こんにちは!4歳と7歳のやんちゃな息子たちに日々振り回されているママ、しずくです。
子どもの教育費や、私たちの老後資金のことを考えて、最近はNISAでの積立投資や日々の節約を頑張っているママも多いんじゃないでしょうか。私もその一人です!
でも、コツコツ節約や投資を頑張っていても、ドカン!と大きな出費があると、せっかくの家計プランが崩れちゃいそうでヒヤヒヤしますよね…。
その代表格が、マイホームの「外壁塗装」。
築10年も過ぎてくると、なんとなく汚れが目立ってきたり、ポストに「そろそろ塗り替え時期ですよ」なんてチラシが入っていたり。突然、訪問販売の人が来て「このまま放置すると大変なことになりますよ!」なんて不安を煽られて、ドキッとした経験はありませんか?
「必要だとは思うけど、とにかく高そう…」
「教育費がかかるこの時期に、100万円単位の出費は痛すぎる!」
そう思って、ついつい後回しにしてしまいがち。でも、もしその費用、知識がないだけで数十万円も損しているとしたら…?
実は、外壁塗装の費用は、「いつ」「誰に」「どうやって」頼むかで大きく変わってくるんです。使える助成金や補助金の制度を知らなかったり、業者さんの選び方を間違えたりすると、本来払わなくてもよかったはずのお金を払ってしまうことにもなりかねません。
この記事では、家計を預かるママ目線で、「外壁塗装の費用を賢く節約する方法」を徹底的にリサーチしました!日々の食費節約も大事だけど、こういう大きな出費をしっかり抑えることこそ、将来のお金を増やす近道かもしれません。
まずは「そもそもいくらかかるの?」という相場の話から、具体的な節約テクニックまで、一緒に見ていきましょう!
目次
外壁塗装の費用相場をまず把握しよう|どこにお金がかかる?
まず、外壁塗装を考え始めたときに一番気になるのが、「いったい、いくらかかるの?」という費用相場ですよね。
「お友達の家は〇〇万円だったって言ってたけど、うちも同じくらい?」
「高すぎる見積もりを出されても、それが適正価格なのか分からない…」
そうなんです。外壁塗装の費用は、家の大きさや形、使う塗料の種類、さらには今の壁の状態によっても大きく変わってくるので、「定価」がありません。これが、私たち消費者にとって一番わかりにくく、不安になるポイントですよね。
でも、まずは一般的な「目安」を知っておくことが、外壁塗装 費用 節約の第一歩。この目安を知らないと、提示された見積もりが高いのか安いのか、その判断すらできませんからね。
外壁塗装の相場(30坪・40坪別)
「うちは大体30坪くらいかな?」と、家の図面を引っ張り出したくなるかもしれませんが、まずは一般的な戸建て住宅(2階建て)の坪数別で、どれくらいの費用がかかるのか、大まかな相場を見てみましょう。
延床面積(坪数) | 塗装面積(目安) | 費用相場(外壁のみ) | 費用相場(外壁+屋根) |
---|---|---|---|
約30坪 | 約110~150㎡ | 約80万~140万円 | 約110万~160万円 |
約40坪 | 約150~190㎡ | 約90万~160万円 | 約120万~180万円 |
(※注:上記はあくまで一般的な目安です。建物の形状、窓の多さ、使用する塗料のグレード、劣化状況によって費用は大きく変動します。)
どうでしょう?やっぱり「高い…!」というのが正直な感想ですよね。特に、外壁と屋根を同時に塗装するとなると、100万円を優に超えてくるケースがほとんどです。
「うちは30坪だから100万円くらいね」と単純に考えるのは危険ですが、「だいたい100万円前後の大きなお金が動くんだな」という金銭感覚を掴んでおくことが大切です。
費用構成:塗料・足場・人件費
「それにしても、なんでそんなに高いの?」
「塗料を塗るだけなのに、100万円もかかる内訳が知りたい!」
