた家電の買い替えとか、一体いくらかかるんだろう…って。

最近はNISAとかiDeCoとか「お金を増やす」ことも勉強中だけど、こういう「もしも」に備える「守りのお金」の知識も、家族を守るためにはすっごく大事だなって痛感してます。

そんな「もしも」の備えの代表格が「火災保険」。
でも、正直「火災」っていう名前だから、火事の時しか使えないって思ってませんでしたか?

実は私、最近までそう思い込んでたんです。でも、いろいろ調べてみたら、火災保険って、台風や大雨、雪の被害でも使えるケースがあるって知って。

え、じゃあ地震は?うちの家財道具は?
知らないままだと、いざという時に「もらえるはずだったお金がもらえない」なんて、絶対イヤ!

この記事では、私と同じように「自然災害は不安だけど、保険のことは難しくてよく分からない…」と感じているママさんに向けて、台風や地震などの自然災害で、火災保険がどれくらい頼りになるのか、その補償内容や基本的な仕組みについて、一緒にチェックしていきたいと思います。

台風・地震の被害は火災保険でどこまで補償される?

「火災保険」っていう名前、本当に紛らわしいですよね(笑)。私も最初は「うちは火事にさえ気をつけていれば大丈夫!」くらいに思っていました。でも、この保険、実は火災以外にも対応範囲がすごく広いんです。

特に知っておきたいのが、台風や大雨、地震といった「自然災害」
ただ、ここでややこしいのが、「この災害ならOK」「これはダメ」という線引きがあること。まずは、わが家の保険証券をチェックする前に、基本的な「補償の範囲」を整理してみましょう。

火災保険の「風災・水災・雪災」補償とは?

まず、台風や大雨、大雪などの被害。これは火災保険の「基本補償」に含まれているか、オプションとして加入しているケースがほとんどです。具体的には、主にこの3つの補償があります。

  • 風災(ふうさい)補償
    台風や竜巻、暴風による被害です。例えば、「台風の強い風で屋根瓦が飛んでしまった」「飛んできた物で窓ガラスが割れた」といったケースが対象になります。
  • 水災(すいさい)補償
    洪水や高潮、土砂崩れなどによる被害です。ゲリラ豪雨で川が氾濫して「床上浸水してしまった」、裏山が崩れて「土砂が家に流れ込んできた」といった場合に頼りになります。
  • 雪災(せつさい)補償
    大雪による被害です。「雪の重みでカーポートが潰れてしまった」「雪崩で家の一部が壊れた」などがこれにあたります。

ただし、注意点があります。
それは、「免責金額(自己負担額)」が設定されていることが多い点です。
例えば、「風災は20万円以上の損害が出た場合に補償(または、損害額のうち〇万円は自己負担)」といった契約になっていることがあります。

少しの被害だと「申請しても自己負担額以下だから保険金が出ない」ということもあり得るので、契約内容の確認は必須ですね。

地震は別の保険?火災保険と地震保険の関係

じゃあ、一番怖い「地震」はどうなの?と思いますよね。
ここで、絶対に知っておかないといけない、一番大事なポイントがあります。

それは、地震・噴火またはこれらによる津波を原因とする損害(家の倒壊や、地震が原因の火災など)は、原則として火災保険だけでは補償されないということです。

「えっ!地震で火事になってもダメなの!?」と驚くかもしれませんが、そうなんです。
地震による被害は、一度に広範囲で甚大な被害が出る可能性があるため、民間の保険会社だけではリスクを負いきれません。

そこで必要になるのが、「地震保険」です。
地震保険は、火災保険と必ずセットで加入する保険で、国と保険会社が共同で運営している制度です。

「火災保険に入っているから安心」と思っていても、地震保険に入っていなければ、地震で家が半壊したり、燃えてしまったりしても、保険金は(火災保険からは)出ないんです。これは、災害が多い日本に住む私たちにとって、本当に重要な知識ですよね。

意外と知らない「家財」への補償範囲

もう一つ、見落としがちなのが「家財」です。
保険を考えるとき、つい「家(建物)」のことばかりに目が行きがちですが、もし床上浸水したら…冷蔵庫や洗濯機、テレビ、パソコン、ソファや洋服まで、生活に必要なものが一気にダメになってしまいます。

