家計と資産作り

スーモカウンターの相談って何するの?予約〜面談〜提案までの流れを徹底解説

こんにちは!4歳と7歳の男の子ママ、しずくです。

「そろそろマイホームが欲しいね」と夫婦で話し始めたものの、いざ「家づくり」となると、何から手をつけていいかサッパリ…。住宅展示場にいきなり行くのもハードルが高いし、ネットで情報を集めても、逆に情報が多すぎて「結局、我が家には何がベストなの?」と混乱しちゃいませんか?

我が家も子どもたちが大きくなってきて、今の賃貸が手狭になってきたな〜と感じることが増えてきました。教育費や老後のお金(最近NISAも勉強中!)のことを考えると、住宅ローンも不安だし、そもそも「家を建てる」って、一体いくらかかるの?どの会社にお願いすればいいの?と、悩みは尽きません。

そんな「家づくり初心者」の私たちにとって、心強い味方になりそうなのが、リクルートが運営する「スーモカウンター」。CMなどで見かけて、「無料相談できるんだ」と気になっているママも多いんじゃないでしょうか。

でも、いざ「無料相談」と聞くと、「本当に無料?」「しつこく営業されたりしない?」「そもそも、どんな流れで何を聞かれるの?」と、不安もよぎりますよね。

そこでこの記事では、家づくりを考え始めたばかりの初心者さんに向けて、「スーモカウンター」の無料相談が実際どのような流れで進むのか、予約から面談、住宅会社の提案までを詳しく解説していきます。

この記事を読めば、スーモカウンターの相談で「何がわかるのか」「どんな準備をすればいいのか」がクリアになり、漠然とした家づくりの不安を解消する第一歩が踏み出せるはずです。

スーモカウンターの無料相談ってどんなことをするの?

「スーモカウンターで相談」と言っても、具体的に何をどこまでサポートしてくれるのか、イメージが湧きにくいですよね。まずは、無料相談でできることの全体像を掴んでおきましょう。彼らは「家を売るプロ」ではなく、「家づくりをサポートするプロ」なんです。

スーモカウンターで相談できる3つのコト

スーモカウンターの無料相談は、家づくりに関する「?」を整理してくれる場所です。大きく分けて、以下の3つのサポートが中心になります。

  • 1. 家づくりの方向性・ダンドリ整理
    • 「注文住宅がいい?それとも建売?」「マンションという選択肢は?」
    • 「そもそも、家が建つまでってどんな流れ?期間はどれくらい?」
    • こんなモヤモヤした疑問を整理し、自分たち家族に合った家づくりの進め方を一緒に考えてくれます。
  • 2. 予算の立て方・考え方
    • 家づくりで一番不安なのが、やっぱり「お金」のこと。
    • 「今の年収だと、住宅ローンはいくらまで借りられる?」「自己資金はどれくらい必要?」「土地代と建物代以外にかかる『諸費用』って何?」
    • こういった予算の基本的な考え方や、無理のない資金計画のアドバイスがもらえます。ファイナンシャルプランナー(FP)による専門的な講座(一部有料の場合あり)を紹介してくれることもあるようです。
  • 3. 希望に合う建築会社・ハウスメーカーの紹介
    • スーモカウンターが提携している多くの住宅会社の中から、「私たちの希望や予算に合いそうな会社」をピックアップして紹介してくれます。
    • 「大手ハウスメーカーと地元の工務店、どう違うの?」といった各社の特徴も教えてくれるので、効率的に比較検討が始められます。

相談相手は住宅会社ではなく“中立のアドバイザー”

ここが一番大切なポイントかもしれません。スーモカウンターで相談に乗ってくれるのは、特定のハウスメーカーの営業マンではありません。リクルートに所属する「中立的なアドバイザー」です。

住宅展示場に行くと、どうしても「その会社の家」を前提に話が進みがち。「まだ決められないのに、断りにくいな…」なんて気を遣ってしまうこともありますよね。

その点、スーモカウンターは「家を売る」のが目的ではなく、私たち「家を建てたい人」と「住宅会社」をマッチングさせることがサービスの本質です。(※スーモカウンターは、紹介先の住宅会社からの紹介料などで運営されています)

