こんにちは!4歳と7歳の息子たちと毎日格闘中のママ、しずくです。
最近、子どもの進学や成長に合わせて、「今の家、将来どうしようかな?」「もしかして、もっと便利な場所に住み替える?」なんて、ふと考える瞬間が増えてきました。
NISAや節約でお金を増やすことも大事ですが、わが家にとって一番大きな資産である「家」の価値を正しく知っておくことって、将来の計画を立てる上で欠かせないですよね。
そんな時、「不動産一括査定サイト」ってすごく便利そう!と耳にします。でも、調べてみると「HOME4U(ホームフォーユー)」や「イエウール」、「すまいValue」など、本当にたくさんのサイトが出てきて…。
「結局、どこを使えばいいの?」
「たくさん電話がかかってきたりしない?安全性は大丈夫?」
「HOME4Uってよく聞くけど、他のサイトと何が違うの?」
こんな疑問でいっぱいになって、結局一歩が踏み出せない…なんてこと、ありませんか?
私も同じように感じたので、今回は「不動産一括査定サイト選びで迷わない」ために、各サイトの特徴を徹底的に調べてみました!
この記事では、特に業界で最も長く運営されている「HOME4U」の評判や特徴に注目しつつ、他の主要なサイトとどこが違うのかを、できるだけ中立的な視点で比較・解説していきます。
大切な資産だからこそ、納得して任せられる会社を見つけたい。そんなママ(もちろんパパも!)の参考になれば嬉しいです。
目次
不動産一括査定サイトとは?仕組みとメリット・注意点
まずは、「そもそも不動産一括査定サイトってどういうもの?」という基本からおさらいしましょう。便利そうに見えるサービスですが、利用する前に知っておきたい仕組みや注意点もあります。
「名前は聞くけど、詳しい仕組みはよくわからない…」「利用したら、しつこく営業されそうで不安」と感じている方も多いかもしれません。
確かに、大切な家の情報を入力するわけですから、その仕組みやリスクについては、事前にしっかり理解しておきたいですよね。
まずは基本をしっかり押さえ、安心してサービスを選べるようになりましょう。
複数の不動産会社に一度で査定依頼できる仕組み
不動産一括査定サイトは、文字通り「一度の入力で、複数の不動産会社にまとめて査定を依頼できる」サービスです。
もしこのサイトがなかったら、私たちはどうやって査定を依頼するでしょうか?
おそらく、近所の不動産屋さんを一件一件回ったり、ネットで不動産会社を個別に検索して、それぞれに連絡を取る必要があります。同じ情報を何度も入力したり、電話で説明したり…考えただけでも大変そうですよね。
一括査定サイトは、この手間を劇的に減らしてくれます。
【一括査定サイトの基本的な仕組み】
- 利用者(私たち):売りたい物件の情報(場所、広さ、築年数など)や個人情報を、一括査定サイトのフォームに1回だけ入力します。
- 一括査定サイト:入力された情報に基づき、そのエリアや物件種別(マンション、戸建てなど)に対応できる、提携している不動産会社を自動でいくつかピックアップします。
- 不動産会社(複数):サイト経由で情報を受け取り、利用者に対して査定結果(「あなたの家は、だいたい〇〇円くらいで売れそうです」という概算価格)を連絡してくれます。
つまり、一括査定サイトは、「家を売りたい私たち」と「家を査定・売却サポートしたい不動産会社」とを繋げてくれる、マッチングプラットフォームのような存在なんですね。
利用前に知っておきたい注意点(営業電話・個人情報)
手軽に複数の査定額を比較できるのは大きなメリットですが、利用する前に必ず理解しておくべき注意点もあります。
1. 複数の会社から連絡が来る(営業電話)
これが一番気になる点かもしれません。
一括査定サイトの仕組み上、あなたが依頼した先の「複数」の不動産会社から、ほぼ同時期に連絡が入ることになります。
不動産会社側も、他社より早くあなたとコンタクトを取り、売却の媒介契約(「うちで売却活動させてください」という契約)を結びたいと考えています。そのため、入力直後から電話やメールが集中することがあります。
【対策】
- 連絡が来ることを前提に、対応できる時間帯(例:平日の日中など)に入力する。
- 査定依頼時の備考欄などに、「最初の連絡はメール希望」や「連絡希望時間帯:〇時~〇時」と記載できるサイトもあります。(ただし、全ての会社が対応してくれるとは限りません)
2. 個人情報の入力が必要
査定は「あなたの家」に対して行われるため、物件情報の特定(住所など)や、査定結果を連絡するための個人情報(氏名、電話番号、メールアドレス)の入力は必須です。
「個人情報を入力するのが不安…」という気持ちもよくわかります。
だからこそ、運営会社が信頼できるかどうかが非常に重要になります。
- 上場企業やそのグループ会社が運営しているか?