これらを買い直すお金、想像するだけで恐ろしいですよね…。

火災保険の契約は、

  1. 「建物」のみを補償する契約
  2. 「家財」のみを補償する契約
  3. 「建物」と「家財」の両方を補償する契約

の3パターンに分かれています。
もし「建物」のみの契約だったら、台風で窓が割れて、雨が吹き込んでパソコンが壊れても、そのパソコン代は補償されません。

わが家は子どもたちのおもちゃや、私の仕事道具(パソコンなど)も含めると、「家財」もかなりの額になります。NISAで増やすことも大事だけど、今ある資産を「守る」準備も必要。
ぜひこの機会に、「うちは家財、入ってるんだっけ?」と保険証券を確認してみてください。

災害後に申請しないと損する?補償を受け取るための基本ステップ

台風や地震のあと、「もしかしたら、うちも被害を受けているかも?」と思っても、何から手をつけていいか分からないですよね。

「保険会社に電話したら、いろいろ面倒なこと言われそう…」
「修理業者に先に頼んじゃったほうが早いのかな?」
「そもそも、こんな小さなキズでも申請していいの?」

私も、いざ自分が申請する立場になったら、きっとパニックになってしまうと思います。
でも、手順を知らないままでいると、本来受け取れるはずの保険金を逃してしまったり、余計なトラブルに巻き込まれたりする可能性も…。

そうならないために、災害後にやるべきこと、そして保険申請の基本的な流れを時系列でしっかり押さえておきましょう。

火災保険申請の流れを時系列で解説

もし災害で被害を受けたら、慌てずに以下のステップで進めるのが基本です。

  1. 被害状況の確認と記録(最重要!)
    まずは落ち着いて、家のどこにどんな被害が出ているかを確認します。そして、必ず「写真」を撮ってください
    • 家の全景(どの部分が被害に遭ったかわかるように)
    • 被害箇所のアップ(壊れた部分がよくわかるように)
    • 浸水の場合は、どこまで水が来たかがわかるように(メジャーを当てるなど)

    この写真は、あとで保険会社に損害を証明するための最重要証拠になります。

  2. 保険会社(または代理店)へ連絡
    契約している保険会社や、契約した時の保険代理店に「災害で被害を受けたこと」を連絡(事故報告)します。この時、以下のことを伝えるとスムーズです。
    • 契約者名、保険証券番号
    • 被害にあった日時、場所
    • 被害の原因(台風、地震など)
    • 被害の状況(「屋根瓦が飛んだ」「床上浸水した」など)
  3. 保険会社からの案内・書類の取り寄せ
    連絡すると、保険会社から今後の手続きの案内と、「保険金請求書」などの必要書類が送られてきます。
  4. 修理業者へ連絡・見積もり依頼
    家の修理を依頼する業者(工務店など)を探し、被害箇所の修理にいくらかかるか、「修理見積書」を作成してもらいます。
    ※この時、「保険申請に使う」ことを伝えておくとスムーズな場合もあります。
  5. 必要書類の提出
    保険会社から届いた「保険金請求書」に記入し、「被害写真」や「修理見積書」など、指定された書類を揃えて保険会社に提出します。
  6. 保険会社の調査(損害鑑定)
    提出された書類をもとに、保険会社(または保険会社が依頼した専門の鑑定人)が被害状況の確認や調査を行います。大きな被害の場合は、現地に調査に来ることもあります。
  7. 保険金の決定・支払い
    調査結果に基づき、支払われる保険金の額が決定され、指定の口座に振り込まれます。

台風後・地震後にまずやるべきこと

申請の流れは分かりましたが、特に被災した直後、私たちが「まずやるべきこと」はなんでしょうか?

