ラクする暮らし

毎日夕方になると、「あぁ、今日の夕飯どうしよう……」と冷蔵庫の前でフリーズする。足元では4歳と7歳の息子たちが「お腹すいたー!」「テレビ見たいー!」と大合唱。おもちゃが散乱するリビングの惨状を見て、そっとため息をつく……。

数年前の私は、まさにそんな余裕のない毎日を送っていました。

仕事から帰ってきて、休む間もなく夕飯を作り、食べさせて、お風呂に入れて、寝かしつけて。私の時間なんて1秒もないのに、夫からは悪気なく「今日のご飯、これだけ?」なんて言われた日には、もう怒りを通り越して涙が出ていました。

SNSを開けば「帰宅後15分でできる一汁三菜!」とか「週末の作り置き完璧ルーティン!」みたいなキラキラした情報ばかり。「みんなちゃんとやってるのに、どうして私だけできないんだろう」「私がもっと手際よく動けばいいんだ」と、自分を責めては睡眠時間を削って頑張る日々。

でも、ある日プツンと糸が切れてしまったんです。子供がコップのお茶を少しこぼしただけなのに、とんでもない大声で怒鳴ってしまい、ハッとしました。「私、こんなお母さんになりたかったわけじゃないのに……」

そこでやっと気づいたんです。「私が頑張ればいい」という根性論では、もう限界なんだって。

家事をラクにするって、決して「手抜き」をすることじゃありません。自分を追い詰めて家族にイライラしてしまうくらいなら、お金や便利なものに頼って「笑顔でいられる時間」を増やすことのほうが、何百倍も大事です。

当時の私のように「とにかく“がんばらず”にラクしたい!」「でも、何から手をつければいいか分からない……」という方に向けて、数々の失敗を繰り返してきた私が、「完璧じゃなくていい、うまくまわる暮らし」を作るための現実的なステップを整理しました。

家事の総量を減らす考え方から、我が家に合った外注や家電の選び方まで、一つずつ一緒に見ていきましょう。

家事をラクにするなら「早くやる」より「家事そのものを減らす」

「家事を時短する」と聞くと、あなたは何を想像しますか?

過去の私は、「私がもっと早く動けるようになればいい!」と思い込んでいました。「15分で夜ごはんを完成させる!」とキッチンタイマーをセットして、必死にフライパンを振り回していた時期があったんです。

結果、どうなったと思いますか?

確かにごはんは早くできた(気がする)のですが、コンロ周りは油ハネでギトギト、使ったボウルや調理器具はシンクに山積み。結局、そのあとの片付けでドッと疲れ果てて、ソファーから動けなくなりました。手作業のスピードアップには限界があるし、何より毎日タイムアタックをしているようで、精神的に全く休まらなかったんです。

「家事を早くやる」という方向性は、自分を追い詰めるだけだと痛感した出来事でした。

そこで発想をガラッと変えて、「家事にかかる時間を短くする」のではなく、「家事そのものの量を減らす」方向にシフトしてみたんです。具体的には、次の4つのステップで我が家の家事を見直していきました。

やらなくても困らない家事を減らす

まずは「そもそもこれ、本当に毎日やらなきゃダメ?」という思い込みを捨てることから始めました。

たとえば、「バスタオルは毎日洗うもの」と思い込んでいませんか?我が家は思い切って、フェイスタオルサイズの少し大きめのタオル(いわゆるビッグフェイスタオル)に変えました。それだけで、洗濯機のカゴはスッキリするし、干すスペースも取らないし、乾きやすい!

他にも、「三角コーナーは置くのをやめて、都度ポリ袋に捨てるだけにする」「麦茶は沸かさず、水出しパックにする」など。一つ一つは小さなことですが、「やらなくても死なない家事」を削っていくと、驚くほど気持ちがラクになりました。

頻度を減らせる家事を探す

次に考えたのが、「やる回数を減らせないか?」ということです。

以前の私は、スーパーに週3〜4回は通っていました。仕事帰りに保育園へお迎えに行き、ぐずる子供をなだめながらスーパーに寄る……もう、想像しただけで疲れますよね。

それを「週末のまとめ買い+平日は足りないものをネットスーパーや生協で頼む」というスタイルに変えました。買い物に行く回数が減っただけで、夕方の時間にポツンと「余白」が生まれたんです。掃除機かけも「毎日やらなきゃ」の呪縛を解いて、「平日は気になったところをコロコロするだけ、しっかり掃除機は週末だけ」と決めてしまうのも一つの手です。

まとめてできる家事はまとめる

「ついでにやる」を仕組み化すると、わざわざ「さぁ家事をやるぞ」と気合を入れる回数が減ります。

たとえば、お風呂掃除。昔は夜にお風呂に入った後、翌朝のバタバタしている時間に洗っていました。でも今は、最後にお風呂に入った人が(多くは夫ですが)、お湯を抜いた直後の温かいうちにサッとスポンジでこすってしまいます。汚れも落ちやすいし、「お風呂掃除という独立した家事」が一つ消えました。

家族・家電・サービスに任せる

ここまでやって、どうしても残る「つらい家事」「やりたくない家事」はどうするか。ここで初めて、「自分以外の誰か(何か)」に頼る選択肢が出てきます。

私が一番初めに頼ったのは、実は夫……ではなく、文明の利器「ドラム式洗濯乾燥機」でした。夫に「これやって!」とお願いすると、「あとでやる〜」と後回しにされてイライラして喧嘩になるのがオチだったからです(笑)。

家電はお金がかかりますが、文句も言わずにスイッチ一つで毎日働いてくれます。どうしても家電で解決できない料理や買い物は、ミールキットや食材宅配サービスに。そして、どうしても手が回らない水回りの大掃除は、年に1回だけプロのハウスクリーニングにお願いするようになりました。

最初から「全部外注!」は家計的に厳しいですが、自分の中で「どうしても手放したい家事」を見極めて、そこにピンポイントでお金やサービスを使う。これが、罪悪感なく暮らしを回すコツだと分かりました。