だからこそ、特定の会社をゴリ押しされることなく、「A社はこういう点がご夫婦に合ってるかも」「B社は予算面で少し厳しいかもしれませんが、こういう強みがありますよ」といったフラットな視点でアドバイスをもらえるのが最大のメリットです。私たち消費者の立場に立って、家づくりの「分からないこと」を一緒に整理してくれる、いわば「家づくりの先輩」のような存在ですね。

相談方法は3タイプ!所要時間は約1.5時間

スーモカウンターの相談は、自分たちのライフスタイルに合わせて選べるのも嬉しいポイント。

相談スタイル 特徴 こんな人におすすめ
店舗相談 全国の店舗で、アドバイザーと対面で相談。資料なども見やすい。 ・直接会ってじっくり話したい
・地域の情報も詳しく聞きたい
オンライン相談 自宅のPCやスマホから気軽に相談OK。 ・子どもが小さくて外出しにくい
・夫婦の予定が合わず、すきま時間で相談したい
電話相談 まずはサクッと疑問点だけ聞きたい時に。 ・いきなり面談はハードルが高い
・基本的なことだけ確認したい

特に私たちのような子育て世帯だと、子どもを連れて店舗に行くのは大変だったり、夫婦揃っての時間を確保するのが難しかったりしますよね。オンライン相談なら、子どもがお昼寝している間や、夜に夫婦でリラックスしながら話を聞けるので、とても便利です。

初回の相談時間の目安は、だいたい1時間〜1時間半ほど。もちろん、相談したい内容によって前後しますが、まずはこの時間を確保しておくと安心です。家づくりの第一歩として、まずは気軽に「オンライン相談」から試してみるのも良いかもしれませんね。

予約から面談までの流れを徹底解説

スーモカウンターで相談できる内容がわかったところで、次に気になるのは「どうやって予約して、当日はどんな流れで進むの?」という具体的なステップですよね。いざ相談となると、ちょっと緊張してしまうもの。でも大丈夫、流れが分かっていれば安心です!

①予約(WEB or 電話)で希望条件を入力

まずは相談の予約からスタートです。
スーモカウンターの予約は、公式HPからのWEB予約がとっても簡単。電話でももちろんOKですが、WEBなら24時間いつでも、家事や育児の合間にポチポチっと入力できるので、忙しいママには助かりますよね。

「予約フォームに入力する」と聞くと、「詳しいことを書かないといけないのかな?」「まだ何も決まってないのに…」と不安になるかもしれません。

でも安心してください。予約時に入力するのは、主にこんな内容です。

  • 相談希望日時(第三希望くらいまで入力できることが多いです)
  • 相談方法(店舗・オンライン)
  • 名前、連絡先
  • 現在の検討状況(「考え始めたばかり」「具体的に検討中」など選択式)
  • 建築予定地(決まっていれば)
  • 希望する住宅のタイプ(注文住宅、建売など。未定でもOK)
  • 大まかな予算(これも未定なら「相談したい」で大丈夫)

ポイントは、この時点でガチガチに希望を固めておく必要は全くないということ。「家づくり初心者です」「何から聞けばいいか分かりません」という状態でも、アドバイザーさんは承知の上で対応してくれます。むしろ、そのための無料相談ですからね。

「スーモカウンター 予約」と検索して出てくる公式サイトから、希望の店舗やオンライン相談を選んで、カレンダーの空いている日時をクリックするだけ。最短で翌日の予約が取れることもあるようですが、週末や人気の時間帯は埋まりやすいので、早めにチェックするのがおすすめです。

②ヒアリング面談(希望条件・予算・家族構成などを整理)

予約した当日。いよいよアドバイザーさんとの面談です。
(オンラインの場合は、事前に送られてくるURLにアクセスするだけ。店舗の場合は、予約したお店に向かいます。)

「当日、何を話せばいいんだろう…」「うまく希望を伝えられるかな」とドキドキしますよね。私も人見知りなので、初対面の人にいきなり家族のお金の話や将来の夢を語るなんて…!と構えてしまいがちです。

でも、スーモカウンターの面談は、堅苦しい「審査」のようなものでは全くありません。アドバイザーさんが質問シートや画面を見せながら、優しくリードしてくれる「おしゃべり会」のようなイメージです。

