家計と資産作り

共働きママの味方!家事が楽になる間取りアイデア10選|後悔しない動線設計のコツ

こんにちは!4歳と7歳のやんちゃな男の子2人を育てながら、フルタイムで働いているママ、しずくです。

毎日、朝は子どもの準備と自分の支度でバタバタ、帰宅後は息つく間もなく夕飯の準備、お風呂、寝かしつけ…。「今日も1日、何かに追われて終わっちゃったな」と感じる日、本当に多いですよね。

特に共働きだと、家事の負担って本当に大きい…。
「もっと効率よく動けたらいいのに」
「なんでウチはこんなに散らかりやすいんだろう?」
「洗濯物をしまうのが遠くて、ついリビングに山積みに…」

もし、あなたがこんな風に感じているなら、その原因は「気合が足りない」からではなく、単純に「家の間取り」や「家事動線」が、今のあなたのライフスタイルに合っていないだけかもしれません。

家は、家族が一番長く過ごす場所。そして、日々の家事をこなす「仕事場」でもあります。
だからこそ、家づくりや間取り選びは、家族の「時間」と「心のゆとり」を生み出すための最大のチャンスなんです。

この記事では、私と同じように日々奮闘する共働きママの視点で、家事ストレスを劇的に減らす「ラク家事間取り」のアイデアや、家づくりで後悔しないための「動線設計」のコツについて、徹底的に掘り下げていきます。

少しの間取りの工夫で、毎日の家事がぐっと楽になるヒントを一緒に見つけていきましょう!

目次

なぜ家事が大変に感じるのか?“動線のムダ”が原因かも

「家事をしている時間」と聞くと、料理を作ったり、洗濯機を回したり、掃除機をかけたりする「作業そのものの時間」をイメージしませんか?

でも実は、家事時間の大半を占めているのは「移動」だと言われています。

例えば、

  • 洗濯機から洗濯物を取り出し、2階のベランダに運んで干す
  • 乾いた洗濯物を取り込み、各部屋のクローゼットにしまいに行く
  • キッチンで使う食材を、遠くにあるパントリーや冷蔵庫に何度も取りに行く
  • 掃除機をかけるために、収納場所から運んでくる

ある調査では、専業主婦が1日に行う家事のための移動距離は、なんと2kmを超えることもあるとか。共働きで限られた時間の中で家事をこなそうとすると、この「移動」が積み重なって、大きな時間的・体力的なロスになっているんです。

「なんだかいつも疲れている」「家事を終えるのに時間がかかりすぎる」と感じるなら、それは作業自体が大変なのではなく、家の中を“ムダに”動き回っているせいかもしれません。

家の構造が家事負担を増やすケース(例:洗濯・収納・料理)

「動線のムダ」と言われてもピンとこないかもしれないので、具体的な「家事が大変になる間取り」の例を見てみましょう。

家事の種類 家事負担が増える間取りの例
洗濯 ・洗濯機(1階)と物干し場(2階ベランダ)が離れている
・乾いた服をしまうクローゼットが各部屋に分散している
・「洗う→干す→たたむ→しまう」の動線があちこちに飛んでいる
料理 ・冷蔵庫、コンロ、シンクの配置が離れすぎている(ワークトライアングルが崩れている)
・食器棚やパントリー(食品庫)がキッチンの流れと関係ない場所にある
・ゴミ箱を置くスペースが調理スペースから遠い
掃除 ・掃除機や掃除用具の収納が1階にしかなく、2階の掃除が億劫になる
・コードレス掃除機の充電場所が定まっていない
・部屋の角や家具のすき間など、デッドスペースが多い
収納 ・「とりあえず」の収納しかなく、使う場所としまう場所が離れている
・家族のモノがすべてリビングに集まり、片付けてもすぐ散らかる
・玄関にコートや靴をしまう場所がなく、出しっぱなしになる

どうでしょう? いくつか「あ、うちもかも…」と思い当たる節はありませんか?

