Categories: ラクする暮らし

LIFULL HOME’S注文住宅のカタログ請求はどう?メリット・デメリットと使う前の注意点

注文住宅が気になり始めると、最初にぶつかりやすいのが「住宅会社、多すぎない?」問題です。

ハウスメーカー、工務店、設計事務所。SNSで素敵な間取りを見つけても、どこの会社なら似た家を建てられるのか、予算に合うのかまではなかなか分かりません。

かといって、まだ何も決まっていない段階で住宅展示場へ行くのは少しハードルが高い。

そんなとき、比較材料を集める方法のひとつがLIFULL HOME’S注文住宅のカタログ請求です。

LIFULL HOME’Sでは、注文住宅を扱うハウスメーカーや工務店、設計事務所などを探し、住宅カタログや施工事例、価格・坪単価の目安などを比較できます。公式サイトではカタログを無料で請求でき、現在は最大12件まで選択できます。

ただ、無料だからといって何も考えずにたくさん請求すればいいわけではありません。

資料請求には個人情報の入力が必要ですし、各住宅会社への問い合わせになるため、請求後に住宅会社から連絡が入る可能性もあります。

大切なのは、「たくさんカタログをもらうこと」ではなく、複数社を比べて自分たちの家づくりの基準を作ること

特に共働き・子育て家庭なら、見た目のおしゃれさだけでなく、

  • 洗濯が家の中を何往復せずに終わるか
  • キッチンと洗面・ランドリーを行き来しやすいか
  • ランドセルや上着がリビングに散らかりにくいか
  • 食品や日用品を使う場所の近くにしまえるか

こんな「毎日の小さな面倒」まで見ながら住宅会社を比較したいところです。

家を建てること自体がゴールではありません。

今より家事や子育てが少しラクになる暮らしをつくるために、どんな会社や間取りが自分たちに合うのか。

その視点で、LIFULL HOME’Sのカタログ請求を使うメリットと、申し込む前に知っておきたい注意点を整理します。

LIFULL HOME’S注文住宅とは?

ハウスメーカー・工務店などを比較できる住宅情報サービス

LIFULL HOME’S注文住宅は、全国のハウスメーカー・工務店・設計事務所などを探せる住宅情報サービスです。公式サイトでは、建築予定地や希望条件などから住宅会社を探せます。

注文住宅を考え始めたばかりだと、

「大手ハウスメーカーと地元工務店、何が違うの?」
「そもそも自分の地域ではどんな会社が建ててくれるの?」

というところから迷いますよね。

最初から1社ずつ会社名を検索して調べる方法もありますが、候補そのものを知らなければ探しようがありません。

LIFULL HOME’Sは、まだ住宅会社を決めていない人が、まず比較候補を見つける場所として使いやすいサービスです。

カタログ・施工事例・価格帯などから住宅会社を探せる

住宅会社を選ぶとき、会社名だけ並べられても違いはなかなか分かりません。

LIFULL HOME’Sでは住宅カタログだけでなく、施工事例や参考本体価格、坪単価などが掲載されている会社もあり、家の雰囲気と予算感の両方から候補を探せます。

たとえば同じ「家事ラクな家」を希望していても、

  • 洗面室の隣にランドリールームを置く
  • ファミリークローゼットまで一直線につなぐ
  • キッチンから水回りを回遊できるようにする
  • 玄関近くにパントリーや収納をまとめる

など、提案の仕方は住宅会社によって変わります。

1社だけ見ていると「こういうものなんだ」と思ってしまいがちですが、複数の施工例を見ると、

「これは便利そう」
「ここまで広いランドリールームはわが家にはいらないかも」
「収納量より動線のほうを優先したい」

と、自分たちの好みが少しずつ見えてきます。

なお、掲載されている参考価格や坪単価は、最終的な建築費を保証するものではありません。土地の条件や建築エリア、設備、仕様などによって実際の金額は変わるため、候補を比較するための目安として見るのがいいでしょう。LIFULL HOME’Sの掲載ページでも、土地代や諸費用を含まない価格情報があることや、条件によって価格が変わることが案内されています。