- プライバシーマーク(個人情報を適切に扱っている証)を取得しているか?
こうした点は、サイトを選ぶ上での大きな判断材料になります。(この点については、後の比較パートで詳しく触れますね!)
どんな人が使うべき?おすすめユーザータイプ
便利な点と注意点を踏まえ、不動産一括査定サイトは特に以下のような方におすすめです。
【不動産一括査定サイトの利用がおすすめな人】
- できるだけ高く売りたい人
1社だけの査定では、その金額が本当に「適正価格」なのか判断できません。複数社の査定額を比較することで、最高値を提示してくれた会社や、査定の根拠がしっかりしている会社を見極めやすくなります。 - 売却を急いでいる人
自分で不動産会社を探す手間が省けるため、スピーディーに売却活動をスタートできます。 - まずは相場を知りたい人
「今すぐ売るわけじゃないけど、今の家がいくらになるのか知っておきたい」という場合にも役立ちます。ただし、この場合も営業電話が来る可能性は理解しておきましょう。 - どの不動産会社に頼めばいいか分からない人
地域密着型の会社から大手まで、自分では見つけられなかったような優良な会社に出会える可能性もあります。
まずは「査定の仕組み」と「メリット・注意点」をしっかり理解することが、賢いサイト選びの第一歩ですね。
人気主要査定サイトを比較|HOME4U/イエウール/すまいValueほか
不動産一括査定サイトの仕組みがわかったところで、次に気になるのは「じゃあ、具体的にどのサイトを使えばいいの?」という点ですよね。
検索してみると、「HOME4U(ホームフォーユー)」「イエウール」「すまいValue(すまいバリュー)」「リビンマッチ」など、多くのサイトがヒットします。それぞれ「提携社数No.1」や「大手限定」など、魅力的なキャッチコピーが並んでいて、正直どれが自分に合っているのか選ぶのが難しいと感じませんか?
「参加している会社が多いほうがいいの?」
「運営会社が信頼できるところはどこ?」
「『高く売れる』って書いてあるけど、本当?」
そんな疑問を解消するために、ここでは主要な不動産一括査定サイトをピックアップし、それぞれの特徴を中立的な視点で比較・解説していきます。
比較表(運営会社/参加社数/対応エリア/特徴)
まずは、代表的な一括査定サイトの基本情報を一覧表で見てみましょう。サイト選びで特に重要となる「運営会社の信頼性」「提携不動産会社数」「得意分野」に注目してまとめました。
サイト名 | 運営会社 | 提携不動産会社数 | 対応エリア | 主な特徴・強み |
---|---|---|---|---|
HOME4U(ホームフォーユー) | 株式会社NTTデータ・スマートソーシング | 約2,300社 | 全国 | ・NTTデータグループ運営の圧倒的な信頼性 ・2001年開始の業界最古参(実績豊富) ・悪質な会社を排除する厳格な審査基準 |
イエウール | 株式会社Speee | 約2,300社以上 | 全国 | ・提携社数が業界トップクラス ・地域密着型の中小不動産会社も多い ・利用者数が多く、サイトの使いやすさに定評あり |
すまいValue(すまいバリュー) | 大手不動産会社6社が共同運営 | 6社(+グループ会社) | 全国 | ・大手不動産会社(三井・住友・東急など)に限定 ・「売却」に特化しており、専門性が高い ・安心感を最優先したい人向け |
リビンマッチ | リビン・テクノロジーズ株式会社 | 約1,700社 | 全国 | ・運営会社が上場企業(東証グロース) ・不動産売却以外に、土地活用やリノベなども展開 ・独自の審査基準で不動産会社を選定 |
※提携社数は2024年〜2025年時点の公表データに基づく目安であり、変動する可能性があります。
それぞれの強み・弱みを中立に評価
比較表だけではわからない、各サイトの「個性」を見ていきましょう。
1. HOME4U(ホームフォーユー):『信頼と実績』のバランス型
- 強み:最大の強みは、NTTデータグループという運営会社の信頼性です。20年以上続く実績は、それだけ長くユーザーと不動産会社に選ばれてきた証拠。個人情報を預ける上で、この安心感は非常に大きいです。提携社数も多く、大手から地域密着型までバランス良く揃っています。
- 弱み(懸念点):「すまいValue」と比べると、提携先に中小の会社も含まれるため、「絶対に大手だけに査eteほしい」というニーズには完全には応えられません。