これらはすべて、家を建てたり選んだりする時点では気づきにくい、生活を始めてからじわじわと効いてくる「間取りのストレス」です。特に共働き家庭では、朝の忙しい時間帯や、帰宅後の疲れている時間帯に、この「ちょっとした不便さ」が積み重なって、大きなイライラにつながってしまいます。

ラク家事の基本は「動線の最短化+ゾーニング設計」

では、どうすればこの「動線のムダ」を減らせるのでしょうか?
その答えが、「動線の最短化」「ゾーニング設計」という2つの考え方です。

  1. 動線の最短化
    文字通り、家事を行うための移動距離をできるだけ短くすること。
    例えば、「洗濯機から物干し場、そしてファミリークローゼットまでが一直線」なら、洗濯物の移動距離は最小限になりますよね。
  2. ゾーニング設計
    関連する家事をひとまとめにして、特定の「ゾーン(区域)」で完結できるように設計すること。
    例えば、「キッチン」「パントリー」「ダイニング」を近接させて「料理・食事ゾーン」を作ったり、「脱衣所」「洗濯室」「ファミリークローゼット」をまとめて「水回り・着替えゾーン」を作ったりする考え方です。

この2つを意識するだけで、家事の効率は劇的に変わります。
「家事が楽になる家」とは、高価な設備が入っている家ではなく、「家族の動き」や「家事の流れ」がスムーズになるよう、ムダな移動を徹底的に排除した家のことなんです。

次の章では、この「動線の最短化」と「ゾーニング」を具体的にどう間取りに落とし込んでいくのか、共働きママの私たちが本当に助かる「ラク家事間取りアイデア10選」を詳しくご紹介していきますね!

家事が楽になる間取りアイデア10選(テーマ別)

お待たせしました!ここからは、H2-1でお話しした「動線の最短化」と「ゾーニング」を叶えるための、具体的な「ラク家事間取り」のアイデアを10個、テーマ別にご紹介していきます。
「こんな間取りがあったら、ウチの家事も楽になるかも!」と想像しながら読んでみてくださいね。

H3-1:洗濯ラク動線(洗う→干す→しまうを一直線に)

共働きママにとって、最大の難関の一つが「洗濯」ですよね。特に「たたむ・しまう」が後回しになりがち…。
理想は、「洗う(洗濯機)→干す(室内干しスペース)→しまう(ファミリークローゼット)」が一直線、またはワンフロアで完結する動線です。

  • 脱衣所 兼 ランドリールーム:脱いだ服をそのまま洗濯機へ。
  • 室内干しスペース:洗濯機のすぐ横や上に物干し竿や乾燥機を設置。天候や時間を気にせず干せます。
  • ファミリークローゼット:ランドリールームの隣に家族全員の普段着を収納。乾いた服をハンガーのまま移動させるだけで完了!

この動線なら、重い洗濯カゴを持って階段を往復する必要も、各部屋に服を配って回る手間もなくなります。

H3-2:キッチン中心設計(回遊動線+パントリー併設)

料理も時間との勝負!特に朝や夕方の忙しい時間帯は、キッチンでの動きやすさが命運を分けます。

おすすめは、キッチンを中心にグルっと回れる「回遊動線(アイランドキッチンなど)」です。
片方からパパが飲み物を取りに来ても、もう片方から自分は料理を続ける…といったすれ違いがスムーズに。

さらに、キッチンの近くに「パントリー(食品庫)」を設けるのも必須級のアイデア。
常温保存の食材やストック品、あまり使わない調理家電などを一箇所にまとめることで、キッチン本体をスッキリ保てます。

H3-3:家族収納ゾーン(リビングクローゼット・共有収納)

「ただいまー!」と帰ってきた子どもたちの上着、ランドセル、習い事のバッグ…。全部リビングに置きっぱなしで、一瞬で部屋が散らかる(泣)
そんなお悩みには、リビングや玄関からリビングへの動線上に「家族収納ゾーン(ファミリークローゼット)」を設けるのが効果的です。

家族全員のコート類、バッグ、子どもたちの学用品などを「使う場所の近く」にまとめて収納。
「自分のことは自分で」の習慣づけにもつながりますし、何よりママが「片付けて!」と怒る回数が減らせますよ。

H3-4:朝支度がスムーズな洗面分離動線

朝の洗面所渋滞、共働き家庭では深刻な問題ですよね…。
これを解決するのが、「洗面所(手を洗う・歯磨きする場所)」と「脱衣所(お風呂・着替える場所)」を分ける間取りです。

誰かがお風呂に入っていても、気兼ねなく洗面所を使えるようになります。
さらに洗面台を2ボウルにしたり、鏡を大きくしたりすれば、子どもたちと並んで一緒に歯磨きや身支度ができて、朝の時短にもつながります。

H3-5:家事スペース×在宅ワーク両立の工夫

最近は在宅ワークのママも増えましたよね。でも、専用の書斎を設けるのは難しい…。
そんな時は、キッチン横やリビングの一角に「ママスペース(家事スペース)」を作るのがおすすめ。