まず「何の家事がつらいか」を整理しよう

「家事を減らす」という方向性が分かっても、いざ自分の生活を振り返ると「もう全部つらい!全部やりたくない!」ってパニックになりませんか? 私はなっていました(笑)。

でも、全部を一気にやめたり外注したりするのは現実的ではありません。そこで、冷静になって「我が家の場合は、どの家事が一番ストレスなのか」を棚卸ししてみましょう。

自分がどの家事に一番エネルギーを奪われているのか、以下のチェックポイントを見ながら、心の中で「これは嫌だ!」と思うものに丸をつけてみてください。

掃除

  • 時間がかかるし、気づくとホコリが溜まっている
  • 水回り(お風呂、トイレ、キッチン)のヌメリを見るだけで嫌になる
  • 週末の貴重な時間を掃除機かけに奪われたくない
  • 家族が汚すスピードに掃除が追いつかない

洗濯

  • 干す、取り込む、畳む、しまう……工程が多すぎて嫌だ
  • 天気に左右されてスケジュールが狂うのがストレス
  • 子供の食べこぼしや泥汚れの予洗いが面倒
  • 畳んだ端から子供に崩されてイライラする

料理・献立

  • 「今日何作ろう」と冷蔵庫の前で考える時間が一番苦痛
  • 仕事帰りの疲れた頭で、栄養バランスまで考えられない
  • 作っても子供が食べてくれない(残されると悲しい)
  • 食後の食器洗いやコンロの油汚れの掃除が面倒

買い物

  • 子供を連れてスーパーに行くのが地獄(お菓子売り場での攻防など)
  • 牛乳や調味料など、重い荷物を運ぶのが体力的にキツい
  • 特売品を探してスーパーをはしごする時間がもったいないと感じる
  • 買い忘れがあって、またスーパーに戻る絶望感が嫌だ

片付け

  • 「片付けなさい!」と毎日子供に怒っている自分が嫌だ
  • 収納スペースが足りず、とりあえずモノを突っ込んでいる
  • 夫が脱いだ靴下や郵便物が常にリビングに散乱している
  • 急な来客があると、別室にモノを隠すのに必死になる

季節・スポット家事

  • 衣替えのたびに、サイズアウトした服の整理で半日潰れる
  • エアコンのフィルター掃除や換気扇の掃除をずっと見て見ぬふりしている
  • 年末の大掃除を考えるだけで11月くらいから憂鬱になる

どうでしょうか? 複数当てはまる項目があった方は、それが今のあなたにとって「一番優先して手放すべき(減らすべき)家事」です。

私の場合、ダントツで「料理・献立」と「洗濯を干す・畳む」でした。ここをどうにかしないと、一生イライラし続けると気づいたんです。

「自分が一番つらい家事」が何となく見えてきましたか?

次の章からは、その「つらい家事」を具体的にどうやって減らしていくか、家電や宅配サービス、外注など、4つのアプローチとそれぞれのリアルな使い勝手を詳しく比較していきますね。

家事を減らす方法は大きく4つある

「よし、手放すべき家事が見えてきたぞ!」と思った当時の私がまずやったこと。それは、ネットや100円ショップで「時短便利グッズ」を買い漁ることでした。

「これがあれば一瞬で野菜が切れる!」「このスポンジなら水だけでピカピカ!」なんていう謳い文句に飛びつき、キッチンの引き出しは謎の便利グッズでパンパンに。でも結局、パーツを洗うのが面倒だったり、使いこなすまでに時間がかかったりして、お蔵入りしたものばかり。「モノを増やして、逆に管理する手間を増やしてどうするのよ……」と、自分の浅はかさに絶望しました。

そんな失敗を経てたどり着いたのは、家事を減らすためのアプローチは小手先のグッズではなく、大きく分けて4つの選択肢しかないということです。我が家で実践してみて分かった、それぞれのリアルな特徴と費用感を比べてみますね。

自分のやり方を変える

一番お金がかからず、今日からできる方法です。「バスタオルをやめる」「洗濯物を畳まない」「水切りカゴを撤去する」など、当たり前だと思っていた工程を省きます。初期費用も継続費用もゼロですが、家族の理解が必要だったり、「やっぱりちゃんとやらなきゃ」という自分の罪悪感との戦いになることも。

時短家電に任せる

私が一番「もっと早く買えばよかった!」と後悔したのがこれです。初期費用は数万〜十数万円とかなり痛いですが、一度買ってしまえば、あとは電気代だけで毎日文句も言わずに働いてくれます。長期的に見ると、一番コストパフォーマンスが高い投資だと実感しています。

宅配サービスを使う

「買い物に行く時間」と「献立を考える時間」を丸ごと削れる魔法です。サービスによっては、実店舗で買うより少し割高になったり、送料や継続費用(月額・年額)がかかったりします。でも、「子供を連れてスーパーで疲弊する時間」をお金で買っていると思えば、決して高くはないと感じています。

人・専門サービスへ外注する

他人に家に入られるハードルや、「私がやればタダなのに」という抵抗感が一番強いのがこれ。1回あたり数千円〜数万円かかるので、毎週頼むのは我が家の家計では厳しいです。ただ、年末の大掃除や、どうしても疲れ果てた時のお守りとして「スポット(単発)」で使うと、驚くほど心が軽くなります。

この4つの中で「どれが正解」ということはありません。全部の家事を外注したら家計が破綻しますし、全部自力でやろうとしたら自分が破綻します。大切なのは、先ほど見つけた「一番つらい家事」に対して、どの方法が一番しっくりくるか(お財布と心に無理がないか)を組み合わせることなんです。

掃除をラクにしたいならどうする?