2. イエウール:『提携社数とエリアカバー力』の最大手
- 強み:提携社数が業界最大級で、全国を幅広くカバーしています。特に地方や郊外の物件でも、対応できる不動産会社が見つかりやすいのが特徴です。「とにかく多くの会社に査定してもらって比較したい」という場合に有利です。
- 弱み(懸念点):提携社数が多いということは、それだけ多様な会社が含まれるということ。もちろん審査はありますが、中には「営業が積極的すぎる」と感じる会社に当たる可能性も相対的に高まるかもしれません。
3. すまいValue(すまいバリュー):『大手限定』の安心特化型
- 強み:参加しているのが「三井のリハウス」「住友不動産販売」「東急リバブル」といった業界を代表する大手6社のみ。最初から「大手とだけ取引したい」と決めている人にとっては、最適なサイトです。売却実績も豊富で、質の高い対応が期待できます。
- 弱み(懸念点):比較対象がこの6社に限られるため、地域密着型の不動産会社が持つ独自の販売網や、あえて中小の会社に依頼したい(例:フットワークの軽さを期待する)場合には向きません。
「高く売りたい」人が選ぶべきサイトの基準
「結局、どこが一番“高く”売れるの?」というのが本音だと思います。
しかし、「このサイトを使えば絶対に高く売れる」という魔法のサイトは存在しません。
なぜなら、査定額はあくまで「予想価格」であり、最終的な売却価格は、その不動産会社が持つ販売力(どれだけ多くの購入希望者にアプローチできるか)や、担当者のスキル、そして「タイミング(市況)」によって決まるからです。
ただし、「高く売れる可能性を高める」ためのサイト選びの基準はあります。
それは、「あなたの物件の強みを理解し、最適な販売活動をしてくれる会社に出会うこと」です。
- 大手(すまいValueなど)が有利なケース:広い販売網(全国の支店)や、豊富な資金力を活かした広告戦略、ブランド力による集客が期待できます。特に都心部の人気マンションなどは強い傾向があります。
- 中小(イエウールやHOME4Uで見つかる地域密着型)が有利なケース:その地域特有の事情(「この学区が人気」など)に精通し、地元の購入希望者リストを持っている場合があります。大手では見逃しがちな物件の魅力を引き出してくれることも。
つまり、「高く売りたい」のであれば、大手と中小の両方の視点から査定してもらうのが理想です。
そう考えると、大手から地域密着型までバランスよく提携している「HOME4U」や「イエウール」は、その「出会いのチャンス」を広げてくれるサイトだと言えるでしょう。
HOME4Uの特徴・強み・信頼性
数ある査定サイトの中で、なぜ「HOME4U(ホームフォーユー)」が多くの比較記事で取り上げられ、長く選ばれ続けているのでしょうか。
先ほどの比較表でも触れましたが、「HOME4U」には他のサイトにはない際立った特徴があります。それは「圧倒的な信頼性」と「長い運営実績」です。
「聞いたことはあるけど、何がすごいの?」
「NTTデータグループって、具体的に何が安心なの?」
そう思われる方もいるかもしれません。
大切な家の査定を任せるのですから、そのサイトが本当に信頼できるのか、厳しくチェックしたいですよね。ここでは、HOME4Uが持つ具体的な強みや、その信頼性の根拠について詳しく見ていきましょう。
NTTデータグループ運営による安心感
「HOME4U」を運営しているのは、「株式会社NTTデータ・スマートソーシング」です。これは、あのNTTデータグループの一員。
NTTデータといえば、日本のITインフラ(社会基盤)を支える巨大企業グループですよね。銀行のシステムや官公庁のシステムなど、極めて高いセキュリティと信頼性が求められる分野を担っています。
そのグループ企業が運営しているという事実は、私たち利用者にとって非常に大きな「安心材料」となります。
なぜなら、不動産査定では、住所、氏名、電話番号といった重要な個人情報を入力する必要があるからです。
万が一、その情報がずさんに扱われたり、悪用されたりしたら…と考えると怖いですよね。
HOME4Uは、NTTデータグループとして培ってきた高度な個人情報管理体制(プライバシーマークの取得はもちろん)のもとで運営されています。
「よくわからないベンチャー企業が運営しているサイトはちょっと不安…」と感じる方にとって、この「運営母体の信頼性」は、他のサイトにはない最大の強みと言えるでしょう。
悪質業者を排除する審査体制