それは、①安全の確保、そして②被害の証拠保存です。

① 安全の確保
当然ですが、まずは命と安全が最優先です。家が明らかに危険な状態(倒壊しそう、電線が切れているなど)であれば、すぐに避難してください。
また、屋根に登るなど、危険な場所の確認は無理に自分で行わず、専門家に見てもらうようにしましょう。

② 被害の証拠保存(写真撮影)
これが保険申請において非常に重要です。
修理を急ぎたい気持ちは分かりますが、保険会社の確認が終わる前に修理を始めてしまうと、その被害が本当に今回の災害によるものか証明できなくなり、保険金が支払われない可能性があります。

どうしても応急処置(雨漏りを防ぐブルーシートなど)が必要な場合も、必ず処置の「前」と「後」の写真を撮っておきましょう。

修理業者・保険会社・申請サポートの違い

災害後、家の修理や保険申請について、いろいろな業者から連絡が来ることがあります。特に最近は、「火災保険で家の修理がタダになる」とうたう業者とのトラブルも増えていると聞きます。

ここで、「誰に何を頼むべきか」を冷静に判断する必要があります。

登場人物 役割 メリット 注意点・デメリット
保険会社・代理店 保険契約の相手方。保険金の支払い審査を行う。 契約の当事者なので、補償内容や手続きについて正確な情報が得られる。 申請書類(写真や見積書)は自分で揃える必要がある。
修理業者(工務店など) 壊れた家を「修理」する専門家。 修理のプロ。被害箇所の特定や、修理見積書の作成が本業。 「保険申請も代行します」という業者には注意が必要。手数料を取られたり、不要な修理を勧められたりするケースも。
火災保険申請サポート業者 保険申請の手続き(書類作成や調査)を「有料」で手伝う業者。 面倒な書類作成や、被害箇所の調査を代行してくれる。 成功報酬として、受け取った保険金の数十%(例:30~40%)の手数料がかかる。

大切なのは、「保険の契約相手は保険会社である」ということです。

修理業者はあくまで「修理のプロ」であり、「保険申請のプロ」ではありません。
また、申請サポート業者は、一見頼りになりそうですが、高額な手数料がかかります。本来なら自分で申請すれば満額もらえたはずの保険金が、手数料で目減りしてしまうのは、節約を頑張るママとしては避けたいところです。

まずは保険会社(または契約した代理店)に連絡し、自分で申請準備を進めるのが基本。その上で、修理は信頼できる地元の工務店などに相談するのが、一番堅実かもしれませんね。

実際に補償を受けた家庭の事例から学ぶ「申請のコツ」

基本的な流れは分かったけれど、やっぱり「実際にどういうケースで、どれくらい補償されたの?」っていう“生の声”が気になりますよね。

「こんなちょっとした被害でも、申請していいのかな?」
「うちは古い家だから、災害のせいかどうかわからない…」

そんなふうに迷っているうちに、申請できる期間(被害から3年以内が一般的)が過ぎてしまったら、本当にもったいない!
ここでは、実際に火災保険(や地震保険)の補償を受けられた家庭の事例※を参考にしながら、スムーズに申請を進めるための「コツ」を探っていきましょう。

(※注:これらは実体験ではなく、一般的に報告されている事例や、損害保険協会の広報資料などを基にした想定ケースです。)

台風被害で屋根修理費が補償されたケース

  • 家族構成: 40代夫婦、小学生の子ども2人(わが家と似てますね!)
  • 被害状況: 夏の大型台風の翌日、庭に屋根瓦の一部が落ちているのを発見。家の中から雨漏りなどはなかったが、心配になって工務店に見てもらった。
  • 調査結果: 工務店の調査で、屋根のてっぺん(棟板金)が浮き上がり、一部が剥がれていることが判明。
  • 申請のポイント:
    • 「小さな被害」と自己判断しなかったこと。 雨漏りがなくても、被害状況の写真を撮り、すぐに保険代理店に連絡しました。
    • 工務店に「台風による被害である可能性が高い」という見解を、見積書に添えてもらいました。
  • 結果: 火災保険の「風災補償」が適用されました。修理費用(足場代含む)約80万円から、免責金額(自己負担)の5万円を引いた、75万円が保険金として支払われ、ほぼ自己負担なく修理できたそうです。

地震による外壁ヒビの補償例

  • 家族構成: 30代夫婦、幼児1人
  • 被害状況: 震度5弱の地震が発生。家の中の棚は倒れたが、幸い大きな被害はなさそうに見えた。
  • 調査結果: 数日後、家の基礎(地面に近いコンクリート部分)や外壁(サイディング)に、今までにない複数のヒビ(クラック)が入っているのを発見。
  • 申請のポイント:
    • 「地震保険」に加入していたこと。 (これが大前提ですね!)
    • ヒビの写真をたくさん撮り、保険会社に連絡。後日、保険会社の鑑定人が調査に来ました。
  • 結果: 鑑定の結果、地震による損害が「一部損」と認定されました。地震保険は「修理代の実費」ではなく、被害の程度(全損・大半損・小半損・一部損)に応じて保険金(契約金額の〇%)が支払われます。このケースでは「一部損」として、地震保険金額の5%(例:契約金額1000万円なら50万円)が支払われ、修理費の一部に充てることができたそうです。