その気持ち、すごくよく分かります。私も最初は「ペンキ代がちょっと高いのかな?」くらいに思っていました。
でも、見積もりを取ったり調べてみたりすると、驚きの事実が。外壁塗装の費用は、大きく分けて以下の4つで構成されているんです。
- 塗料代(材料費):全体の約20%
- 足場代(仮設工事費):全体の約20%
- 人件費(塗装工賃など):全体の約30%
- その他諸経費(現場管理費・利益など):全体の約30%
(※割合は業者や工事内容によって変動します)
ここで注目したいのが、「足場代」です。
なんと、塗料代と同じくらい、工事費全体の約2割も占めているんです。安全に作業するために必須とはいえ、塗装工事が終われば解体されてしまう足場に、数十万円(一般的な戸建てで15万~25万円程度)もかかっている計算になります。
また、意外と大きいのが「人件費」や「諸経費」。腕の良い職人さんに丁寧に作業してもらうためには当然必要なコストですが、この部分の割合は業者さんによって差が出やすいポイントでもあります。
“相場を知る”ことが節約の第一歩
ここまでで、「坪数ごとのおおまかな相場」と「費用の内訳」が見えてきました。
「なんだか難しくてよく分からない…」と思ったママもいるかもしれませんが、大丈夫。この2つをふんわりとでも知っておくだけで、業者さんから見積もりをもらったときの「見る目」が格段に変わります。
- 「あれ?うちは30坪なのに、相場より極端に高すぎ(安すぎ)ない?」
- 「“足場代無料キャンペーン”って書いてあるけど、その分、人件費や塗料代が高くなってないかな?」
- 「この見積書、“工事一式”としか書かれてないけど、内訳はどうなってるんだろう?」
こんな風に、「なぜこの金額になるのか?」という疑問を持てるようになること。
これこそが、不要な費用を払わずに適正価格で工事をしてもらうための、一番重要で、かつ最強の節約術なんです。
まずは「相場を知る」。これが、外壁塗装で損をしないためのスタートラインです。
【参考にした情報ソース】
- ヌリカエ:【2025年最新】外壁塗装の相場はいくら?20坪・30坪・40坪など坪数別の費用相場をシミュレーター付で解説! (Source 1.7)
- リフォームガイド:40坪の外壁塗装の費用相場は80~150万円!見積り例付きで解説 (Source 1.6)
- コノイロナビ:30坪の外壁塗装|費用相場は80~140万円。金額を左右するポイント解説 (Source 1.9)
- ガイソー:外壁塗装をする際にかかる諸経費とは?内訳や諸経費をおさえる3つのコツを紹介 (Source 2.1)
- コノイロナビ:外壁塗装の4つの費用内訳を徹底解説!適正単価と要注意ケース (Source 2.2)
外壁塗装を安くする7つの方法|知らないと損する節約テク
相場や内訳が分かってくると、「じゃあ、具体的にどうすれば安くできるの?」というのが一番知りたいところですよね。食費や光熱費の節約みたいに、毎日コツコツ頑張るのとは違って、外壁塗装の節約は「知っているか、知らないか」で、一気に数十万円単位で差が出ることもあります。
私も「NISAでコツコツ増やすのも大事だけど、大きな出費をガツンと減らす方がインパクト大きいかも!」なんて思っちゃいました。
家計を預かるママとして、絶対に見逃せない7つの節約テクニックを、一緒にチェックしていきましょう!
複数業者に見積もりを取る(相見積もり)
まずは基本中の基本、「相見積もり(あいみつもり)」です。
「そんなの当たり前じゃない?」と思うかもしれませんが、これが一番大事なんです。
例えば、スーパーでお肉を買うとき、A店とB店で値段を比べますよね?それと同じです。100万円単位の買い物なのに、1社だけの見積もりで「こんなものか」と決めてしまうのは、すごくもったいない!