カタログ請求は無料・最大12件まで選べる

LIFULL HOME’Sの注文住宅カタログは無料で請求できます。

2026年8月時点の公式カタログ一覧では「カタログをもらう(0/12件)無料」と表示されており、一度に最大12件まで選択できます。

ただし、最大12件だから12件すべて請求する必要はありません。

仕事や育児の合間に家づくりを進めるなら、届いた資料を読む時間も限られます。

せっかく取り寄せても、ダイニングテーブルの端に積んだまま……では比較になりません。

気になる住宅会社を数社選び、

「この間取りは好き」
「価格帯は予算に近そう」
「家事動線の考え方が合いそう」

と比べられる程度にしておくほうが、情報を整理しやすくなります。

自分の地域でどんな住宅会社やカタログが見つかるのか、まず一覧を見てみる。

まだ会社を決める必要はありません。ここでは「こんな選択肢があるんだ」と知るところからで十分です。

LIFULL HOME’Sでカタログ請求するメリット

複数の住宅会社を自宅で比較できる

カタログ請求の分かりやすいメリットは、複数の住宅会社の情報を自宅で比較できることです。

共働きで子どもがいると、休日に住宅展示場を何か所も回るのはなかなか大変。

せっかくの休みに朝から出かけて、子どもの昼食やお昼寝の時間を気にしながら説明を聞いて……となると、家づくりへのやる気より先にこちらが疲れてしまうこともあります。

カタログなら、子どもが寝たあとや休日の空いた時間に夫婦で見ることもできます。

「このキッチンいいね」
「でも洗濯機からクローゼットまで遠くない?」
「この収納ならランドセルを置けそう」

そんなふうに、普段の暮らしを当てはめながら比較できるのがいいところです。

間取り・デザイン・価格帯の違いが分かる

注文住宅を初めて調べる段階では、自分たちが何を基準に住宅会社を選べばいいのか分からなくても普通です。

ナチュラル、ホテルライク、和モダンといったデザインだけではありません。

断熱性や耐震性などの住宅性能、間取りの自由度、標準仕様、得意とする住宅タイプ、価格帯など、比べたいポイントはいくつもあります。

だからこそ、最初から「この会社が一番」と決めにいくより、いくつか見比べたほうが違いに気づきやすくなります。

カタログを見ていて「この会社は素敵だけど、わが家が欲しいのはここじゃないな」と分かることも、立派な収穫です。

家づくりでは「欲しいもの」を見つけるだけでなく、自分たちには優先度が低いものを知ることも、予算や間取りを整理する助けになります。

自分たちの家づくりの条件を整理できる

家づくりを始めたばかりの頃は、

「広いリビングが欲しい」
「収納は多いほうがいい」
「家事がラクな間取りがいい」

くらいの希望でも大丈夫です。

複数の事例を見るうちに、その曖昧な希望が少し具体的になっていきます。

たとえば「家事ラク」とひとことで言っても、家庭によって困っていることは違います。

洗濯物を2階まで運ぶのが大変なら、1階で洗濯から収納まで完結する間取りが候補になります。

買い物後の片付けが面倒なら、玄関からパントリー、キッチンへの動線を重視したくなるかもしれません。

子どもの荷物がリビングに集まりやすいなら、帰宅してから手洗い・着替え・ランドセル収納までの流れを考えたいところ。

カタログを見る目的は、理想の家の写真を眺めることだけではありません。

「今の暮らしで、毎日ちょっと面倒なことは何だろう?」

そこに気づけると、住宅会社へ相談するときにも希望を伝えやすくなります。

住宅展示場へ行く前に候補を絞り込める

住宅展示場には、実際の空間の広さや設備、素材感などを体感できる良さがあります。

一方で、検討初期から何社も見学すると情報量が多くなり、どこが自分たちに合っていたのか分からなくなることも。

その前にカタログや施工事例を見て、

「この会社はもう少し詳しく話を聞きたい」
「この会社の間取りを実際に見てみたい」