写真・見積書の準備でスムーズに進む

これらの事例からわかるように、保険申請をスムーズに進める最大のコツは、「客観的な証拠をしっかり揃えること」に尽きます。

1. 写真は「これでもか!」というくらい撮る
被害箇所がよく分かる「アップの写真」と、家のどの部分か分かる「引いた写真」の両方があるとベストです。メジャーを当てて被害の大きさが分かるようにするのも、とても有効です。

2. 修理見積書は「被害箇所」と「修理内容」を明確に
工務店にもらう見積書は、「一式」といった大雑把なものではなく、「どの部分が」「今回の災害によって」壊れ、「どのような修理が(材料費・工賃含め)」必要なのかが、具体的に分かるように記載してもらうようお願いしましょう。

「これくらい大丈夫だろう」と自分で判断したり、「申請が面倒だから」と諦めたりするのは、NISAでコツコツ増やそうとしている努力を、無駄にしてしまうことにも繋がりかねません。
「あれ?」と思ったら、まずは記録(写真)と連絡。これを徹底したいですね。

自然災害が増える今こそ、火災保険の見直しをすべき理由

これまでの話で、火災保険が台風や地震(※地震保険セットの場合)でいかに重要か、そして申請のコツも見えてきました。

でも、ここで一番根本的な疑問が湧いてきませんか?
「そもそも、うちが入ってる火災保険、今のままで本当に大丈夫?」

正直なところ、私も家を買った時に不動産屋さんや銀行に勧められるがまま契約して、それっきり中身をちゃんと見ていませんでした…。NISAの積立設定は毎月チェックするのに、何年も払い続けている保険の中身は知らない、なんて(笑)。

でも、最近の災害ニュースを見ていると、「あの時入った保険」が、今の「観測史上最大級」のリスクに、本当についていけているのか、急に不安になってきたんです。

契約時の補償内容を理解している人はわずか3割?

保険って、契約する時は「これで一安心!」って思いますよね。でも、その分厚い約款や保険証券を、隅から隅まで読み込んだかというと…。

ある調査データ(※)によれば、「自分が加入している火災保険の補償内容を正しく理解している」と答えた人は、全体の3割にも満たないそうです。(※出典:損害保険料率算出機構「火災保険・地震保険の概況」などを参考にした一般的な傾向)

「え、他人事じゃないかも…」と思ったママさん、多いんじゃないでしょうか。
特に、

  • 水災補償(洪水や土砂崩れ)が、ハザードマップ的に不要だと思って外してしまった。
  • 「家財」はそんなに高価なものないから、と補償に入れていなかった。
  • 免責金額(自己負担額)がいくらに設定されているか、覚えていない。

こんな「つもり」や「うっかり」が、いざという時に「補償されない」という最悪の事態を招きかねません。

古い契約のままだと補償が足りないケース

さらに心配なのが、契約した時期が「古い」場合です。
火災保険も、ここ10年ほどで制度が大きく変わってきています。

チェックポイント①:「時価額」と「新価(再調達価額)」
昔の火災保険に多いのが、「時価額」での契約です。
これは、建物や家財の価値を「現在の価値(=経年劣化で価値が下がった額)」で評価するもの。
一方、今の主流は「新価(再調達価額)」で、これは「もし今、同じものを新しく建て直したり、買い直したりしたらいくらかかるか」で評価します。

もし「時価額」契約のままだったら、家が全焼しても、受け取れる保険金は「古い家の価値」分だけ…。新しく家を建て直す費用には、全然足りない!なんていう悲劇が起こり得ます。

チェックポイント②:水災補償の範囲
最近のゲリラ豪雨や線状降水帯による被害の増加を受けて、保険会社のリスクも高まっています。そのため、昔は基本補償に含まれていた水災補償が、今はオプションになっていたり、保険料が細分化されたりしています。
マンションの高層階だからと水災を外していても、土砂崩れのリスクはないか?など、地域のハザードマップと照らし合わせた確認も必要ですよね。