「でも、何社も連絡して、家に来てもらって説明を聞くのって、時間もかかるし面倒…」
その気持ち、すごく分かります。でも、面倒くさがってはいけません。最低でも3社以上から見積もりを取ることを強くおすすめします。
なぜなら、
- 適正価格が分かる:H2-1で見た「相場」はあくまで目安。自分の家(劣化状況や形状)での適正価格は、複数の業者に見積もってもらわないと分かりません。
- 価格競争が生まれる:「他社さんにも見積もりをお願いしています」と伝えるだけで、業者さんも「高すぎる金額は出せないな」と意識してくれます。
- 悪徳業者を見抜ける:1社だけ極端に高い、あるいは「今契約すれば半額!」などと異常に安い業者は、怪しい可能性があります。比較対象があることで、そうした業者を避けられます。
塗装シーズンを外す(閑散期を狙う)
「エアコンの取り付け工事って、夏本番より春先に頼んだ方が安くて予約も取りやすい」なんて話、聞いたことありませんか?
実は外壁塗装にも「繁忙期」と「閑散期」があります。
一般的に、気候が安定していて作業しやすい春(4~5月)と秋(9~11月)が繁忙期と言われています。この時期は職人さんのスケジュールも埋まりがちです。
逆に、梅雨(6~7月)や冬(12~2月)は、雨や雪、低温で作業がしにくいため、閑散期になりやすい傾向があります。(※地域によります)
もし「絶対にこの時期までに!」という強い希望がなければ、あえて閑散期に工事をお願いすることで、「少し値引きしますよ」と価格交渉がしやすくなる可能性があります。
助成金・補助金を活用する
これはもう、私たち節約ママにとっては大注目のトピックですよね!子どもの医療費助成や児童手当と同じように、国や自治体がリフォーム費用の一部を支援してくれる制度です。
外壁塗装そのものへの助成金は多くありませんが、「省エネ対策(遮熱・断熱塗料の使用)」や「ヒートアイランド対策」といった名目で助成金や補助金を出している自治体(市区町村)があります。
金額は自治体によりますが、かかった費用の10%(上限10万円~20万円)などが一般的です。
注意点
- 申請時期が決まっている:予算がなくなり次第終了、というケースがほとんど。
- 工事“前”の申請が必須:「工事が終わったから申請しよう」はNGです。
- 条件がある:使用する塗料の基準、施工業者が市内業者であること、など。
「うちの市はどうなんだろう?」と思ったら、「〇〇市(お住まいの地域) 外壁塗装 助成金」と検索してみてください。これは次のH2-3で詳しく解説しますね。
塗料グレードを最適化
「どうせ塗るなら、一番長持ちする高い塗料がいいのかしら?」
「でも、そんなに高いのは家計が…」
その気持ち、すごく揺れますよね。塗料には様々な種類(グレード)があり、価格と耐久年数(どれだけ長持ちするか)が異なります。
塗料の種類 | 耐久年数(目安) | 費用(安→高) | 特徴 |
---|---|---|---|
アクリル | 5~8年 | 安 | 耐久性が低く、現在はあまり使われない |
ウレタン | 8~10年 | ↓ | 以前は主流だったが、今はシリコンが人気 |
シリコン | 10~15年 | 中 | コストと耐久性のバランスが良い(人気No.1) |
ラジカル | 12~16年 | ↑ | シリコンより高性能な比較的新しい塗料 |
フッ素・無機 | 15~25年 | 高 | 高価だが、非常に長持ちする |
節約のポイントは、「ライフプランに合わせて選ぶ」こと。
例えば、「子どもが独立するあと20年くらい住めればいい」と考えるなら、高価な無機塗料(20~25年耐久)を選ぶ必要はないかもしれません。
逆に、「この先もずっと住み続けるし、何回も塗装するのは面倒」と考えるなら、少し高くても長持ちするフッ素や無機塗料を選んだ方が、次の塗り替えまでの期間が延びるため、トータルコスト(特に足場代)は安くなる可能性もあります。