主に聞かれるのは、こんな内容です。

  • 家族構成とライフスタイル
    • 「今は何人家族?」「お子さんの年齢は?」「将来的に家族が増える予定は?」
    • 「今の住まいのどんなところに不満がありますか?」(例:収納が少ない、子ども部屋が狭い、冬寒い…など)
  • 家づくりへの希望
    • 「どんな雰囲気の家が好きですか?」(例:シンプルモダン、北欧風、木のぬくもりを感じる家…など)
    • 「家事動線でこだわりたいことは?」(例:洗濯動線を短くしたい、パントリーが欲しい…など)
  • エリアや立地
    • 「どのあたりに住みたいですか?」「通勤・通学の便は?」
  • お金・予算のこと
    • 「現在の世帯年収は?」「自己資金はどれくらい準備できそう?」
    • 「月々の住宅ローン返済は、いくらくらいが理想ですか?」

「まだ何も決まってない」という項目は、「分かりません」「これから考えたいです」と正直に伝えればOK。アドバイザーさんは、その「分からない」を整理するのがお仕事です。

例えば、「北欧風が好き」と伝えると、「それなら、こういうテイストが得意な会社がありますよ」と教えてくれたり、「年収〇〇円なら、一般的にローンはこれくらい組む方が多いですが、教育費も考えると…」と、私たち家族の状況に合わせたアドバイスをしてくれます。

この「スーモカウンター 当日」のヒアリングこそが、自分たち家族の「理想の家」の輪郭をハッキリさせてくれる、一番大事な時間なんです。

③住宅会社の紹介と提案内容のフィードバック

ヒアリングで私たちの希望や予算感が整理できたら、いよいよ住宅会社の紹介フェーズです。

スーモカウンターは、やみくもにたくさんの会社を紹介するわけではありません。アドバイザーさんが、これまでのヒアリング内容(約1時間〜1時間半)を踏まえて、「この会社なら、〇〇さんご夫婦の希望を叶えてくれそうですよ」という会社を、数社(だいたい3〜4社程度)ピックアップしてくれます。

その際、「なぜこの会社をおすすめするのか」という理由もしっかり説明してくれます。

  • 「A社は、ご希望の『木のぬくもり』を活かしたデザインが得意で、予算内での実績も豊富です」
  • 「B社は、高気密・高気熱に強みがあるので、『冬寒い』という今のお悩みを解決できますよ」
  • 「C工務店は、希望エリアでの施工例が多く、土地探しも一緒にサポートしてくれます」

紹介された会社に必ず行かなければいけない、というプレッシャーを感じる必要はありません。まずは「こんな会社があるんだ」と知るところから。

もし「この会社、ちょっと違うかも…」と感じたら、その場でアドバイザーさんに伝えて大丈夫です。逆に「この会社、気になる!」となれば、スーモカウンター経由で、その会社との面談(打ち合わせ)をセッティングしてくれます。

この「面談セッティング」もスーモカウンターが代行してくれるので、自分で何社もアポ取りの電話やメールをしなくていいのが、地味に(いや、かなり)嬉しいポイント!

さらに、紹介された会社と話を進めた後も、スーモカウンターのサポートは続きます。
例えば、A社とB社から見積もりやプランをもらった後、「どっちが良いか迷う…」「A社のこのプラン、予算オーバーだけどどうしよう?」といった悩みが出てきたら、再度アドバイザーさんに相談できます。

住宅会社には直接言いにくい「お断り」の連絡も、スーモカウンターが間に入って代行してくれるんです。これは精神的にすごく助かりますよね。

このように、予約から当日面談、そして会社紹介とその後のフォローまで、家づくりの流れに沿って一貫してサポートしてくれるのが、スーモカウンターの大きな特徴です。

相談前に準備しておくと良い3つのポイント

スーモカウンターの無料相談は、「何も決まってなくてもOK」と分かっていても、やっぱり「少しでも準備しておいた方が、相談時間が有意義になるんじゃない?」と思いますよね。
もちろん、その通り!アドバイザーさんも、私たちの希望が少しでも見えた方が、より的確なアドバイスをしやすくなります。

とはいえ、家づくり初心者。何から準備すればいいのか…。完璧な資料なんて作れないし、夫婦で意見がまとまってるわけでもない。そんな状態で「準備」と言われても困ってしまいますよね。

大丈夫です!ここで言う「準備」とは、大層なものではありません。あくまで「私たち家族がどんな暮らしをしたいか」を“ざっくり”と見つめ直す作業です。完璧じゃなくていいので、以下の3つのポイントを、相談前に夫婦で少し話しておくだけでも、当日のヒアリングが格段にスムーズになりますよ。