HOME4Uは、2001年に日本で初めて開始された不動産一括査定サイトであり、業界の「最古参」です。
20年以上の長い運営実績があるということは、それだけ多くのノウハウが蓄積されているということ。
特に注目したいのが、提携する不動産会社への審査基準です。
一括査定サイトの満足度は、結局のところ、紹介された「不動産会社」の対応品質によって決まります。
もし、提携している会社の中に、しつこい営業電話を繰り返したり、根拠のない高い査定額(いわゆる「釣り査定」)を出して契約を迫るような悪質な業者がいたら、サイト全体の信頼が失われてしまいますよね。
HOME4Uは、この「提携先の質」にこだわっています。
長い運営実績の中で、利用者からのクレームやフィードバックに基づき、対応の悪い会社を排除する仕組みが整えられています。
- 厳格な審査基準:新規に提携する不動産会社を厳しく審査。
- パトロール体制:提携後も、利用者の声をもとに悪質な対応がないかをチェックし、問題があれば提携を解除。
「提携社数が多ければ多いほど良い」というわけではなく、「厳選された優良な会社とだけ提携している」という点が、HOME4Uの信頼性をさらに高めています。
売却初心者に優しい入力設計とサポート体制
初めて不動産を売却する時って、何から手をつけていいか分からず不安だらけですよね。
「査定を依頼する入力フォームが難しかったらどうしよう…」
「専門用語ばかりでわからない…」
HOME4Uのサイトは、こうした売却初心者の方でも迷わず入力できるように、シンプルで分かりやすい画面設計になっています。
チャット形式で質問に答えていくだけで、必要な情報が整理されていくような、直感的なインターフェースも特徴です。
また、サイト上には不動産売却に関する基礎知識やノウハウ、コラムなども豊富に用意されています。
「査定を依頼する前に、まずは売却の流れを知りたい」
「税金や手数料はどれくらいかかるの?」
といった疑問にも答えてくれる情報が揃っており、査定依頼と並行して知識武装できるのも心強いポイントです。
運営歴が長いからこそ、初心者がどこでつまずきやすいかを熟知し、それを先回りしてサポートする体制が整っていると言えますね。
実際の評判・口コミから見るHOME4Uのリアル
「運営会社の信頼性や仕組みはわかったけど、実際に使った人はどう感じているの?」
やはり一番気になるのは、利用者の「生の声」=評判や口コミですよね。
私もサービスを選ぶときは、必ず口コミをチェックしてしまいます。特に、家の売却という大きなイベントならなおさらです。
「HOME4U 評判」や「HOME4U 口コミ」で検索すると、たくさんの体験談が見つかります。
ただし、口コミはあくまで個人の感想。良いものもあれば、当然ながら悪いものもあります。大切なのは、それらの声を中立的に受け止め、「なぜそう感じたのか?」を読み解くことです。
ここでは、よく見られる良い口コミと悪い口コミの傾向を整理し、それらをどう判断すればよいかを考えてみましょう。
良い口コミ(対応の丁寧さ/複数社比較の安心感)
まず、HOME4Uに関するポジティブな評判として、以下のような声が多く見られます。
【よく見られる良い口コミ・評判の傾向】
- 「提携している不動産会社の対応が丁寧だった」
「さすがNTTデータグループの審査を通った会社だけあって、無理な営業はなく、こちらの話をしっかり聞いてくれた」
「査定額の根拠を具体的に説明してくれたので、納得感があった」 - 「複数社を比較できて安心した」
「1社の査定だけでは不安だったが、複数社の査定額が出揃ったことで、自宅の本当の相場がわかった」
「一番高く、かつ信頼できそうな担当者を選べた」 - 「サイトが使いやすく、スムーズに依頼できた」
「入力フォームがシンプルで、不動産売却が初めての自分でも迷わなかった」
「チャットボット形式でサクッと進められた」
これらの口コミからは、H2-3で触れた「運営の信頼性」や「厳格な審査体制」が、実際の利用者の満足度(安心感)に繋がっている様子がうかがえます。特に「複数社を比較できた安心感」は、一括査定サイトを利用する最大のメリットが実感できた証拠と言えそうです。
悪い口コミ(営業連絡が多い/地域による対応差)
一方で、ネガティブな評判や「怪しい」と感じたという声も存在します。これらも包み隠さず見ていきましょう。
【よく見られる悪い口コミ・評判の傾向】
- 「依頼直後から営業電話がたくさんかかってきて大変だった」