一番人気の「シリコン」や「ラジカル」を基準に、自分の家に必要なグレードを見極めることが節約に繋がります。
屋根塗装とセットで「足場代」を節約
「H2-1で出てきた“足場代”、やっぱり高いわよね…」
そうなんです。あの足場代(約15万~25万円)がネック。
もし、外壁と同じタイミングで屋根も劣化しているなら、外壁塗装と屋根塗装をセットで行ってしまうのが、長期的に見て最大の節約になります。
なぜなら、外壁塗装でも屋根塗装でも、どちらも「足場」が必須だからです。
もし別々に工事をしたら…
- 10年後に外壁塗装:足場代 約20万円 + 工事費
- 15年後に屋根塗装:足場代 約20万円 + 工事費
と、足場代が2回分かかってしまいます。
「屋根の状態もちょっと見てほしいんですけど…」と見積もり時に相談し、同時に工事すれば、足場代は1回分で済みます。これは大きな節約ですよね。
火災保険が使えないか確認する
「えっ?外壁塗装に火災保険?火事じゃないのに?」
私も最初は驚いたのですが、実は「火災保険」は火事以外にも、「風災・雪災・雹(ひょう)災」などの自然災害による損害を補償してくれるケースが多いんです。(※契約内容によります)
例えば、
- 台風で外壁にヒビが入った
- 強風で屋根の一部が破損した
- 大雪の重みで雨樋(あまどい)が曲がった
このような「自然災害が原因の破損」を修理するための費用として、保険金が下りる可能性があります。
注意点
- 経年劣化(古くなったから)は対象外です。あくまで災害が原因の場合です。
- 「保険が使える」と強引に契約を迫る悪質な業者もいます。まずはご自身が加入している保険会社や代理店に相談しましょう。
一括見積もりサイトを賢く使う
「で『3社以上見積もりを取るべき』って言われたけど、自分で良い業者を3社も見つける自信がない…」
そんな時に便利なのが、「外壁塗装の一括見積もりサイト」です。
これは、自分の家の情報(坪数や築年数など)を一度入力するだけで、その地域に対応している複数の優良塗装業者をマッチングしてくれるサービス。
メリットは、
- 手間が省ける:自分で1社ずつ電話したり、HPを探したりする手間が省けます。
- 審査基準がある:サイトによっては、独自の基準で審査をクリアした業者のみが登録されているため、悪徳業者に当たるリスクを減らせます。(例:『ぬりかえ』など)
- 自然と相見積もりになる:業者側も「一括見積もりサイト経由=他社と比較されている」と分かっているので、適正価格の見積もりが出やすくなります。
もちろん、最終的に契約するかは自分で判断する必要がありますが、「まずは相場を知りたい」「どんな業者があるか知りたい」という段階で、効率よく複数の見積もりを集めるための強力なツールになります。
【参考にした情報ソース】
- 外壁塗装の窓口:40坪の外壁塗装費用は90万円〜120万円が相場!料金内訳や安く抑えるコツを解説 (Source 1.8)
- (その他、H2-1で参照した相場・内訳に関する一般的な情報ソース)
外壁塗装で使える助成金・補助金制度まとめ(2025年版)
「H2-2 外壁塗装を安くする7つの方法」の中でも、特に気になったのが「助成金・補助金」ではないでしょうか?
私も「NISA(ニーサ)」みたいに、国や自治体が応援してくれる制度って大好きです!使える制度があるなら、絶対に使わないともったいないですよね。
ただ、この助成金、実はちょっと注意が必要なんです。
「外壁塗装をします!」というだけではもらえないケースが多く、「省エネ(遮熱・断熱)のため」や「空き家対策のため」といった特定の条件を満たす必要があります。
ここでは、どうすれば助成金をもらえるのか、その条件や具体的な流れについて、家計を預かるママ目線でしっかりチェックしていきます!