  • 料理の合間にPCを開いて仕事のメールチェック
  • 子どもの宿題を見ながら、隣で家計簿をつける
  • アイロンがけやミシン作業のスペースとして

完全に独立した部屋でなくても、カウンターと椅子があるだけで「自分の場所」ができ、家事と仕事のスキマ時間を有効活用できます。

H3-6:家事動線を考えた玄関~リビング動線

買い物から帰宅した時、重い荷物を持ってリビングまで行くの、地味に大変じゃないですか?
「玄関→シューズクローク→パントリー→キッチン」とつながる動線があれば、買ってきた食材を最短距離で収納できます。

また、玄関から直接洗面所にアクセスできる動線も人気です。子どもが外で泥んこになって帰ってきても、リビングを通らずに直行でお風呂場へ!家の清潔を保ちやすくなります。

H3-7:子ども動線(お片付け習慣を育てる配置)

子どもが自分でお片付けできるようになるかは、間取りも大きく関係しています。
ポイントは「子どもの目線」と「簡単なアクション」で完結できるようにすること。

  • おもちゃ収納は、リビングのキッズスペースや和室コーナーなど、遊ぶ場所のすぐそばに。
  • ランドセルや教科書は、H3-3の家族収納ゾーンや、リビングの学習スペース近くに定位置を。

「使ったら、すぐそこに戻す」が自然にできる配置が、お片付け習慣を育てます。

H3-8:掃除がしやすい素材・間取りの選び方

家事を楽にするには「汚れにくく、掃除しやすい」工夫も大切です。

  • 床材:油ハネが気になるキッチンはタイルやCF(クッションフロア)、リビングはロボット掃除機が走りやすいフラットなフローリングなど、場所ごとに素材を変える。
  • 間取り:ホコリが溜まりやすい「角」を減らす(R壁など)工夫や、家具を造り付けにして床の面積を広く見せる。
  • コンセント:コードレス掃除機の充電場所や、ロボット掃除機の基地(収納兼充電スペース)を計画段階で決めておく。

H3-9:家事を助ける“時短家電”配置のコツ

食洗機、ロボット掃除機、乾燥機付き洗濯機…今や共働き家庭の三種の神器ですよね。
家づくりの段階で、これらの「時短家電」の置き場所を最初から設計に組み込むことが超重要です!

  • 食洗機:シンクの近く、食器棚への動線上に(ビルトインが主流)
  • ロボット掃除機:リビングの隅や階段下収納などに、目立たない「基地(充電ステーション)」を確保
  • 乾燥機(乾太くんなど):洗濯機の上部など、排湿ダクトを通せる場所をあらかじめ計画

後から置こうとすると、動線を邪魔したり、見た目がごちゃついたりする原因になります。

H3-10:家事シェアしやすい家族動線の工夫

「ラク家事」のゴールは、ママ一人が頑張ることではなく、「家族みんなで家事をシェアできる」こと。
そのためには、「誰でも・簡単に」家事に参加できる間取りが理想です。

  • オープンキッチン:料理をしながら子どもの様子が見え、パパも手伝いに入りやすい。
  • 家事の見える化:パントリーの在庫を見やすくしたり、ゴミの分別スペースを分かりやすく確保したりする。
  • 2WAY動線:H3-2の回遊動線のように、家事動線が一方通行にならず、家族がすれ違いやすい設計。

間取りの工夫で、自然と家族が家事に参加してくれるようになれば、ママの負担も心のゆとりも大きく変わってきますよ。

間取りを決める前に考えたい「生活リズムの見える化」

さて、ここまで「ラク家事間取り」の具体的なアイデアを10個見てきました。「洗濯動線、いいな!」「回遊キッチン、憧れる!」と夢が膨らみますよね。

でも、ここで一つ大事なステップがあります。
それは、「その間取り、本当に“我が家”に合ってる?」を冷静にチェックすること。

おしゃれなモデルルームやSNSで見た素敵な間取りをそのまま真似しても、家族構成や生活リズムが違えば、かえって使いにくい家になってしまうことも…。

そうならないために、間取りのアイデアを「知る」のと同じくらい大事なのが、今の自分たちの「生活リズム」や「家事の動き」をしっかり「見える化」する作業なんです。

家事時間を“動線マップ”で可視化してみよう

「見える化」と言っても、難しく考える必要はありません。
まずは、今住んでいる家の間取り図(手書きの簡単なものでOK!)に、自分の家事の動きを線で書き込んでみるんです。