「最大6社に依頼したら、一斉に電話が鳴り始めて対応しきれなかった」
「『最初の連絡はメールで』と希望したのに、電話がかかってきた」 - 「地域によっては、対応できる不動産会社が少なかった」
「地方の物件だったためか、査定を依頼できる会社が1〜2社しか表示されなかった」
「希望していた大手不動産会社がエリア対象外だった」 - 「査定額にバラツキがあり、どれを信じればいいか分からなかった」
「会社によって数百万円単位で査定額が違い、逆に混乱した」
これらの口コミも非常に重要です。
特に「営業連絡の多さ」については、H2-1の注意点で触れた通り、一括査定サイトの構造的なデメリットそのものです。これはHOME4Uに限らず、他の多くのサイト(イエウール、リビンマッチなど)でも同様に見られる傾向です。
口コミをどう読み解くか(体験談のバイアス理解)
では、私たちはこれらの相反する口コミをどう受け止めればよいのでしょうか。
1. 「営業電話」はサービス利用の前提と心構えを持つ
「電話が多かった」という悪い口コミは、「一括査定サイトの仕組みを理解していなかった」とも言えます。不動産会社側からすれば、依頼があったお客様(私たち)に、いち早く情報を提供したいと考えるのは当然の行動です。
対策としては、H2-1で述べたように「連絡が来ることを前提に、対応できる時間に入力する」という心構えが重要です。
2. 「対応の良し悪し」はサイトではなく「不動産会社」と「担当者」次第
「対応が丁寧だった」(良い口コミ)も「営業がしつこかった」(悪い口コミ)も、その評価はHOME4Uという「サイト」に対してではなく、その先で出会った「不動産会社」や「担当者個人」に向けられたものです。
HOME4Uは厳格な審査をしているとはいえ、最終的には人と人との相性もあります。
3. 「地域差」は必ずある
提携社数が約2,300社と多くても、全国を網羅しているわけではありません。特に都市部から離れたエリアや、特殊な物件(例:非常に広い土地、古い空き家など)の場合、対応できる会社が限られるのは事実です。
これらの口コミを総合すると、HOME4Uは「信頼できる運営母体のもと、優良な不動産会社に出会える可能性を高めてくれるサイト」である一方、一括査定サイト特有の「複数社からの連絡」というデメリットは存在するという、冷静な姿が見えてきますね。
HOME4Uはどんな人に向いている?他社との使い分け方
ここまで、不動産一括査定サイトの比較や、HOME4U(ホームフォーユー)の強み、そして実際の評判について中立的に見てきました。
「だいたいの特徴はわかったけれど、結局、私にはどこが合うの?」
「HOME4Uが良さそうだけど、他のサイト(イエウールやすまいValue)とどう使い分けたらいい?」
そうですよね。たくさんの情報を見てきたからこそ、最後は「自分ごと」として、どのサイトを選ぶべきか、はっきりさせたいものです。
ここでは、これまでの比較と分析を踏まえ、どのようなニーズを持つ人がHOME4Uに向いているのか、そして他の主要サイトとどう使い分けるのが賢いのかを具体的に整理していきます。
「信頼重視」「実績重視」「スピード重視」で選ぶ基準
不動産一括査定サイトを選ぶとき、あなたが何を一番大切にするかで、最適なサイトは変わってきます。
- 信頼重視(安心感)で選ぶなら
個人情報を入力する不安を最小限にしたい、悪質な業者には絶対に出会いたくない。そう考えるなら、「すまいValue」(大手6社限定)や「HOME4U」(NTTデータグループ運営)が第一候補になります。特にHOME4Uは、運営母体の信頼性と提携社数のバランスが良いのが特徴です。 - 実績重視(高く売る可能性)で選ぶなら
「高く売りたい」というニーズは、結局のところ「良い不動産会社(=販売力が高い、その地域に強い)に出会う確率」で決まります。
この点では、大手から地域密着型まで幅広く提携している「イエウール」(提携社数最大級)や「HOME4U」(バランス型)が、出会いの母数を増やせるため有利と言えます。 - スピード重視(手軽さ)で選ぶなら
どのサイトも入力自体は数分で完了するため、大きな差はありません。
あえて言うなら、「とにかく早く多くの会社にアプローチしたい」なら提携社数の多い「イエウール」が、「厳選された会社とだけ早くコンタクトを取りたい」なら「すまいValue」が効率的かもしれません。
こうして見ると、HOME4Uは「信頼性」と「(高く売るための)選択肢の多さ」を両立させたい場合に、非常にバランスの取れた選択肢であることがわかります。