さて、ここからは家事のジャンル別に、具体的な「減らし方」を見ていきましょう。まずは「掃除」です。

昔の私は、週末になると不機嫌の塊でした。平日は全く掃除機をかける余裕がなく、週末の朝、せっかくのお休みなのにゴロゴロしている夫とテレビを見ている子供たちを横目に、私一人で掃除機をかけ、トイレを磨き、お風呂の排水溝の髪の毛を取る……。「なんで私ばっかりこんなことやってるの!?」って、よくキレていました。

でも、やり方と頼る先を変えたことで、今では週末に「あー、掃除しなきゃ」と憂鬱になることはほぼなくなりました。

普段の掃除は仕組み化する

掃除をラクにする第一歩は、「いかに汚れを溜めないか」「掃除のハードルを下げるか」です。我が家では、シャンプーボトルから掃除道具まで、水回りのものは徹底的に「浮かせる収納」にしました。どかして拭く、というアクションがなくなるだけで、ついで掃除が劇的にラクになります。

ロボット掃除機など家電へ任せる

そして、我が家の掃除の負担を激減させてくれた最大の功労者が、ロボット掃除機です。「床にモノが散らかってるから、うちには無理」と最初は諦めていました。でも、逆に「ロボット掃除機を走らせるために、床のモノだけは拾って寝よう」という習慣がついたんです。朝起きて、裸足で歩いても床がザラザラしない感動たるや……! 週末に私が掃除機をかける時間は、見事にゼロになりました。

頑固な汚れはハウスクリーニングも選択肢

どんなに日常の掃除を仕組み化しても、エアコンの内部や換気扇の油汚れ、お風呂のエプロン裏の黒カビなど、素人ではどうにもならない汚れは溜まります。昔は年末にマスクとゴム手袋をして半泣きでやっていましたが、今は「年に1回、プロにお金で解決してもらう」と割り切りました。1箇所1〜2万円ほどかかりますが、ボーナス払いの価値は十分にあります。プロの道具と洗剤でピカピカにしてもらうと、「またこの綺麗さをキープしよう」とモチベーションも上がるんです。

日常家事ごと任せたいなら家事代行

「そもそも、お風呂掃除もトイレ掃除も、日々の片付けも全部やりたくない!」というくらい疲弊している時期なら、家事代行サービスに頼るのも立派な選択肢です。掃除特化のハウスクリーニングとは違い、家事代行は「日常の掃除機かけから水回り、ちょっとした片付け」までを時間単位でお願いできます。「月に1回だけ、水回り全部リセットしてもらう」という使い方なら、数千円〜1万円程度で心に大きなゆとりが生まれますよ。

洗濯をラクにしたいならどうする?

掃除の次に私を苦しめていたのが、洗濯です。

長男が保育園に入った頃、泥だらけの服やタオルが毎日大量に出るようになりました。子供たちを寝かしつけた後、夜中にベランダで一人、冷たい風に吹かれながら靴下をペアにして干していると、急に雨が降ってきて全部やり直しに……。あの時ベランダで泣きそうになったことは、今でも忘れられません。

「なんで私だけ、こんな終わりのない作業を毎日やってるの?」という絶望感から抜け出すために、洗濯の工程を一つずつ削ぎ落としていきました。

干す・たたむ工程を減らす

洗濯の中で一番時間がかかるのが「干す」と「たたむ」作業です。ここをどうにかしないと私の睡眠時間は確保できないと思い、まずは「すべてをきちんとたたんでタンスにしまう」という呪いを解きました。

大人の普段着や子供の保育園着は、ハンガーにかけて干し、乾いたらそのままクローゼットのポールにかけるだけの「ハンガー収納」に変更。タオル類や下着は、たたまずに人別のカゴに「ポイポイ投げ入れるだけ」にしました。「しわくちゃになったらどうしよう」と最初はソワソワしましたが、着てしまえば誰も気にしませんし、何より私のイライラが激減したのが最大の収穫です。

洗濯乾燥機など家電へ任せる

我が家が導入して一番「人生が変わった!」と叫びたくなったのが、ドラム式洗濯乾燥機です。

正直、初期費用はかなり痛かったです。でも、「干す」「取り込む」という一番嫌いな工程がボタン一つで消滅したんです。夜にスイッチを押せば、朝にはフワフワに乾いている。天気に左右されないから「ああっ、今日雨じゃん!」という朝の絶望からも解放されました。

ドラム式をフル活用するために、「乾燥機にかけられない服(シワになりやすい服やデリケートな素材)は極力買わない」というマイルールも作りました。服の選び方を変えるだけで、洗濯のハードルはさらに下がります。

特殊衣類・衣替えは宅配クリーニング

ドラム式で日常の洗濯はクリアできましたが、悩みの種だったのが冬物のコートやニットです。

家族4人分の冬服でクローゼットは常にパンパン。春になると重い腰を上げてクリーニング店に持っていき、仕上がったらまた車で取りに行く……。これも地味に大きなストレスでした。

そこで試してみたのが、自宅から箱に詰めて送るだけの「宅配クリーニング」です。中でも感動したのが「保管サービス付き」のもの。冬服を春に送ってクリーニングしてもらい、そのまま次の秋まで預かってくれるんです! クローゼットはスッキリするし、重い荷物を運ぶ手間もゼロ。お金はかかりますが、「収納スペースの家賃」と「私の労力」を考えたら、十分すぎる費用対効果でした。

収納まで含めて家事の流れを見直す

洗濯をラクにするには、「洗う」から「しまう」までの動線を短くすることも大切です。

以前は、1階で洗って、2階のベランダに干して、1階の和室でたたんで、2階の寝室にしまう……という、家の中を無駄に行ったり来たりする謎のフルマラソンをしていました。今は、洗濯機のすぐ横に家族分の下着とパジャマを入れるチェストを置き、乾燥が終わったらその場でポイポイしまえるようにしています。動線を見直すだけで、洗濯にかかる時間は体感で半分以下になりました。

料理・献立をラクにしたいならどうする?