という候補を作っておけば、展示場へ行く目的もはっきりします。

カタログ請求と住宅展示場は、どちらか一方を選ぶものではありません。

まず自宅で比較して候補を絞り、そのあと気になる会社を実際に見に行く。

忙しい家庭ほど、この順番のほうが限られた休日を使いやすくなります。

カタログ一括請求のデメリット・注意点

便利なカタログ一括請求ですが、「無料ならとりあえず使っておけばOK」と考えるのは少し早め。

申し込んだあとに「思っていたのと違った」とならないよう、先に気になる点も整理しておきます。

資料請求には住所・氏名・連絡先などの入力が必要

住宅カタログは郵送などで受け取るため、申し込み時には氏名や住所、メールアドレス、電話番号といった情報の入力が必要です。

「カタログを見るだけなのに、電話番号まで必要なの?」

と不安になる人もいると思います。

ここは、匿名で気軽に資料だけ眺められるサービスではないと理解しておいたほうが安心です。

LIFULL HOME’Sでは、気になる住宅会社にカタログ請求や問い合わせをする仕組みになっています。公式サイトでも、住宅メーカー・工務店・設計事務所などへの「一括問合せ」ができるサービスとして案内されています。

個人情報を入力すること自体に抵抗があるなら、申し込む前に「本当に資料を見たい会社か」を一度確認しておきましょう。

無料だからという理由だけで手当たり次第に選ぶ必要はありません。

住宅会社から連絡が入る可能性がある

資料請求後は、問い合わせ先となった住宅会社から連絡が入る可能性があります。

ここは、営業連絡が気になっている人ほど知っておきたいところです。

ただし、

「資料請求したら必ず電話が来る」
「どの会社もしつこく営業してくる」

とまでは言えません。

連絡方法やタイミング、回数は住宅会社や問い合わせ内容によって異なるためです。

「まだ情報収集の段階です」
「建築時期は決まっていません」
「まず資料を見て比較したいです」

という状況なら、問い合わせ時や連絡を受けた際に、そのまま伝えて問題ありません。

家づくりは大きな買い物です。

相手に急かされるまま進めるのではなく、今の自分たちがどの段階にいるのかを伝えながら情報を集めるくらいで大丈夫です。

住宅会社から一切連絡を受けたくない人にとっては、この仕組み自体が合わない可能性があります。

請求しすぎると資料の比較・管理が大変になる

LIFULL HOME’Sでは、2026年8月時点で最大12件までカタログを選べます。

とはいえ、12件すべて請求すれば比較しやすくなるとは限りません。

むしろ、

「この間取り、どこの会社だったっけ?」
「似たようなカタログが増えて分からなくなった」
「読む時間がなくて未開封のまま」

となると、せっかくの資料が負担になってしまいます。

共働きで平日は仕事、帰宅後はごはん、お風呂、寝かしつけ。

そこに住宅カタログ12冊分の比較作業まで追加されたら、なかなかの宿題です。

最初は、

  • デザインが好みに近い
  • 予算感が大きく外れていない
  • 希望するエリアで建てられる
  • 家事動線や収納の施工例が気になる

など、自分たちが「もう少し詳しく見たい」と感じた会社を中心に選ぶほうが整理しやすくなります。

公式サイトでも建築予定エリアや坪単価、性能などの条件からカタログを絞り込めると案内されています。

請求できる上限ではなく、自分たちがちゃんと比較できる量で選ぶ。

これくらいがちょうどいいと思います。

カタログだけで住宅会社を決めない

カタログは住宅会社を知る入口として便利ですが、最終的な契約先を決める材料としては十分ではありません。

写真は素敵でも、

  • 希望する土地でそのプランが実現できるか
  • 実際の見積もりはいくらになるか
  • 標準仕様とオプションの範囲はどうか
  • 断熱性や耐震性などの住宅性能はどうか
  • 保証やアフターサービスはどうなっているか
  • 担当者と相談しやすいか