例えば、「平日の朝」と「休日の午前中」など、シーンを決めてやってみましょう。

  1. (朝)起きて、洗面所に行き、キッチンでお湯を沸かし、子ども部屋に起こしに行き…
  2. (洗濯)洗濯機からカゴに入れ、階段を上って2階のベランダへ行き、乾いたら取り込んで、1階のリビングでたたみ、また2階の子ども部屋と寝室のクローゼットへ…

こんな風に線を引いてみると、「うわ、この部屋とこの部屋、何度も往復してる!」「ここの移動、すごいムダかも」といった「動線のボトルネック」が、一目でわかります。

これが、あなたの家が片付かない、家事が大変な“本当の理由”かもしれません。

家族それぞれの動きを1日単位でシミュレーション

次に、自分(ママ)の動きだけでなく、パパや子どもたちも含めた「家族全員」の動きをシミュレーションしてみましょう。

特に、朝の忙しい時間帯(例えば7:00〜8:00)や、帰宅後のバタバタな時間帯(例えば18:00〜20:00)を切り取って、誰がどこで何をしているか、時系列で書き出してみるのがおすすめです。

  • 朝7:00
    • ママ:キッチンで朝食・弁当準備
    • パパ:シャワー(脱衣所・洗面所を占領)
    • 7歳児:リビングでテレビ(着替えない)
    • 4歳児:起きてこない
  • 朝7:30
    • ママ:子どもたちに「早く食べて!」と急かす
    • パパ:洗面所で身支度(渋滞発生)
    • 7歳児:ようやく朝食
    • 4歳児:着替え拒否

…どうでしょう? 書き出すだけで、朝のカオスな状況が目に浮かびますよね(笑)。

でも、これをやることで、「あ、ウチは朝、洗面所が絶対に混雑するから『洗面分離動線』は必須だな」とか「子どもがリビングで着替えるなら、リビングクローゼットに制服や保育園着を置くのがベストだ」といった、“我が家専用”の正解が見えてくるんです。

夫婦での“家事分担前提”で間取りを設計する重要性

そして、この「見える化」と「シミュレーション」で一番大事なのが、「ママ一人が家事をこなす」前提で考えないことです。

これからの家づくりは、「ママがやりやすい」だけじゃなく、「パパも(そしていずれは子どもたちも)家事をシェアしやすい」間取りにすることが、共働き家庭の幸せの鍵だと私は思っています。

例えば、

  • パパが料理を担当する日もあるなら、キッチンの高さや広さはパパの体格にも合わせる必要があるか?
  • パパが洗濯を干すなら、物干し場の高さは?
  • 「回遊動線」にして、夫婦2人が同時にキッチンに立っても邪魔にならないようにする

「家事はママがやるもの」という固定観念で間取りを決めてしまうと、パパが手伝いたくても「動線的に手伝いにくい」「どこに何があるかわからない」家になってしまい、結局ママのワンオペ家事が続いてしまいます。

家づくりのタイミングは、家事分担を見直す絶好のチャンス。
ぜひ夫婦で「この家事、どっちがどうやる?」を話し合いながら、“家族みんなの”ラク家事動線を設計していきましょう。

ラク家事を叶えるための注文住宅の相談方法

H2-3で「生活リズムの見える化」が大事!とお話ししましたが、いざ自分たちで動線マップやシミュレーションをしてみると、「で、この要望をどうやって間取り図に落とし込めばいいの?」「私たちのこの希望って、現実的に叶うの?」と、次の壁にぶつかるんですよね。

自分たちの理想をカタチにする。それが注文住宅の醍醐味ですが、同時に一番難しいところでもあります。
そこで重要になるのが、「誰に」「どうやって」相談するかです。

ハウスメーカー任せでは“本当の家事動線”は見えにくい

家づくりを考え始めると、まずは住宅展示場に行って、いくつかのハウスメーカーを回ってみる、という方が多いと思います。

もちろん、最新の設備や素敵なデザインに触れるのはとても大事!
ただ、少し気をつけたいのは、ハウスメーカーの営業さんや設計士さんは、あくまで「その会社の規格や得意分野」の中で提案をしてくるのが基本だということ。

私たちがH2-3で一生懸命考えた「我が家オリジナルの生活動線」をしっかり伝えきれないまま、「こちらの標準プランの方が人気ですよ」「皆さんこうされていますよ」と話が進んでしまうと、結局「どこかで見たような、可もなく不可もない間取り」になってしまう危険性があります。