私にとって家事の中でも一番のラスボスだったのが「料理」です。

仕事帰り、お腹をすかせて機嫌が悪い子供2人を自転車に乗せ、スーパーに駆け込む。野菜売り場で「今日何作ろう……」とフリーズし、結局思いつかなくてお惣菜コーナーへ。「手作りじゃないなんてダメなお母さんだ」と勝手に罪悪感を抱えながら、レジに並んでいました。

「料理=手作りで栄養満点じゃなきゃいけない」という強迫観念をどう手放したか、我が家の乗り越え方をご紹介します。

毎日一から献立を考えない

料理の何が辛いって、「作る」ことより「献立を考える」ことだったんです。「昨日はお肉だったから今日は魚? でも子供は魚食べないし……」なんて考えているだけで、どっと疲れますよね。

そこで、平日の献立をガチガチに固定化してみました。「月曜はうどん、火曜はお肉を焼くだけ、水曜はカレー、木曜は魚、金曜は余り物でチャーハン」といった具合です。決めてしまうと、「今日何しよう」と悩む時間がゼロになり、スーパーでの買い物も驚くほどスムーズになりました。「毎週同じメニューだと飽きるかも?」と思いましたが、子供って意外とカレーとうどんが続いた方が喜んだりするんですよね。

ミールキットを使う

「献立を考えるのも、野菜を切るのも、もう無理!」という平日の夜を救ってくれたのがミールキットです。

カット済みの野菜と肉、そして合わせ調味料がセットになって届くので、フライパンで炒めるだけで10分後には立派なメインおかずが完成します。生協(コープ)やオイシックスなど、いくつかのサービスを試しましたが、この「私がゼロからやらなくても、ちゃんと手作りした感がある」というのが精神的にすごく助かりました。スーパーに行く頻度も減るので、体力的な消耗も防げます。

宅配弁当で料理そのものを休む

「今日はミールキットのフライパンを洗う気力すらない……」という、HP(ヒットポイント)ゼロの日もあります。そんな日の我が家の最終兵器が、冷凍の「宅配弁当(宅食)」です。

最初は「冷凍弁当なんて、子供に食べさせるのは気が引けるな」と思っていました。でも、最近の宅配弁当って、管理栄養士さんが監修していて野菜もたっぷり。私が疲れ果てて不機嫌な顔で作った適当なご飯より、よっぽど栄養バランスが良いんです(笑)。

冷凍庫に「チンするだけのお弁当」がストックされているという事実だけで、「いざとなればアレがある!」とお守りのような安心感に繋がっています。

家事代行へ作り置きを頼む方法もある

「手作りの美味しいおかずを食べたいけれど、平日はどうしても作る時間がない」という方には、家事代行で「料理の作り置き」をお願いするという手もあります。

月に1回か2回、プロの方が家に来て、冷蔵庫にある食材で数日分のおかずを一気に作ってくれるんです。タッパーにずらりと並んだ美味しそうな常備菜を見たときは、「あぁ、私以外の誰かが家族のためにご飯を作ってくれた……」と、なんだか泣きそうになるくらい嬉しかったです。

普段はミールキットで乗り切り、本当にキツい時期だけ作り置きを頼む、という使い分けもおすすめですよ。

買い物をラクにしたいならどうする?

料理と同じくらい、当時の私のHP(ヒットポイント)をゴリゴリ削っていたのが「買い物」でした。

保育園のお迎え後、イヤイヤ期真っ盛りの次男と、ウロチョロする長男を連れてのスーパー。これがもう、本当に地獄なんです。お菓子売り場で「これ買ってー!」とひっくり返る次男をなだめ、長男をカートの周りに留め置きながら、頭の中で献立を考える。レジに並ぶ頃には全員が不機嫌になり、牛乳やキャベツなど重い荷物を両手に下げて帰宅する頃には、もう私の気力はマイナスでした。

「買い物に行くだけで、なんでこんなに疲れなきゃいけないの……」

そんな絶望から私を救い出してくれたのが、スマホ一つで完結するお買い物サービスたちです。我が家でどのように使い分けているか、リアルな感想をお伝えしますね。

ネットスーパー

「どうしても今日スーパーに行きたくない!」という日に大活躍するのが、イトーヨーカドーやイオンなどのネットスーパーです。

前日の夜や当日の朝にスマホでポチッとしておけば、夕方には玄関先まで届けてくれます。お肉や野菜の鮮度を自分の目で見られない不安は少しありましたが、プロがしっかり選んでくれるので、今まで変なものが届いたことはありません。むしろ、重い牛乳やお米、かさばるオムツを運ばなくていいのが神!「店舗を歩き回る時間」と「重い荷物を運ぶ体力」を丸ごと手放せました。

食材宅配

生協(コープ)やオイシックスなどの食材宅配は、ネットスーパーよりも「計画的」に使いたい時に便利です。

週に1回、決まった曜日に届くので、「水曜日にはお肉と野菜がドサッと来るから、それまでは冷蔵庫にあるもので乗り切ろう」というベースができます。安心・安全なこだわりの食材が買えたり、先ほどお話しした「ミールキット」が充実していたりするのが特徴。スーパーには売っていない子供向けのおやつや冷凍食品も多く、「もう夕飯作れない!」という日のための冷凍ストックとして重宝しています。

日用品宅配

トイレットペーパー、洗剤、シャンプーなど、重くてかさばる日用品は、もう実店舗では買わなくなりました。

Amazonや楽天、LOHACO(ロハコ)などの通販サイトでポチッとするだけ。休日にホームセンターへ行き、大きなカートを押してレジに並ぶ……あの名もなき家事の時間を、丸ごと家族との遊びの時間に変えることができました。

定期購入・まとめ買い

日用品に関してもう一つ、私をイライラさせていたのが「買い忘れ」です。

お風呂に入ってから「あ、シャンプー詰め替えないと……って、ストックがない!」と気づいた時の、あの絶望感(笑)。これを防ぐために、いつも使う洗剤や柔軟剤は「定期購入(Amazonの定期おトク便など)」にしてしまいました。月に1回や2か月に1回など、設定した間隔で勝手に届くので、「ストックを気にする」という脳のメモリを使わずに済みます。

スーパーに行くのを「当たり前」から「オプション」に変えるだけで、夕方の時間の流れが驚くほど穏やかになりますよ。

時短家電・宅配・家事代行はどう使い分ける?