助成金がもらえる条件と申請の流れ
「うちも対象になるのかしら?」と気になりますよね。助成金・補助金は、お住まいの自治体(市区町村)が独自に行っているケースがほとんどです。
まず、すべてに共通する「お約束」があります。
- 税金を滞納していないこと:住民税や固定資産税などをしっかり納めていることが大前提です。
- 工事の「前」に申請すること:これが一番重要!工事が終わってから「申請します」は基本的にできません。
- 予算と期限があること:自治体ごとに予算が決まっており、「先着順」や「抽選」で、受付期間内でも予算に達したら終了、という場合がほとんどです。
その上で、外壁塗装に関連する主な条件は以下の通りです。
主な助成金の目的 | よくある条件の例 |
---|---|
① 省エネ・遮熱対策 | ・自治体が指定する「遮熱塗料」や「断熱塗料」を使用すること。 ・一定の省エネ基準(日射反射率など)を満たすこと。 |
② 住宅リフォーム全般 | ・「市内の施工業者」を利用すること。 ・工事費用が一定額(例:10万円)以上であること。 |
③ 空き家・移住対策 | ・一定期間「空き家」だった物件を改修する場合。 ・子育て世帯や若年夫婦が移住・定住するために改修する場合。 |
特に多いのが①の「省エネ・遮熱対策」です。夏場の室温上昇を抑えるエコな塗料を使うなら、費用の一部を助成しますよ、という制度ですね。
申請の一般的な流れ
- 【調べる】 お住まいの自治体(例:「〇〇市 外壁塗装 助成金」)で検索し、制度があるか、条件は何かを確認する。
- 【業者に相談】 塗装業者(できれば地元の業者)に、「〇〇市の助成金を使いたい」と相談し、対象の塗料を使った見積書を作成してもらう。
- 【申請】 工事契約の「前」に、市役所などへ申請書類(見積書、施工前の写真、塗料のカタログなど)を提出する。
- 【交付決定】 自治体の審査(1〜2週間程度)を経て、「助成金を出しますよ」という「交付決定通知書」が届く。
- 【工事開始】 この通知書が届いてから、初めて工事の契約・開始ができます。
- 【報告・請求】 工事が終わったら、完了報告書や施工後の写真、請求書などを提出する。
- 【振込】 最終審査を経て、指定した口座に助成金が振り込まれます。(工事代金を支払った後になるケースが多いです)
見ての通り、かなり手間と時間がかかります。業者さんの協力も不可欠なので、助成金申請に慣れている業者さんを見つけることも重要です。
自治体別の主な外壁塗装助成金例(東京・大阪など)
「じゃあ、具体的にはどんな制度があるの?」ということで、参考までに大都市圏の例をいくつか調べてみました。
(※ご注意:以下の情報は2024年度〜2025年度の参考例です。2025年度の制度は4月以降に順次公開されるため、必ずご自身の自治体の最新情報を確認してください。また、すでに予算上限に達して受付終了している場合もあります。)
自治体(例) | 制度の名称(参考) | 内容・条件(一部抜粋) |
---|---|---|
東京都 墨田区 | 地球温暖化防止設備導入助成制度 | 区が指定した条件を満たす塗料(遮熱など)を使用する場合。戸建てで最大15万円。 |
東京都 品川区 | 住宅改善工事助成事業(エコ&バリアフリー住宅改修) | 省エネ改修(外壁塗装など)に対し、工事費用の10%(上限20万円)。区内施工業者の利用が条件。 |
東京都 北区 | 再生可能エネルギー及び省エネルギー機器等導入助成 | 条件を満たす高反射率塗料で塗装する場合、最大12万円。 |
大阪府 貝塚市 | 結婚新生活支援事業 | 夫婦の年齢・所得条件を満たせば、住宅リフォーム費用(外壁塗装も含む)として最大60万円。(※空き家・移住対策の色合いが強い例) |
大阪府 泉佐野市 | 住宅リフォーム助成事業 | 築5年以上、10年以上居住などの条件を満たし、市内の施工業者でリフォームする場合。 |
このように、「外壁塗装そのもの」というよりは、「省エネ改修(遮熱塗装)」や「市内業者を使ったリフォーム」の一環として助成されるケースが多いことが分かります。
大阪市や東大阪市のように、2024年〜2025年時点では「外壁塗装のみ」を対象とする直接的な助成金が見当たらない自治体もあります。(※耐震改修とセットなら対象になる、などはあります)