といったことは、具体的に話を進めなければ分からない部分があります。

特に価格は注意したいところ。

カタログや掲載ページの参考価格・坪単価は、土地代や諸費用などを含まないケースがあり、土地条件や仕様によっても変わります。

カタログを見て、

「ここに決めた!」ではなく、「ここは候補に残したい」

くらいに考えるのがおすすめです。

資料で候補を絞ったら、見積もりや施工事例、住宅性能、保証内容、担当者との相性などを確認して、少しずつ判断材料を増やしていきましょう。

LIFULL HOME’Sのカタログ請求が向いている人・向いていない人

ここまで見ると、LIFULL HOME’Sのカタログ請求は「注文住宅を考える人なら全員使うべき」というサービスではありません。

今の検討状況によって向き・不向きがあります。

向いている人

特に相性がいいのは、注文住宅に興味を持ち始めたものの、まだ住宅会社を絞れていない人です。

たとえば、

  • 注文住宅を検討し始めたばかり
  • ハウスメーカーと工務店の候補が決まっていない
  • 複数社の間取りや施工例を比べたい
  • おおまかな価格帯を知りたい
  • いきなり住宅展示場を何社も回るのは大変
  • 家事や子育てがラクになる間取りを探したい

という人なら、比較材料を集める目的で使いやすいでしょう。

「ランドリールームが気になるけれど、どんな配置がいいのか分からない」
「ファミリークローゼットって本当に便利?」
「回遊動線にすると、わが家の家事はラクになる?」