ここまで、家事を減らす様々な方法(家電・宅配・外注)をご紹介してきました。でも、当時の私はここで大きな壁にぶつかりました。

「どれも便利そう! じゃあ全部やろう!」と手当たり次第に手を出した結果……気づけばカードの引き落とし額がとんでもないことに。夫からは「こんなにお金使って、本当に大丈夫なの?」と呆れられ、家事を減らすどころかお金の不安で頭がいっぱいになってしまったんです。

そう、家事をラクにするサービスや家電は「使い分け」が命。予算には限りがありますから、「どこに投資すれば一番コスパが良いか(=私のストレスが減るか)」を見極める必要があります。

失敗を経て我が家がたどり着いた、「使い分けの最適解」をお伝えしますね。

毎日繰り返す家事は時短家電と相性がいい

洗濯、食器洗い、床の掃除機かけ。これらは「ほぼ毎日、絶対に必要な家事」ですよね。こういう毎日のルーティンには、思い切って「時短家電(ドラム式洗濯機、食洗機、ロボット掃除機など)」に投資するのが一番コスパが高いです。

初期費用として数十万円飛んでいくのは本当に痛いですが、一度買ってしまえば、数年間は文句も言わずに毎日タダ同然(電気代と水代だけ)で働いてくれます。私の場合、「毎日の家事」が自動化されたことが、一番精神的なゆとりに直結しました。

買い物・食事準備は宅配サービスと相性がいい

料理や買い物は、「毎日必要」ですが、機械が自動でやってくれるものではありません。だからこそ、ここには「宅配サービス(食材宅配、ネットスーパー、ミールキット)」を当てます。

毎週・毎月の継続費用はかかりますが、「店舗への往復時間」「重い荷物」「献立に悩む時間」という、体力的・精神的な消耗を大幅にカットできます。我が家では、外食を月に1〜2回減らし、その浮いたお金をミールキット代に回すことで、家計のバランスを取るようにしました。

人でないと対応しにくい家事は家事代行

「脱いだ服を拾う」「テーブルの上を片付ける」「郵便物を仕分ける」といった、いわゆる「名もなき家事」は、機械にはできません。また、「部屋中がもうめちゃくちゃで、どこから手をつけていいか分からない」という状態の時は、家事代行サービスの出番です。

定期的に来てもらうとお金がかかりますが、「月に1回、プロが来てリセットしてくれる」というだけで、「今は散らかっていても、来週プロが来るから大丈夫!」と心のお守りになります。

頻度は低いが重労働ならスポット外注

エアコンクリーニング、換気扇の油汚れ、年末の大掃除など。「年に数回しか発生しないけれど、やると半日潰れる重労働」は、迷わずハウスクリーニングなどの「スポット(単発)外注」です。

年に1回、1〜2万円を払ってプロの技術でピカピカにしてもらう。その間に、自分は子供と公園へ行ったり、カフェでゆっくり休んだりする。これは浪費ではなく、立派な「自分と家族への投資」だと私は考えています。

「全部」をプロやサービスに頼る必要はありません。自分の中で「これは機械に任せよう」「これはお金を払って人に頼もう」というメリハリをつけることで、罪悪感なく、そして家計を壊すことなく、暮らしを回していくことができますよ。

全部使う必要はない|まずは負担の大きい家事を一つ減らす

ここまで読んで、「なるほど!じゃあ、明日から洗濯機を買い替えて、ネットスーパーに登録して、家事代行も呼ぼう!」と思った方……ちょっと待ってください!

実は私、家事をラクにしようと決意した当初、焦って一気に生活を変えようとして大失敗したことがあるんです。

新しい家電の操作を覚えなきゃいけない、ネットスーパーの注文締切時間を気にしなきゃいけない、家事代行の人が来るからと慌てて部屋を片付ける……。家事を減らすための「新しい仕組み」を一気に導入しすぎたせいで、私自身のキャパシティを超えてしまい、かえって家族を混乱させてしまいました。夫からは「なんだか最近、前よりピリピリしてない?」と言われる始末。本末転倒ですよね。

生活全体を一度に変える必要はありません。まずは「これだけは本当にムリ!」という負担の大きい家事を一つだけ選んで、そこだけを手放してみてください。選ぶ基準は次の4つです。

一番時間がかかる家事

たとえば「毎日スーパーに行ってから夕飯を作るまでの2時間」。このまとまった時間がなくなるだけで、子供と一緒にお風呂にゆっくり入ったり、好きなテレビを見たりする余白が生まれます。時間がかかるものを一つ手放すのが、一番「ラクになった!」という実感を持ちやすいです。

一番嫌いな家事

時間はかからなくても、「これをやると思うだけで憂鬱になる」という家事はありませんか? 私の場合は「お風呂の排水溝の掃除」と「アイロンがけ」でした。嫌いな家事を手放すと、家事に取り掛かる前の「あー、やりたくないな……」という無駄な精神的ストレッサーが消え、一日をゴキゲンに過ごせるようになります。

毎日発生する家事

洗濯や食器洗いなど、365日休みのない家事は、塵も積もれば山となる負担です。ここを一つ自動化(家電に任せるなど)できると、毎日決まった時間に「自分の手が空く時間」が強制的に作れるので、疲労回復の効果が絶大ですよ。

家族で分担してもうまくいかない家事

「ゴミ出しお願いねって言ったのに、なんで忘れるの!?」と、分担することで逆に夫婦喧嘩が増えてしまう家事。相手に期待して裏切られるストレスを抱えるくらいなら、「プロや機械に任せて、夫婦どちらもやらない」という選択をした方が、家庭内の平和が保たれます。

お金を使って家事を減らすのはもったいない?