お住まいの地域で制度があるかどうかは、まさに「運」と「情報収集力」次第。まずは「(自治体名) 住宅リフォーム 補助金」で検索してみるのが一番早いです。
助成金を上手に使うための注意点
「もし10万円でももらえるなら、絶対使いたい!」と思いますが、少し冷静になる必要もあります。
注意点①:「助成金ありき」で塗料を選ばない
助成金の対象になるのは、多くの場合「遮熱塗料」などの高機能な塗料です。これらの塗料は、一般的なシリコン塗料よりも価格が高い傾向があります。
「助成金が10万円出たけど、塗料代が15万円アップした」…これでは、家計的にはマイナスですよね。本当にその高機能な塗料が自分の家に必要なのか、助成金額と値上がり幅を天秤にかける必要があります。
注意点②:業者選びが制限される
「市内(区内)の施工業者であること」が条件になっている場合、見積もりを依頼できる業者が限られてしまいます。「 相見積もり」で比較検討する幅が狭まる可能性も。
注意点③:申請の手間と時間を覚悟する
前述の通り、申請手続きは煩雑です。見積もりを取ってから交付決定まで数週間かかるため、「すぐに工事したい」という人には向きません。
助成金は、あくまで「条件が合えばラッキー」というスタンスで探しつつ、それだけに頼るのではなく、次のステップで解説する「適正な業者選び」こそが、節約の最大のキモになると私は思います!
【参考にした情報ソース】
- 外壁塗装の窓口:【2025年版】外壁塗装の助成金・補助金まとめ|申請方法・条件や注意点を解説 (Source 1.5)
- カナルペイント:【2025年最新版】外壁塗装で補助金や助成金は使うことができるの?条件や申請方法・注意点についてもご紹介 (Source 1.4)
- 創建:外壁塗装の費用を助成金で抑えることはできる?申請方法など解説します (Source 2.1)
- 誠進堂 外壁塗装ナビ:助成金・補助金の申請〜受け取りまでの6つの流れ (Source 2.3)
- 楽塗:【2024年度】東京都23区の外壁塗装・屋根塗装 助成金情報 (Source 3.1)
- 外壁塗装の窓口:【2025年最新】東京都で外壁塗装の助成金がでる市区町村一覧 (Source 3.4)
- ヌリカエ:【2024年】早見表で確認!大阪府で外壁塗装に使える助成金一覧 (Source 4.1)
一括見積もりサービスの活用法|費用を抑えつつ安心できる理由
さて、ここまで「相見積もりが大事!」と繰り返してきましたが、「じゃあ、どうやって優良な業者を3社も見つけるの?」というのが、私たちママにとって一番高いハードルですよね。
「近所の工務店さんに声をかける?」
「ポストに入ってたチラシの会社に電話してみる?」
「でも、いきなり家に来てもらうのはちょっと不安…」
そんな時に、H2-2の最後で少し触れた「一括見積もりサイト」が役立ちます。
これは、投資でいう「NISA(ニーサ)」や「iDeCo(イデコ)」の商品を自分で一つひとつ銀行や証券会社を回って探すのではなく、ネットの比較サイトで効率よく情報収集する感覚に似ています。
ここでは、数あるサイトの中でも「ぬりかえ」のような、審査基準を設けているサービスを例に、なぜこれが節約と安心に繋がるのか、その「仕組み」を冷静に見ていきましょう。
一括見積もりサイトの仕組みと審査基準
「一括見積もりサイトって、登録したら電話がたくさんかかってきそうで怖い…」
そんなイメージを持っている人も少なくないかもしれません。まずは、サービスがどう動いているのかを知っておくことが大事です。
基本的な仕組み
- 私たち(利用者):サイト上で、家の坪数や築年数、地域などの情報を一度だけ入力します。(利用は無料)
- サイト運営会社:入力された情報をもとに、その地域に対応できる加盟業者の中から、条件に合う数社をピックアップしてくれます。
- 塗装業者:サイト経由で紹介を受け、私たちに連絡。その後、現地調査を経て見積もりを提出します。
私たちが無料で使えるのは、塗装業者がサイト運営会社に「紹介料」や「成約手数料」を支払っているからです。
ここで重要なのが、そのサイトがどんな業者を集めているか、です。
もし、誰でも登録できるサイトだったら、悪徳業者が紛れ込んでいるかもしれませんよね。
その点、「ぬりかえ」のようなサービスは、加盟する塗装業者に対して独自の審査基準を設けていると公表しています。例えば、以下のような点です。
- 建設業許可書を持っているか?