こうした段階でも、複数の施工例を見ることで考えやすくなります。

まだ答えを持っていなくても大丈夫。

答えを探すために資料を見るのが、検討初期のカタログの使い方です。

向いていない人

反対に、

  • すでに依頼する住宅会社が決まっている
  • 注文住宅を建てる予定がまったくない
  • 住宅会社からの連絡を一切受けたくない

という人には、無理に使う必要はありません。

カタログ請求は「無料でもらえる資料集め」が目的ではなく、これから住宅会社を比較したい人のための情報収集手段です。

検討する予定がないなら、申し込みだけしても活用しにくいでしょう。

まだ住宅会社を決めていない人こそ、最初にカタログを比較しておきたい

「もう少し具体的に決まってから資料請求したほうがいいのかな」

と思うかもしれません。

でも、住宅会社も間取りも予算もまだぼんやりしているなら、むしろ今が比較を始めるタイミングです。

最初から1社に絞る必要はない

注文住宅は、最初から正解の住宅会社を見つけなければいけないわけではありません。

そもそも初めて家を建てる段階で、

「この会社の性能と価格と間取り提案がわが家にベスト」

なんて、比較せず判断するほうが難しいですよね。

まず数社を見て、

「ここは好み」
「ここは予算と少し違う」
「この会社の家事動線は参考にしたい」

と違いを知る。

そのうえで候補を減らしていけば十分です。

比較すると「自分たちが欲しい家」が具体的になる

家づくりを始めたときから、

「玄関から1.5m以内にファミリークローゼットを置いて……」

なんて具体的に考えている家庭ばかりではありません。

最初は「収納が多い家がいい」くらいでも、施工例を比べると、

「玄関収納が多いほうが便利そう」
「服は各部屋より1か所にまとめたい」
「キッチン横のパントリーは欲しい」

と希望が細かくなってきます。

この変化が大事です。

比較するほど住宅会社に詳しくなるというより、自分たちの暮らしに詳しくなっていく。

それがカタログを何社か見るいちばん大きな意味だと思います。

家事ラク・子育てしやすい間取りも住宅会社によって提案が違う

「家事ラク住宅」と書かれていても、ラクになるポイントは同じではありません。

洗濯を短くする間取りが得意な会社もあれば、キッチン中心の回遊動線や大容量収納を提案する会社もあります。

子育てしやすさについても、

  • リビング学習スペース
  • 玄関近くの手洗い
  • ランドセル収納
  • リビングを通る階段
  • 家族で使うファミリークローゼット

など考え方はいろいろ。

だから「家事ラクって書いてあるから」で決めるのではなく、その間取りなら、自分たちの毎日の何がラクになるのかまで見たいところです。

まだ住宅会社が決まっていないなら、決めてから資料を見る必要はありません。

気になる会社をいくつか比べながら、

「わが家では何を優先したい?」

を家族で話すための材料にしてみてください。

LIFULL HOME’Sなら、建てたいエリアから住宅会社やカタログを探せます。まずは気になる数社を見比べて、自分たちなりの家づくりの基準を作るところから始められます。

LIFULL HOME’Sで注文住宅カタログを請求する流れ

「気になるけど、申し込み画面で何を聞かれるのか分からないとちょっと不安」

そんな人向けに、カタログ請求の流れもざっくり押さえておきます。

細かい入力項目は選んだ住宅会社や時期によって変わる可能性がありますが、大きな流れはシンプルです。

①建築予定エリアなどの条件を入力する

まず、家を建てたいエリアなどの条件から住宅会社やカタログを探します。

まだ土地が決まっていなくても、「この市で建てたい」「実家の近くを考えている」など、大まかなエリアが決まっていれば候補を探せます。

ここで大事なのは、最初から完璧に条件を固めようとしないこと。

家づくりを始めたばかりなら、

「予算はまだざっくり」
「土地もこれから」
「建築時期も未定」

ということは珍しくありません。

まずは候補になりそうな会社を知るための検索、と考えて大丈夫です。

②氏名・住所・連絡先を入力する

カタログの送付や住宅会社からの連絡に必要なため、申し込み時には氏名、住所、メールアドレス、電話番号などを入力します。

ここは、申し込み前に知っておきたいポイントです。

単にWeb上の資料を閲覧するだけではなく、住宅会社への資料請求・問い合わせになるため、連絡先の入力が必要になります。

営業連絡が気になる人は、この段階で「資料請求後に連絡が入る可能性がある」と理解したうえで申し込むか判断しましょう。

③気になるカタログを選ぶ

条件に合う住宅会社やカタログを見ながら、詳しく知りたいものを選びます。

最大12件まで選べますが、ここでも上限いっぱいまで選ぶ必要はありません。

たとえば、

  • 外観や内装の雰囲気が好み
  • 希望する価格帯に近そう
  • 家事動線の施工例が気になる
  • 収納や子育て向けの提案を見てみたい

など、「この会社はもう少し見たい」と思ったところを中心に選べば十分です。

数が多いほど比較しやすいわけではなく、あとでちゃんと読める量に絞るほうが使いやすいと思います。

④相談したい内容や予算を入力する

カタログ選択後は、必要に応じて住宅会社へ希望を伝えられます。

現在の公式フォームでは、任意の要望として、

  • カタログ・資料を送ってほしい
  • オンラインで相談したい
  • 設計プランについて相談したい
  • おおよその価格が知りたい
  • 完成までの工期を知りたい