① 理想の家のイメージを“ざっくり”でも持っておく

「どんな家に住みたい?」と聞かれても、漠然としていますよね。
ここでは、「設計図を!」なんて話ではなく、もっと感覚的なものでOKです。

  • 好きなテイスト:
    • 「シンプルモダンな感じが好き」
    • 「木のぬくもりがある、北欧風がいいな」
    • 「カフェみたいなオシャレな内装に憧れる」
  • 今の住まいの不満点:
    • 「とにかく収納が少ないのを解決したい!」
    • 「キッチンが狭くて、子どもと料理できない」
    • 「日当たりが悪い部屋がある」
  • 絶対に欲しいもの(あれば):
    • 「広いリビング(LDKで20畳以上は欲しいな)」
    • 「夫の書斎(テレワーク用)」
    • 「家族みんなの靴が入るシューズクローク」

言葉で説明するのが難しければ、InstagramやPinterestなどで「いいな」と思った家の写真や画像をいくつか保存しておくのが、すごくおすすめです!

「スーモカウンター 相談」の場で、「こういう雰囲気なんです」とスマホの画面を見せるだけで、アドバイザーさんには一気にイメージが伝わります。私たちも「なんでこれが好きなのか」を言語化する練習にもなりますし、夫婦間での「好き」のズレも確認できますよ(笑)。

② 家族での優先順位を整理(立地・間取り・費用)

家づくりは「すべてを100点満点」にするのが難しい、選択と集中の連続です。特に「立地」「間取り(広さ・設備)」「費用」の3つは、すべてを叶えようとすると予算がいくらあっても足りません。

「駅近がいいけど、土地が高い…」「広い家がいいけど、予算が…」「希望の間取りを入れると、土地が狭くなる…」など、悩みは尽きません。

だからこそ、相談前に「私たち家族にとって、何が一番譲れないのか」を話し合っておくことが重要です。

例えば、こんな風に整理してみましょう。

  • 立地優先派?
    • 「通勤・通学の利便性が最優先!駅徒歩10分以内は譲れない」
    • 「子どもの学区を変えたくない」
  • 間取り・広さ優先派?
    • 「多少、駅から遠くなってもいいから、庭付きの広い家がいい」
    • 「家族4人、それぞれの個室が欲しい」
  • 費用優先派?
    • 「教育費もかかるから、住宅ローンは抑えめが絶対条件」
    • 「予算内で建てられるなら、エリアや広さは柔軟に考える」

この優先順位がハッキリしていると、アドバイザーさんも「それなら、このエリアで予算に合う会社を探しましょう」「この会社なら、希望の間取りをローコストで実現するノウハウがありますよ」と、具体的な提案がしやすくなります。

③ 予算感・ローン上限をざっくり確認しておく

最後は、一番デリケートだけど一番大事な「お金」の話です。
スーモカウンターの面談でも必ず聞かれますが、「いくら借りられるか」と「いくらなら無理なく返せるか」は違います。

「今の年収で、一体いくらまで借りられるんだろう…」「みんな、どれくらいローン組んでるの?」と不安になりますよね。私もNISAや保険を勉強中ですが、住宅ローンという大きな借金を背負うのは、やっぱり怖いです。

相談前に、まずは「今の家計」を見直してみましょう。

  • 現在の世帯年収(手取り)はいくらか?
  • 毎月の貯蓄額はいくらか?
  • 自己資金(頭金)として出せそうな金額は?
  • 現在の家賃や駐車場代は月いくらか?

特に「現在の家賃」は一つの基準になります。「今の家賃+αくらいなら、毎月返済していけそう」という感覚値を持っておくだけでも、アドバイザーさんに「月〇万円の返済だと、借入額の目安はこれくらいですね」と試算してもらいやすくなります。

もちろん、これはあくまで「ざっくり」でOK。
スーモカウンターでは、これらの情報をもとに、より具体的な資金計画の相談にも乗ってくれます。「家づくり 初心者」だからこそ、お金の不安は隠さずに「この年収で家を買うのは無謀ですか?」と正直にぶつけてみるのが良いと思いますよ。