- 施工実績や顧客の評価はどうか?
- 代表者の身元ははっきりしているか?
もちろん、「審査がある=100%完璧な業者」と断言はできません。しかし、少なくとも、何の審査もなく登録されている業者や、飛び込み営業に来る素性のわからない業者にいきなり頼むよりは、トラブルに巻き込まれるリスクを大きく減らせると言えます。
実際に安くなる仕組み(業者競争構造)
「でも、業者はサイトに手数料を払ってるんでしょ?その分、見積もりが高くなるんじゃないの?」
これは、私も最初に疑問に思った鋭いポイントです。
確かに、業者が支払う手数料(中間マージン)は、最終的に私たちの工事費用に上乗せされている可能性はゼロではありません。
しかし、それ以上に「安くなる要因」が働くのが、一括見積もりの大きな特徴です。
それは、でも触れた「価格競争」です。
一括見積もりサイトを利用する業者は、最初から「他社と比較されている」ことを前提に見積もりを出してきます。
- A社:「B社やC社も見積もりを出しているな。ここで相場より高い金額を出したら、まず選んでもらえない」
- B社:「A社に負けないよう、うちの強みである〇〇塗料を適正価格で提案しよう」
- C社:「うちはアフターフォローが手厚いことをアピールしつつ、価格も頑張ろう」
このように、自然と業者間での健全な競争が生まれます。
もし私たちが1社だけにしか見積もりを頼まなかったら、その業者は「比較対象がいない」ので、極端な話、言い値で契約できてしまうかもしれません。
一括見積もりサイトは、「相見積もり」を半自動的に行うことで、業者間の競争を引き出し、結果として「適正価格」を引き出しやすくするツールなんです。
安心して利用するためのポイント
一括見積もりサイトは、私たち消費者にとって非常に便利なツールですが、賢く使うためにはいくつか「心得」が必要です。
ポイント①:「安さ」だけで飛びつかない
複数の見積もりが出てくると、どうしても一番安い金額に目が行きがちですよね。
でも、ちょっと待ってください。H2-1で見たように、外壁塗装には「塗料代」「足場代」「人件費」が必ずかかります。
- 「なぜこの業者はこんなに安いんだろう?」
- 「塗料のグレードが低すぎない?」
- 「高圧洗浄や下塗りなど、必要な工程が省略されていない?」
安いのには必ず理由があります。見積書の内訳をしっかり比較して、「価格と品質のバランス」が取れた提案(例えば、で紹介したシリコン塗料を適正価格で提案している、など)をしてくれる業者を選びましょう。
ポイント②:窓口は「サイト運営会社」と心得る
サイトに登録すると、複数の業者から連絡が来る前に、まずは「ぬりかえ」などの運営事務局から電話がかかってくることが多いです。これは、入力内容の確認や、こちらの詳しい要望(「しつこい営業は嫌」「まずは相場だけ知りたい」など)をヒアリングするためです。
この時点でしっかり希望を伝えておくことが大事です。
ポイント③:「お断り」を恐れない
3社から見積もりをもらっても、契約するのは1社だけ。残りの2社には「お断り」をしなければなりません。
「なんだか申し訳ないな…」と感じてしまうかもしれませんが、相見積もりは当たり前のことなので、まったく気にする必要はありません。
サイトによっては、「お断り代行サービス」があり、言いにくいお断りの連絡を代行してくれる場合もあります。
一括見積もりは、「契約を強制されるもの」ではなく、「私たち消費者が、適正価格で優良な業者を選ぶための“比較材料”を集める手段」として、賢く活用したいですね。
【参考にした情報ソース】
- ガイソー:外壁塗装の一括見積もりサイトとは?利用するメリット・デメリット、注意点を解説 (Source 1.1)
- 昌栄:一括見積りサービスを使うメリット・デメリット (Source 1.3)
- 外壁塗装の窓口:外壁塗装の一括見積もりは怪しい?メリットやデメリット、注意点や流れを解説 (Source 1.4)
- ガイマニ:ヌリカエの口コミ評判は?「怪しい」や「迷惑電話」といったデメリットを調べてみた (Source 2.1)
- 聖建装工業:ヌリカエの評判ってどう?メリットやデメリット、断り方も徹底解説! (Source 5.2)
- 新東亜工業:ヌリカエの評判は実際どう?メリット・デメリットや口コミを徹底検証 (Source 5.1)
まとめ|外壁塗装費は“知識と比較”で確実に節約できる!