といった内容を選べます。

まだ情報収集だけしたいなら、その段階に合う要望を選べばOKです。

逆に、

「この土地でどんな間取りになる?」
「予算内で建てられるか知りたい」

というところまで進んでいるなら、設計プランや価格について相談するきっかけにもなります。

今どこまで相談したいのかを自分たちで決めてから送ると、住宅会社とのやり取りもしやすくなります。

⑤届いた資料を比較する

資料が届いたら、1冊ずつ「なんとなく素敵」で終わらせず、同じ項目で比べてみましょう。

簡単なメモでも十分です。

比較するポイント 見る内容
デザイン 外観・内装は好みに近いか
間取り 家事や子育ての動線を想像しやすいか
価格 参考価格・坪単価は予算とかけ離れていないか
住宅性能 断熱・耐震など、重視したい性能があるか
収納 量だけでなく使う場所に配置されているか
会社の特徴 得意な家づくりや提案に共感できるか

「A社はデザインが好き。でもB社の洗濯動線のほうが暮らしやすそう」

そんな比較ができれば、資料請求した意味は十分あります。

そのうえで詳しく知りたい会社だけ、見学や相談へ進めばいいんです。

家事トクならカタログのここを比較する

家づくりのカタログを見ると、つい広いリビングやおしゃれなキッチンに目がいきます。

もちろん、それも大事。

でも家は、写真を眺める場所ではなく毎日暮らす場所です。

特に共働きで子どもがいる家庭なら、「この家なら毎日の面倒が何個減る?」という視点でも見てみてください。

洗濯動線

洗濯は、洗濯機を回して終わりではありません。

洗う、干す、取り込む、たたむ、しまう。

この一連の動きを、間取り図の上で追ってみます。

たとえば洗濯機が1階、ベランダが2階、各部屋のクローゼットも2階だと、家族分の洗濯物を抱えて階段を行ったり来たりすることになります。

一方、

洗面・ランドリールーム→室内干し→ファミリークローゼット

が近ければ、洗濯にかかる移動を減らせます。

ただし、ランドリールームがあれば自動的に家事ラクになるわけではありません。

広さを取りすぎて他の部屋が狭くなったり、乾いた服を結局遠くまで運んだりするなら、わが家には合わないこともあります。

「何畳あるか」より、洗濯物がどこを通って収納までたどり着くかを見るほうが実用的です。

洗濯をラクにする間取りや洗濯動線は、家づくりの早い段階で考えておきたいポイントです。

キッチン・水回りの回遊動線

夕方の家の中を想像してみてください。

ごはんを作りながら洗濯機を回して、子どもに「手洗ってね」と声をかけ、途中でお風呂の準備もする。

この時間帯、キッチンと洗面所を何度も行ったり来たりする家庭は多いはずです。

そこで気になるのが回遊動線。

キッチン、洗面、ランドリー、廊下などを行き止まりにせず、ぐるっと移動できる間取りです。

回遊できれば必ず便利、というわけではありません。

通路を増やす分、収納や壁面が減るケースもあります。

見るべきなのは、回遊できるかどうかではなく、自分たちがよく行き来する場所が近いかです。

カタログの間取り図を見るときは、料理中、洗濯中、朝の支度中など、実際の生活を頭の中で再生してみると違いが見えやすくなります。

収納量より「使う場所の近くに収納があるか」

「収納たっぷり○○帖」と書かれていると、それだけで安心しそうになります。

でも収納は、量と同じくらい場所が大事です。

たとえば、

  • 玄関で脱ぐ上着を2階のクローゼットへ持っていく
  • ランドセルを子ども部屋まで毎回運ぶ
  • 掃除機が家の端にしかない
  • 買ってきた食品を玄関から遠いパントリーまで運ぶ