実際に相談してみてわかるメリット・注意点

スーモカウンターの相談の流れや準備することが分かってくると、次に「実際に使ってみてどうなの?」というリアルなメリットや、逆に「気をつけた方がいいこと」も知りたくなりますよね。
無料相談とはいえ、大切なマイホーム計画の第一歩。中立的なサービスだからこその利点と、知っておきたい注意点をしっかり押さえておきましょう。

第三者の意見で頭が整理できるメリット

家づくりを始めると、夫婦間でも「あれもしたい」「これもいいな」と夢が膨らむ一方で、予算や現実とのギャップに悩むもの。

「夫は書斎が欲しいって言うけど、その分リビングが狭くなるのはイヤ…」「私はキッチンにお金かけたいけど、彼は外壁のデザインにこだわりたいみたい…」など、意見がぶつかることもありますよね。

そんな時、スーモカウンターのアドバイザーという「家づくりのプロである第三者」が入ってくれると、驚くほど話がスムーズに進むことがあります。

例えば、「ご主人の書斎は、リビングの一角にカウンターを設ける形でも実現できますよ」「奥様の希望のキッチンを採用している会社と、ご主人の好みのデザインが得意な会社、両方見てみませんか?」と、私たちでは思いつかなかった「選択肢」を提示してくれるんです。

また、住宅会社と直接話していると、どうしても「良いこと」ばかりが耳に入りがち。でも、アドバイザーさんなら「その会社はデザインは素敵ですが、性能面ではB社の方が一歩リードしていますね」といった客観的で比較しやすい情報をくれます。

感情的にならずに、「私たち家族の優先順位」に立ち返って冷静に判断できる。これが、中立的な相談窓口を利用する最大のメリットだと感じます。

住宅会社紹介の質には“地域差・担当差”がある点に注意

とても便利なスーモカウンターですが、いくつか知っておきたい注意点もあります。
それは、「紹介される住宅会社のラインナップ」「アドバイザーさんのスキル」には、どうしても差が出てしまう可能性があるということです。

「せっかく相談に行ったのに、ピンとくる会社を紹介してもらえなかった…」「担当の人がなんだか頼りなかった…」という口コミを(私自身は体験していませんが)ネットで見かけると、少し不安になりますよね。

まず、スーモカウンターが紹介できるのは、当然ながら「スーモカウンターと提携している住宅会社」のみです。もし皆さんが住みたいエリアに、提携している工務店やハウスメーカーが少なければ、当然、紹介される選択肢も限られてしまいます。

また、アドバイザーさんも人です。家づくりの知識量やヒアリング能力、私たちとの相性(話しやすさなど)に個人差があるのは否めません。

この「差」があることを前提に、「紹介された会社が全てではないんだな」という意識を持っておくことが大切です。スーモカウンターはあくまで「家づくりの入り口」の一つとして活用し、最終的には自分たちでも情報収集(例えば、地元の工務店をネットで探してみるなど)を併用する姿勢も重要かもしれません。

合わないときは遠慮せず担当変更をリクエストできる

もし相談してみて、「このアドバイザーさん、ちょっと話しにくいな」「希望とズレた提案が多い気がする…」と感じた場合。

「無料相談なのに、文句を言うのは申し訳ない…」「担当を変えてほしいなんて、言いにくい…」と我慢してしまうママも多いかもしれません。

でも、絶対に我慢する必要はありません!
スーモカウンターは、家づくりという数千万円の大きな買い物の「案内役」です。その案内役と信頼関係が築けないまま話を進めてしまうと、後悔する家づくりになりかねません。

スーモカウンターの公式サイトには、担当アドバイザーの変更や相談の中断も可能であることが明記されています。言い出しにくい場合は、相談した店舗の代表電話や、スーモカウンターのお客様窓口(お問合せフォームなど)から、「別の方の意見も聞いてみたい」とソフトにリクエストすれば大丈夫です。

一生に一度(かもしれない)の大きな買い物です。「合わない」と感じたら遠慮せず、自分たち家族にピッTリ合うサポート体制を整えることも、賢い家づくりのコツですよ。

スーモカウンターを活用して理想の家づくりを実現するコツ

さて、いよいよ最後のまとめです。スーモカウンターの相談の流れやメリット・注意点が分かった上で、この無料サービスを最大限に活用し、後悔しない家づくりにつなげるにはどうすれば良いでしょうか?
「相談して終わり」ではなく、「理想の家」を実現するための3つのコツをご紹介します。