ここまで、外壁塗装の費用を安く抑えるための方法を、家計を預かるママ目線で見てきました。
「なんだか、やることが多くて大変そう…」
「高い買い物だから、失敗したくないな…」
そう感じたかもしれません。私も、4歳と7歳の息子たちの子育てや日々の家事に追われながら、こんなに大きなプロジェクト(外壁塗装!)のことを考えるのは、正直ちょっと気が重いです。
でも、一番お伝えしたかったのは、「知っているか、知らないか」で、将来の家計が大きく変わる可能性がある、ということです。
日々の食費を100円、200円と節約する努力も、NISAでコツコツ積立投資をするのも、すべては将来のため。
それと同じくらい、いえ、それ以上にインパクトが大きいのが、外壁塗装のような「数十万円単位で動く大きな出費」をいかに適正化するか、です。
今回のポイントをもう一度おさらいしましょう。
- まずは相場を知る!
- 30坪~40坪の家なら、100万円前後の大きな出費になることを覚悟する。
- 費用は「塗料代」「足場代」「人件費」「諸経費」で構成されていることを知る。
- 節約テクニックを駆使する!
- 相見積もり(最低3社)が、節約の最大のキモ。
- 助成金(「〇〇市 助成金」で検索)が使えないか確認する。
- 屋根も劣化しているなら、足場代節約のためにセットで工事する。
- 塗料は「一番高い=ベスト」ではなく、ライフプランに合ったもの(例:人気のシリコン)を選ぶ。
- 業者選びで失敗しない!
- 自分で良い業者を3社探すのが難しければ、一括見積もりサイトを賢く使う。
- 「ぬりかえ」のように、審査基準があるサイトを選ぶことで、悪徳業者に当たるリスクを減らせる。
- 見積もりは「総額」だけでなく、「内訳」をしっかり比較する。
大切なマイホームを守るための外壁塗装。もちろん安ければ何でもいいわけではありません。でも、払わなくてもいいお金を払う必要はまったくないですよね。
「訪問販売の業者さんに言われるがまま契約して、相場より50万円も高かった…」
「助成金が使えたはずなのに、知らずに申請しなかった…」
そんな「知らなかった損」を避けるために、まずは「うちの場合はいくらくらいかかるんだろう?」という適正価格を知ることから始めてみませんか?
「ぬりかえ」のような一括見積もりサイトを使えば、家にいながら、スマホひとつで複数の優良業者からの見積もりを比較できます。
まだ具体的に塗り替える時期を決めていなくても大丈夫。
「とりあえず相場だけ知っておきたい」
「助成金の相談もできる業者さんを探したい」
そんな軽い気持ちで利用して、いざという時のために「我が家の適正価格」を把握しておくことが、将来の家計を守る一番の“守備”になるはずです。
教育費や老後資金、NISAでの資産形成…。私たちママが考える「お金」のことはたくさんありますが、まずは一番大きな固定資産である「家」にかかる費用をしっかり見直して、賢く節約していきましょう!