となると、収納があっても毎日の片付けは少し面倒。

そして「あとでしまおう」が積み重なると、リビングの椅子が上着置き場になったりします。

……家って、収納スペースの広さより「そこに戻すのが面倒じゃないか」が意外と大事です。

カタログを見るときは、収納の畳数だけでなく、

「誰が・何を・どこで使って・どこへ戻すのか」

まで考えてみてください。

パントリーひとつでも、キッチン横に置くのか、玄関から直接入れるようにするのかで使い勝手は変わります。

ランドリールーム・ファミリークローゼット

ランドリールームやファミリークローゼットは、家事ラク間取りでよく見かける人気の設備です。

ただ、「ある=便利」ではありません。

たとえばランドリールームで洗って干せても、家族の服をしまう場所が各個室に分かれていれば、最後にあちこちへ運ぶ作業が残ります。

逆に、ランドリールームの近くにファミリークローゼットがあれば、

洗う→干す→しまう

を短い動線で済ませやすくなります。

とはいえ、ファミリークローゼットを大きく取りすぎれば、その分リビングや個室が狭くなることもあります。

家族全員分をまとめるのか、季節物だけにするのか。通勤着や園・学校用品まで置くのか。

間取りを見るときは、設備名に惹かれるだけでなく、わが家では誰が何をしまう場所なのかまで考えておくと失敗しにくくなります。

ランドリールームやファミリークローゼットについては、今後それぞれ使いやすい広さや配置、間取りの考え方も詳しく整理していく予定です。

子どもの帰宅・学習動線

子どもがいる家庭では、帰宅後の流れも意外と大事です。

玄関を開けて、靴を脱いで、手を洗って、ランドセルを置いて、宿題をする。

この一連の動きがバラバラだと、

「ランドセルしまってー」
「手洗った?」
「宿題どこでやるの?」

が毎日の定番になりがちです。

たとえば玄関近くに手洗いがあり、そのままランドセルや上着を置ける収納があれば、帰宅後の動線をまとめやすくなります。

リビング学習を考えるなら、ダイニングテーブルを使うのか、スタディスペースを作るのかも見ておきたいところ。

ただし、今の子どもの年齢だけで考えすぎるのも注意が必要です。

小学生のうちはリビング学習が中心でも、成長すれば個室で勉強するようになるかもしれません。

だからこそ、

「今ラクか」と「数年後も使い方を変えられるか」

の両方を見ておくと安心です。

子育てしやすい間取りは、子ども専用の設備をたくさん作ることではありません。

家族が自然に動けて、毎日何度も言わなくても片付けや支度がしやすい。

そんな仕組みがあるかどうか。

住宅カタログを見るときも、間取り図の中に家族を歩かせるつもりで眺めてみてください。

LIFULL HOME’S注文住宅のよくある質問

最後に、LIFULL HOME’Sでカタログ請求する前に気になりやすいことをまとめます。

カタログ請求は本当に無料?

はい。LIFULL HOME’S注文住宅のカタログ請求は無料です。

2026年8月時点の公式サイトでも、カタログ一覧に「無料」と表示されています。 (homes.co.jp)

ただし、カタログ請求後に住宅会社と具体的な相談や契約へ進む場合は、当然ながら家づくりそのものに費用がかかります。

「資料を取り寄せて比較する段階」は無料、と考えておけば分かりやすいです。

何社まで資料請求できる?

2026年8月時点では、最大12件までカタログを選択できます。 (homes.co.jp)

とはいえ、上限まで選ぶ必要はありません。

むしろ最初は、本当に気になる会社を数社に絞ったほうが比較しやすいです。

数を集めることより、

「何が違うのかを自分たちで説明できるくらい見る」

ことを意識したほうが、次の行動につながりやすくなります。

まだ具体的な建築時期が決まっていなくても利用できる?

家づくりの情報収集段階でも、カタログを比較する意味はあります。

むしろ、建築時期や予算が完全に固まっていないからこそ、

「どんな会社があるのか」
「どのくらいの価格帯なのか」
「どんな間取りが自分たちに合いそうか」

を知るところから始める人も多いでしょう。

ただし、住宅会社側から見れば問い合わせのひとつです。

まだ具体的に決めていないなら、連絡を受けたときに、

「今は情報収集の段階です」
「建築時期はまだ決まっていません」

と率直に伝えておくと、お互いに話がしやすくなります。

資料請求したら営業電話は来る?