① 複数社を比較して「違いを見える化」する

スーモカウンターの最大の価値は、中立的な立場で「複数の会社」を紹介してくれる点にあります。このメリットを最大限に活かしましょう。

家づくりを始めると、住宅展示場で出会った営業さんの人柄が良くて、「もう、ここで決めちゃおうかな…」と流されそうになること、ありますよね。

でも、家は一生モノの大きな買い物。1社だけで決めてしまうのは、とてもリスキーです。スーモカウンターで紹介された会社(例えば3社)すべてと一度は話を聞いてみて、各社の「プラン」と「見積もり」を必ず比較しましょう。

比較ポイント A社(大手ハウスメーカー) B社(地域密着工務店) C社(デザイン系)
プラン 標準的だが動線が◎ 自由度が高い オシャレだが収納少なめ?
見積金額 3,500万円(標準装備込) 3,200万円(造作家具別) 3,600万円(設計料込)
強み アフターサポートが充実 木材へのこだわりが強い 唯一無二のデザイン性
担当者との相性 ベテランで安心感 話しやすいが少し頼りない? センスは良いが強気?

このように、スーモカウンターのアドバイザーさんと一緒に「違いを見える化」することで、「デザインはC社が好きだけど、予算とアフターを考えるとA社かな」「B社の自由度で、A社の動線を取り入れられないか相談してみよう」など、自分たちの「軸」が明確になっていきます。

「スーモカウンター 相談」を「比較検討のための土台作り」と位置づけることが、賢い活用法です。

② 相談内容を“メモ・録音”して後で夫婦で振り返る

スーモカウンターのアドバイザーさんとの面談(約1.5時間)や、その後に紹介された住宅会社との打ち合わせは、情報量が膨大です。

「あの時、アドバイザーさん何て言ってたっけ?」「A社の営業さんは良いこと言ってた気がするけど、具体的に何だっけ?」と、後で夫婦で話しても「言った・言わない」のすれ違いになったり、大切な情報を忘れてしまったり…。子どもの相手をしながらだと、なおさらですよね。

そこでおすすめなのが、相談内容をしっかり記録しておくこと。

  • メモを取る:
    アドバイザーさんが教えてくれた「住宅会社の特徴」や「予算の考え方」など、重要だと思うことはその場でメモ。
  • 許可を得て録音する:
    特に住宅会社との打ち合わせでは、「言った言わない」のトラブル防止のためにも、事前に「後で夫婦で確認したいので、録音してもいいですか?」と許可を取って、スマホのボイスメモなどで録音しておくのが非常に有効です。

スーモカウンターのアドバイザーさんとの面談(特にオンライン)なら、録音もしやすいかもしれません。
記録を残しておくことで、その場では聞き流してしまった重要なポイントに後から気づけたり、夫婦で冷静に「あの会社は、こういうメリット・デメリットがあるね」と振り返ったりすることができます。「家づくり 初心者」だからこそ、記録は大切な防衛手段であり、学びのツールになります。

③ 提案後のフォローも活かして納得の家づくりを進めよう

先にも触れましたが、スーモカウンターのサポートは「会社を紹介して終わり」ではありません。

住宅会社との打ち合わせが進むと、新たな疑問や不安が絶対に出てきます。「A社とB社で迷ってるけど、どっちがいいか決め手がない…」「見積もりが予算オーバーしちゃったけど、どう削ればいいか分からない…」

そんな時こそ、再びスーモカウンターのアドバイザーさんの出番です。「セカンドオピニオン」として、再度相談の予約を取りましょう。

中立的な立場で、「A社は〇〇さんの希望する性能面が強いですよ」「予算を削るなら、優先順位の低かったこの部分から見直してみては?」と、冷静なアドバイスをくれます。

そして、最終的に「お断りする会社」への連絡も代行してくれます。
これは本当に大きなメリット。住宅会社の営業さんに直接「お断りします」と伝えるのは、すごくエネルギーを使いますよね。そのストレスがないだけでも、スーモカウンターを活用する価値は大きいと私は思います。

このように、スーモカウンターを「家づくりの伴走者」として、相談〜会社決定〜(場合によっては)お断りまで、徹底的に活用し倒すこと。それが、納得のいく家づくりを実現する一番のコツですよ。

-家計と資産作り