見直しサポートを活用するメリットと注意点

とはいえ、分厚い保険証券を引っ張り出してきて、NISAの目論見書よりも細かい文字を一人で読み解くのは、正直、骨が折れます…。子どもの教育費や老後資金のことも考えなきゃいけないのに、保険の見直しまで手が回らない!というのが本音ですよね。

そんな時に選択肢の一つになるのが、「保険の見直しサポート」や、FP(ファイナンシャル・プランナー)さんへの相談です。

メリットとしては、

  • 家計全体のバランスで見てくれる: 今のわが家の状況(家族構成、貯蓄額、NISAなどの投資状況)を踏まえた上で、「守り(保険)」としてどれくらいの補償が最適か、客観的に診断してくれます。
  • 複数の保険会社を比較できる: 一つの会社に所属していない独立系のFPさんなら、複数の保険会社の商品を横断的に比較して、「うちには風災補償を手厚くしたい」「家財補償を充実させたい」といったニーズに合うプランを提案してくれます。

ただ、もちろん注意点もあります。
私自身、お金の勉強をしていて思うのは、「無料相談」には必ず理由がある、ということ。彼らもビジネスですから、最終的には保険を契約してもらうことで収益を得ています。

だからこそ、

  • こちらの不安やニーズをしっかり聞いた上で、中立的なアドバイスをくれるか。
  • 特定の保険商品ばかりをゴリ押ししてこないか。
  • 「今すぐ契約しないと損!」といったトークで煽ってこないか。

こういった視点で、冷静に「家計の健康診断」をしてもらう、というスタンスが大事かなと思います。相談したからといって、必ず契約する必要は全くありません。

NISAで「攻め」のお金を育てることと、火災保険で「守り」のお金を固めることは、家族の未来を守るための両輪。まずは「わが家の今の補償内容を知る」ことから始めてみませんか。

まとめ|「保険」は“備え”の一部。知ることで家族を守れる

ここまで、台風や地震などの自然災害と、火災保険(と地震保険)の関係について、一緒に見てきました。

「火災保険」っていう名前からくる誤解や、地震保険との違い、申請のステップ、そして見直しの重要性…。
私も記事を書きながら、NISAでお金を「増やす」ことばかりに目が行きがちだったけど、災害で一瞬にして資産を失うリスクに「備える」ことが、どれだけ大切か、改めて痛感しました。

特に、私たちママにとって、子どもたちの笑顔や安心できる日常を守ること以上に大切なものはありませんよね。

知識は最高の防災グッズ

災害への備えというと、つい防災リュックの中身(水や食料、簡易トイレなど)を充実させることに意識が向きがちです。もちろん、それも命を守るために絶対に必要なこと。

でも、被災した後の「生活を立て直す」フェーズで私たちを助けてくれるのは、お金であり、そのお金を受け取るための「保険の知識」です。

  • 台風の後に、屋根や窓をチェックする習慣を持つこと。
  • 被害を見つけたら、すぐに写真を撮ること。
  • 「これくらい…」と諦めず、保険会社に連絡してみること。

こういう知識や行動が、いざという時、何十万円、何百万円という修理費の負担を減らし、家族の生活再建を支えてくれる「最高の防災グッズ」になるんだと思います。

保険の見直し=安心を増やす第一歩

「備えあれば憂いなし」とは言うけれど、何を備えていいか分からないと、不安(憂い)は募るばかり。
その不安を解消する第一歩が、「わが家の今の備え(=保険契約)を知ること」です。

  • うちは、地震保険に入ってる?家財は?
  • 水災補償は、今のハザードマップと合ってる?
  • 古い「時価額」契約のままになってない?

もし保険証券を見てもチンプンカンプンだったら、この機会に一度、家計の健康診断も兼ねて、中立的な立場の専門家(FPさんなど)に相談してみるのも一つの手です。もちろん、ゴリ押しには乗らない!という強い意志を持って(笑)。

NISAで未来のために資産を育てるのと同じくらい、今ある大切な「わが家」という資産をしっかり守る準備も進めていきましょう。
この記事が、皆さんの「災害への備え」を見直すきっかけになれば、とても嬉しいです!

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