「家事を減らす方法は分かったけれど、やっぱりお金を使うのはもったいない気がする……」「私が少し我慢して動けば、タダで済むのに」

そのお気持ち、痛いほど分かります。私も昔は、ドラム式洗濯機の値段を見て「こんなの買えるわけない! だったら私が早起きして干せばいいだけだし」と意地を張っていましたし、お惣菜を買うことすら「贅沢している」と謎の罪悪感に苛まれていました。

でも、「私がやれば無料」という考え方は、実は大きな罠だったんです。

自分でやる家事にも時間というコストがある

自分が動けばお金は減りませんが、「時間」と「体力」、そして「心のゆとり」は確実に減っていきます。睡眠時間を削ってイライラしながら家事をした結果、子供に八つ当たりして自己嫌悪で泣く……あの時の私には、「自分の心の健康=最大の資産」だという視点がスッポリ抜け落ちていました。お金で解決できる家事を手放すことは、決して手抜きではなく、「笑顔でいられる時間を買い戻している」のだと気づいたんです。

時短家電は長期間繰り返し使える

初期費用が何十万もする時短家電は、買う時こそ勇気がいりますが、長期的なコスパは最強です。たとえば20万円のドラム式洗濯乾燥機を5年間(約1800日)毎日使ったとしたら、1日あたり約110円。たった110円で、あの「夜中に一人でベランダで干す虚無感」から一生解放されると考えたら……「もったいない」どころか「もっと早く買えばよかった!」と心から思いました。

宅配・家事代行は必要なときだけ使える

家電と違い、サービス系は「どうしても無理!」という時だけスポットで使うことができるのがメリットです。「毎週頼むと家計が厳しいから、私が特に疲れる木曜日だけミールキットにする」「年に1回、私の誕生月だけは家事代行にお願いして何もしない日を作る」など、必要な時に必要な分だけ頼れば、無駄遣いにはなりません。

家計を圧迫するなら利用頻度を調整する

とはいえ、家計のバランスは絶対に守らなければなりません。過去の私のように「ラクだから」と全部を外注して引き落とし額に青ざめてしまっては、今度は「お金の不安」で心が疲弊してしまいます。「時短で浮いた時間を使って、副業で少し稼ぐ」というサイクルが作れれば理想ですが、まずは「外食を1回減らして、その分を食材宅配の月額に回す」など、今ある予算の中でお金の使い道(配分)を変えてみるのがおすすめです。

共働き・子育て家庭は「家事分担」だけで解決しなくていい

「家事がしんどい。もっとラクになりたい」と思った時、一番最初に思い浮かぶ解決策って何でしょうか。おそらく多くの人が、「夫(妻)にもっと手伝ってもらう=家事分担を見直す」ことだと思います。

私も例に漏れず、長男が保育園に入って仕事に復帰した直後、壮絶な「家事分担バトル」を繰り広げていました。

エクセルで「我が家の家事タスク一覧100」みたいなものを作り、冷蔵庫にホワイトボードを貼って「これは私がやった」「これはあなたがやっていない」と可視化して、きっちり半分に分けようとしたんです。

でも、結果はどうだったか。
「私の方がこんなにやってるのに!」「俺だって仕事で疲れてるんだよ!」と、毎晩のように険悪な空気に。相手がやっていないタスクを見つけてはイライラし、相手のやり方が雑だとさらにイライラする。家事分担を明確にしたせいで、家庭内が「どっちがより多く休めるか」を奪い合う、ギスギスした戦場になってしまったんです。

半分に分けても家事の総量は変わらない

あの時の大失敗で痛感したのは、「膨大な家事の山を夫婦で半分こしたところで、二人の疲労の総量は全く減っていない」という残酷な事実でした。

100ある家事を、私が90やって夫が10やっていたのを、50と50に分けたとします。確かに私の負担は減りますが、今度は夫が疲れ果てて不機嫌になります。結局、家の中に「疲れてイライラしている大人」が常にいる状態は変わらず、家庭の空気は少しも良くならなかったんです。

「誰がやる?」の前に「やめられない?」を考える

夫婦で押し付け合いをして喧嘩になるくらいなら、「そもそもこの家事、誰もやらなくていいようにできない?」と考える方が、よっぽど平和的で建設的だと気づきました。

「どっちがお皿を洗うか」でジャンケンして負けた方が不機嫌に洗うくらいなら、食洗機を買って機械に洗ってもらえばいい。「どっちが休日にスーパーへ買い出しに行くか」で揉めるなら、ネットスーパーでポチッと頼めばいいんです。

「誰がやるか」の前に、「どうすればやめられるか」を考える。この順番に変えただけで、夫への無駄なイライラがスーッと消えていきました。

家族・家電・サービスへ分散する

今では、我が家の家事分担は「私・夫」の二択ではありません。

「私・夫・ドラム式洗濯乾燥機・食洗機・ロボット掃除機・コープの配達員さん・たまに来てくれる家事代行スタッフさん」という、巨大なチーム戦で暮らしを回しています(笑)。

人手(機械手?)が増えれば、私と夫が担当するタスクはグッと減ります。お互いに心と体力の余裕ができると、「あ、麦茶沸かしておくね」「ゴミまとめておいたよ」と、自然に相手を思いやる自発的な行動が増えました。ホワイトボードで管理して睨み合っていた頃より、今のほうがずっと「夫婦で協力して暮らしている」という実感があります。

家事を外注するときは「定期」と「スポット」を使い分ける

「よし、我が家も家電やサービスに頼って家事を減らそう!」と決意したあなた。素晴らしい一歩です。でも、ここで一つだけ、私の痛い失敗談を聞いてください。

家事を外注することに味を占めた私は、ある時期、食材宅配、ミールキットのサブスク、お掃除代行など、あらゆるサービスを「毎月定額コース」で契約しまくりました。

結果、どうなったか。
「今週は夫の飲み会が多くてミールキットが余っちゃった」「今月は週末に外食ばかりで食材を腐らせた」ということが頻発。使っていないサービスにお金を払い続けることになり、結局「もったいないから解約しよう……」と、元のしんどい生活に逆戻りしかけたんです。