HOME4Uが特に向いている人の3条件
これまでの情報を総合すると、特に「HOME4U」の利用をおすすめしたいのは、以下の3つの条件に当てはまる方です。
1. 初めて不動産査定を依頼する人(売却初心者)
「何から手をつけていいかわからない」「専門用語も不安」という初心者の方にとって、NTTデータグループという運営母体の安心感は大きな支えになります。また、シンプルで分かりやすい入力フォームや、悪質業者を排除する体制も、初めての査定依頼のハードルを下げてくれます。
2. 個人情報の取り扱いに敏感で、安心感を最優先したい人
「よくわからない会社に、家の住所や電話番号を教えるのは怖い」と感じるのは当然です。私もしずく(サイトオーナー)として、NISAや保険の情報を調べるときも、運営会社が信頼できるかは必ずチェックします。その点で、日本最大級のシステムインテグレーターであるNTTデータグループの看板は、他にはない絶対的な安心材料です。
3. 大手と地域密着型の両方を比較検討したい人
「すまいValue」のように大手だけに絞るのではなく、「もしかしたら、地元の事情に詳しい中小の会社の方が高く売ってくれるかもしれない」と考える方。HOME4Uなら、大手不動産会社から、特定の地域で実績を上げている優良な中小企業まで、バランスよく比較検討できる可能性が高いです。
他サイトと併用する場合の注意点
「より高く売る可能性を追求するために、複数の査定サイトを併用するのはどう?」
これは、不動産売却のノウハウとしてよく紹介される手法です。
例えば、
- パターンA:「HOME4U」(信頼・バランス型)+「すまいValue」(大手特化型)
- パターンB:「HOME4U」(信頼・バランス型)+「イエウール」(提携社数最大型)
このように併用することで、それぞれのサイトの弱点を補い、より多くの不動産会社と出会うことができます。
ただし、注意点が1つあります。
それは、紹介される不動産会社が重複する可能性があることです。
例えば、A社という不動産会社が「HOME4U」と「イエウール」の両方に加盟していた場合、両方のサイトからA社に査定依頼が飛んでしまうことになります。
重複すると、不動産会社側を混乱させてしまいますし、私たち利用者側も「あれ、この会社さっきも見たな…」と管理が煩雑になります。
併用する場合は、査定を依頼する会社を選ぶ画面(※サイトの最後に出てくることが多い)で、会社名が重複していないかをしっかりチェックしてから依頼を確定するようにしましょう。
まとめ|“信頼”で選ぶならHOME4Uが第一候補
今回は、「結局、どの不動産一括査定サイトを選べばいいの?」という疑問に答えるため、主要なサイトの比較と、特に「HOME4U(ホームフォーユー)」の評判や特徴について詳しく見てきました。
たくさんの情報がありましたが、大切なポイントをもう一度おさらいします。
【この記事のまとめ】
- 一括査定サイトの注意点:一度に複数の不動産会社から連絡(主に電話)が来ることを理解しておく必要がある。
- サイト比較の基準:運営会社の「信頼性」、提携不動産会社の「数」と「質(大手or中小)」が重要。
- HOME4Uの最大の強み:NTTデータグループ運営という圧倒的な「安心感」と、20年以上の運営実績に裏打ちされた「厳格な審査体制」。
- HOME4Uが向いている人:「初めての売却で不安」「個人情報を預けるのが怖い」「大手と中小の両方を比較したい」という方。
不動産一括査定サイトはたくさんありますが、「絶対にここが一番高く売れる」というサイトはありません。
大切なのは、「あなたの家を、親身になって高く売る努力をしてくれる“不動産会社”に出会うこと」です。
その「出会いの場」として、どのサイトを選ぶか。
もし、あなたがサイト選びで迷っていて、何よりも「信頼性」や「安心感」を重視したいと考えるなら、業界最古参であり、NTTデータグループが運営する「HOME4U」は、間違いなく第一候補となるサービスです。
もちろん、査定を依頼したからといって、すぐに売らなければならないわけではありません。
私もそうですが、子どもの成長や将来のライフプランを考える上で、まずは「わが家の今の価値」を正確に知っておくことは、NISAや節約と同じくらい大切な「お金の知識」だと思います。
この記事が、あなたの大切な資産(おうち)の価値を知るための、最初の一歩を踏み出すきっかけになれば嬉しいです。