住宅会社から連絡が入る可能性はあります。

LIFULL HOME’S上でカタログを選ぶことは、各住宅会社への資料請求・問い合わせになるためです。

ただし、必ず電話が来る、何度も営業される、と一律には言えません。

連絡方法やタイミングは住宅会社や問い合わせ内容によって異なります。

電話連絡自体を絶対に受けたくない人には、カタログ請求という仕組みが合わない可能性もあります。

反対に、「少し詳しく話を聞いてみたい」と思っている会社なら、連絡を候補選びの材料にすることもできます。

話し方や説明の分かりやすさ、こちらの希望を聞いてくれるかどうかも、住宅会社選びでは意外と大事です。

土地が決まっていなくても資料を集めていい?

土地が決まっていなくても、住宅会社の特徴や施工例、価格帯の目安を知るために資料を集めることはできます。

ただし、実際に建てられる間取りや費用は土地条件によって変わります。

同じ延床面積でも、

  • 土地の形
  • 道路との位置関係
  • 高低差
  • 建ぺい率・容積率
  • 地域ごとの規制

などによって、できることが変わるからです。

土地がまだなら、カタログでは「会社選びの候補を作る」ところまで。

具体的な間取りや見積もりは、土地が決まったあとに改めて確認する。

このくらいに分けて考えると分かりやすいです。

住宅展示場とカタログ請求はどちらが先?

家づくりを始めたばかりなら、先にカタログや施工事例で候補を絞ってから住宅展示場へ行く方法は効率的です。

住宅展示場は、実際の空間の広さや素材、設備を体感できるのが大きなメリット。

一方で、何も分からないまま何社も回ると、情報量が多すぎて疲れてしまうこともあります。

まず自宅で、

「この会社は好き」
「この価格帯なら検討できそう」
「この間取りをもっと詳しく見たい」

と数社まで候補を絞る。

そのあと展示場やモデルハウスで、実物や担当者との相性を見る。

この順番なら、限られた休日も使いやすくなります。

まとめ|まずは「どんな家にしたいか」を見つけるところから始めよう

注文住宅を検討し始めたばかりなら、今すぐ住宅会社を1社に決める必要はありません。

むしろ最初は、

「わが家は何を大事にして家を建てたいんだろう?」

を見つけるところからです。

LIFULL HOME’S注文住宅では、ハウスメーカーや工務店などのカタログ、施工事例、価格帯の目安を比較できます。

カタログ請求は無料で、現在は最大12件まで選べますが、無理にたくさん請求する必要はありません。

本当に気になる会社をいくつか見比べて、

  • 洗濯は今よりラクになりそうか
  • キッチンと水回りを移動しやすいか
  • 片付けやすい収納になっているか
  • 子どもの帰宅や学習の流れを作りやすいか
  • 価格や住宅性能は希望に合いそうか

と、自分たちの生活に置き換えて見てみてください。

カタログだけで契約先を決める必要もありません。

資料で候補を作ったあとに、見積もりや住宅性能、保証、施工事例、土地との相性、担当者とのやり取りまで確認していけば大丈夫です。

家づくりというと、「どのメーカーがいい?」から考えたくなります。

でもその前に知りたいのは、家族がどんな家なら今よりラクに暮らせるのか

そこが見えてくると、住宅会社選びも少しずつしやすくなります。

まだ何も決まっていないなら、「早すぎるかな」と止まる必要はありません。

まずはLIFULL HOME’Sで建てたい地域の住宅会社を見て、気になる数社のカタログを比較するところから始めてみてください。

それが、わが家に合う家づくりの基準を作る最初の一歩になります。

しずくママ

4歳と7歳の息子を子育て中。「完璧じゃなくていい、うまくまわる暮らしを。」をモットーに、家事・子育て・お金のリアルな工夫を発信しています。 好きな言葉:「できるだけ“がんばらず”に、ちゃんと暮らす」