便利なサービスは、なんでもかんでも「定期契約」すればいいわけではありません。自分のライフスタイルに合わせて、「定期(ずっと頼む)」と「スポット(単発で頼む)」を賢く使い分けるのが、家計を圧迫せずに長続きさせるコツです。

毎週発生する負担なら定期利用

ミールキットや日用品の定期便など、「毎週・毎月必ず発生し、それが確実に自分の負担を減らしてくれるもの」は定期利用に向いています。

我が家の場合、「月曜〜水曜の夕飯」は一番疲労が溜まってイライラしやすい魔の時間帯なので、ここだけは「ミールキット(または生協の冷凍弁当)」を定期で頼むと決めています。確実に消費するペースが分かっていれば、食材を無駄にすることもなく、コスパ良く使い倒せます。

年に数回ならスポット利用

一方で、エアコンクリーニングや換気扇の掃除、年末の大掃除などは、迷わず「スポット利用(単発)」です。

「毎月定額で少しずつお掃除に来てもらえば常に綺麗かも?」と考えたこともありましたが、我が家の場合は「月に1回他人が家に入る」という緊張感の方がストレスでした。それよりも、「1年に1回、お正月前にプロにガッツリ綺麗にしてもらう」と割り切った方が、気楽で満足度も高かったです。

忙しい時期だけ頼む方法もある

家事代行や宅配サービスは、「一生頼み続けなきゃいけない」という決まりはありません。

「今月は仕事の繁忙期で毎日残業だから、この1ヶ月だけ週1回作り置きをお願いしよう」「下の子のイヤイヤ期が酷すぎて買い物が地獄だから、半年間だけネットスーパーをフル活用しよう」というように、しんどい時期を乗り切るための「一時的なお守り」として使うのも大正解です。

使わなくなったサービスは固定費化させない

これ、本当に気をつけたいポイントです!
「最近、子供も大きくなって週末の買い物がラクになってきたな」と感じているのに、「なんとなく便利だから」「解約手続きが面倒だから」と、惰性で宅配サービスなどの月額料金を払い続けていませんか?

生活のフェーズが変われば、必要なサポートも変わります。使わなくなったなと思ったら、サクッと休止や解約をして、その分のお金を「今の自分」を一番助けてくれる別のものに回しましょう。

家事をラクにするサービス・家電を選ぶときの注意点

「時短」「ラクになる」と聞くと、つい財布の紐が緩んでしまいそうになりますよね。でも、ちょっと待ってください!

私、SNSで「これに材料を入れるだけで絶品料理が完成!」とバズっていた高額な自動調理鍋を、勢いでポチッとして大失敗した過去があるんです。

確かに料理は完成するのですが、我が家のやんちゃな息子たちはその凝った料理を食べてくれず……。しかも、パーツが多くて洗うのがとんでもなく面倒。結局、数回使っただけでキッチンの肥やしになり、「数万円もしたのに……」という自己嫌悪だけが残りました。

「ラクになるはずが、逆にストレスを増やしてしまった」なんて本末転倒なことにならないために、家電やサービスを選ぶときの「絶対外せない5つのチェックポイント」を、私の黒歴史とともにお伝えします。

便利そうという理由だけで導入しない

「SNSでみんなが絶賛しているから」「なんか最先端でカッコいいから」という理由だけで導入するのは一番危険です! 先ほどの自動調理鍋の私ですね(笑)。
「誰かにとって便利なもの」が、「あなたにとって便利」とは限りません。まずは「本当に我が家にそれが必要か?」と、深呼吸して3日くらい寝かせて考える癖をつけましょう。

どの家事がどれくらい減るか確認する

新しいものを導入するときは、「今の自分の“どの作業”が、“何分”減るのか」を具体的にイメージしてください。
例えば、食洗機。「洗う」時間はゼロになりますが、「予洗いして庫内に並べる」時間と「洗い終わった食器を食器棚に戻す」時間は残ります。「全自動で全てが終わるわけではない」という現実を知った上で、それでも「洗う・拭く」という一番嫌な工程が消えることに価値を感じるかどうかが判断基準です。

利用料金・維持費を確認する

家電は「買って終わり」ではありません。ロボット掃除機の紙パック代、食洗機の専用洗剤、そして電気代など、地味にランニングコストがかかります。
宅配サービスや家事代行も同じです。「初回お試し500円!」に飛びついて契約したけれど、2回目以降の通常料金が家計の予算をオーバーしていて、泣く泣く解約するハメになった……なんてことも(経験済みです)。「ずっと使い続けた場合の、毎月の継続費用」を必ず事前に計算してください。

自分の生活スタイルに合うか試す

いきなり高額な家電を買ったり、年間契約を結んだりするのはギャンブルです。
今は、家電のお試しレンタルサービス(サブスク)も充実しています。ルンバが我が家の段差を乗り越えられるか、本当にゴミを吸ってくれるかは、実際に2週間レンタルして検証しました。宅配弁当やミールキットも、ほとんどの会社が「初回限定のお試しセット」を用意しています。まずは一番ハードルの低い方法で「我が家の暮らしにフィットするか」を試着してみるのが鉄則です。

契約・解約条件も確認する

これが一番厄介なのですが、定期サービスの「解約のしやすさ」は契約前に必ずチェックしてください!
以前、解約ボタンがサイトのどこにあるか全く分からず、電話も繋がらない……というサービスに引っかかり、無駄な月額料金を払い続けた悔しい思い出があります。「ネットのマイページからボタン一つで休止・解約できるか」、あるいは「最低利用回数の縛りはないか」を、申し込む前に必ず利用規約で確認しましょう。

「ラクする暮らし」はこの順番で始める

ここまで、家事を減らすための色々な選択肢や、失敗しないための選び方をお話ししてきました。

「よし、我が家も少しずつ変えていこう!」と思っていただけたなら、先輩ママとして最高に嬉しいです。最後に、私が数々の失敗と遠回りを経て見つけた「絶対に挫折しない、家事を手放す5つのステップ」を整理しておきますね。

いきなりカードを切って家電を買うのではなく、ぜひこの順番で進めてみてください。

① つらい家事を一つ決める
まずは、今の生活の中で「これが一番嫌だ!」「これのせいで私が不機嫌になっている!」という親玉を一つだけ見つけます。(全部いっぺんに変えようとすると、家族がパニックになるので絶対に一つだけです!)

② その家事をやめる・頻度を減らせないか考える
お金をかける前に、まずは「やめる」工夫ができないか考えます。バスタオルをやめる、毎日掃除機をかけるのをやめる、アイロンがけが必要な服を買うのをやめる……。マイルールを変えるだけで解決するなら、それが一番コスパが良いです。

③ 家電で自動化できないか考える
やめることができず、毎日のように発生する家事なら、「時短家電」に任せられないか検討します。初期費用はかかりますが、毎日文句を言わずに働いてくれる機械は、長期的に見れば最強の相棒になります。レンタルで試せるなら、まずはそこから。

④ 宅配サービスで工程を減らせないか考える
料理や買い物など、機械が代われないものは「宅配サービス」の出番です。ネットスーパー、食材宅配、ミールキットなどを活用して、「店舗へ行く時間」や「献立に悩む時間」などの工程をアウトソーシングします。家計と相談しながら、しんどい曜日だけ使うなどのメリハリが大事です。

⑤ それでも負担なら人・専門サービスへ任せる
家電でも宅配でも解決できない、あるいは「もう限界、誰か助けて!」という状態になったら、家事代行やハウスクリーニングなどのプロを頼りましょう。定期利用は予算が必要ですが、お守り代わりの「スポット(単発)利用」だけでも、心は劇的に救われます。

この順番で少しずつ「やらなくていいこと」を増やしていくと、いつの間にか、夕方に子供の顔を笑顔で見られる時間が増えているはずですよ。

家事の悩み別|次に読む記事を選ぶ

ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。「我が家も、何か一つ手放してみようかな」と少しでも思っていただけたなら嬉しいです。

でも、「じゃあ具体的にどのサービスがいいの?」「うちの場合はどこから手をつければいい?」と、まだ迷っている方も多いと思います。

そんな過去の私と同じように悩むあなたに向けて、さらに詳しくステップアップできる記事を用意しました。今のあなたの「一番のモヤモヤ」に合わせて、次に読む記事を選んでみてくださいね。

家事全体を時短したい

「とにかく今の生活がギリギリで、家事全体を見直したい!」「もっと具体的な『やめられる家事』のアイデアが知りたい」という方は、我が家が実践して効果があった時短の基本ルールをまとめたこちらの記事をどうぞ。
家事全体を減らす方法を見る

掃除を自分でやるか業者に頼むか迷っている

「週末のトイレやお風呂掃除から解放されたい」「でも、ハウスクリーニングってお金持ちが使うものでしょ?」と足踏みしている方はこちら。自分でやるべき場所と、プロに任せるべき場所の賢い線引きについて、私の失敗談を交えて解説しています。
掃除を自分でするか業者へ頼むか判断する

買い物・料理をラクにしたい

「夕方のスーパーでの子供との戦いを終わらせたい」「毎日の献立地獄から抜け出したい」という切実な悩みには、各種宅配サービスが最強の味方です。ネットスーパーと食材宅配、結局どっちが我が家に合っているの?という疑問をスッキリ解決します。
ネットスーパー・食材宅配の違いを比較する

家事そのものを外注したい

「もうとにかく限界!誰かに家事を丸投げしたい日がある!」という、HPゼロの日は誰にだってあります。家事代行や便利屋など、「人を頼る」サービスの種類と、家計を壊さない上手な使い方を整理しました。
家事そのものを外注してラクになる方法を見る

家電・宅配・家事代行のどこにお金を使うか迷っている

「ドラム式洗濯機を買うべき? それとも家事代行を頼むべき?」と、限られた予算の使い道で迷っている方はこちら。私の無駄遣いによる大反省をもとに、「時間とお金」の両面から考えた、一番コスパの良い投資先をお伝えします。
家事代行・宅配・時短家電の費用対効果を比べる

まとめ|家事を頑張ってこなすより「やらなくていい家事」を増やそう

かつての私は、「良いお母さん」になりたくて必死でした。
手作りのご飯を出して、部屋はいつもピカピカで、休日は手作りのおやつを焼いて……そんなSNSの中の理想像を追いかけて、結局いつもイライラし、睡眠不足で夫に八つ当たりし、子供のちょっとしたワガママに大声で怒鳴ってしまう。

「私、何のためにこんなに頑張ってるんだろう」と、夜中に洗面所で一人泣いた日は数え切れません。

そこから、数々の失敗を繰り返しながら「家事を減らす」工夫をしてきて、やっと気づいたんです。

家事をラクにするのは、「サボってダラダラするため」じゃありませんでした。
子供が「見て見て!」と言ったときに、「ちょっと待って、今忙しい!」と言わずに「どうしたの?」と笑顔で振り向くため。
夫婦で「今日のご飯、どっちが作る?」と険悪にならずに、休みの日に笑い合いながらコーヒーを飲むため。
そして何より、すり減ってボロボロだった「自分自身」を取り戻すためだったんです。

「私がやればタダだから」という呪いは、もう終わりにしましょう。
あなたの時間と笑顔には、どんな高価な家電やサービスにも代えられない価値があります。

完璧にできなくたって大丈夫。ご飯がお惣菜の日があっても、洗濯物が畳まれていなくても、家族が笑って生きていれば100点満点です。

まずは今日、一番嫌いな家事を一つだけ「やらない方法」を考えてみませんか?
このブログが、あなたと家族の「余白の時間」を作るための、小さなヒントになれば心から嬉しいです。

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