「本当は洗濯動線を最優先したかったのに、なぜか立派な客間ができてしまった…」
なんてことになったら、後悔してもしきれません。

スーモカウンターで理想の間取りを相談するメリット

「ハウスメーカーに直接行くのはまだ早いかも…」
「そもそも、ウチの希望を叶えてくれる会社ってどこなの?」

そんな風に、自分たちの「理想」と「現実(予算や技術)」をどうすり合わせたらいいか迷った時に、活用を検討したいのが「スーモカウンター」のような中立的な相談窓口です。

私自身、保険やNISAを考えるときに「まずは中立的なFP(ファイナンシャルプランナー)さんに相談したい」と思うタイプなのですが、家づくりもそれと似ているかもしれません。

スーモカウンターのようなサービスは、特定のハウスメーカーに所属していない「中立な立場」で、私たちの家づくりの悩みを聞いてくれるのが特徴です。

もちろん、「スーモカウンターに行けばすべてが解決する」わけではありませんし、最終的に家を建てるのはハウスメーカーや工務店です。
ただ、家づくりの「第一歩」として、以下のようなメリットがあると感じています。

  • 要望の「整理整頓」を手伝ってくれる
    私たちが書き出した「動線マップ」や「生活シミュレーション」を見せながら、「ウチは洗濯動線を最優先したい」「朝の渋滞を解消したい」といったフワッとした要望を伝えると、それをプロの視点で「間取りの条件」として整理・言語化してくれる。
  • 「家事動線」に強い会社を紹介してもらえる
    ハウスメーカーにも、「デザインが得意」「耐震性が売り」「家事動線や収納設計に力を入れている」など、実は様々な個性があります。私たちの「ラク家事」というテーマに合った会社を、数ある中からピックアップして紹介してもらえるのは、時間のない共働き夫婦にとって大きなメリットです。
  • お金の相談もできる
    「ラク家事動線」を叶えるためにオプションをつけたら、予算オーバー…なんてことも。家づくり全体の予算感や、住宅ローンの基本的な考え方についても相談できるのは心強いですよね。

何度も言いますが、彼らは家を建てる人ではありません。あくまで「家づくりの伴 loopt者」であり「翻訳者」です。
でも、その「翻訳者」がいることで、ハウスメーカーとの打ち合わせが格段にスムーズになる可能性は高いですよね。

家事ストレスを減らす“プロ視点のアドバイス”を活用しよう

H2-3で考えた「自分たちなりの理想の動線」。
それは、家づくりで絶対に譲れない「軸」になります。

でも、私たち素人が考える動線には、どうしても「思い込み」や「抜け漏れ」があるかもしれません。

「ママの動線は完璧だけど、パパや子どもたちの動線が考慮されていなかった」
「収納は増やしたけど、そのせいで風通しや日当たりが悪くなってしまった」

こうした失敗を防ぐためにも、「自分たちの理想の軸」はしっかり持ちつつ、それをプロ(スーモカウンターのアドバイザーや、紹介先の建築士さん)の視点でチェックしてもらうことが大切です。

自分たちでは思いつきもしなかったような、家事ストレスを減らすための「第3のアイデア」をもらえるかもしれません。
家づくりは、家族だけで抱え込まず、上手にプロの知見を活用して「チーム戦」で進めていくのが、共働き家庭の賢い選択だと私は思います。

まとめ|家事が楽になる家づくりで、毎日にゆとりを

H3-1:間取りを変えれば、家事のストレスも変わる

毎日時間に追われ、家事に追われ、「今日も疲れた…」とソファに倒れ込む。私たち共働きママにとって、それは「日常」かもしれません。

でも、もしその疲れの原因が、あなたの頑張り不足ではなく「家の間取り」にあるとしたら?

この記事で見てきたように、「洗濯動線が一直線」「家族のモノが使う場所にしまえる」「夫婦でキッチンに立ちやすい」…そんなほんの少しの間取りの工夫が、日々の「移動のムダ」を減らし、家事のストレスを劇的に軽くしてくれる可能性を秘めています。

家事が楽になれば、時間にゆとりが生まれます。
その生まれた時間で、子どもとゆっくり絵本を読んだり、夫婦でお茶を飲んだり、私のようにNISAの勉強(笑)をしたり…。

「家事が楽になる家づくり」は、家族の未来の「時間」と「笑顔」を増やすための、何よりの投資だと私は思います。

H3-2:自分らしい暮らしを叶える“相談の一歩”を踏み出そう

「理想の間取りはわかったけど、何から始めたらいいんだろう?」
そう感じたら、まずは「自分たちの生活を見える化」すること、そして「プロに相談してみる」こと。この2つから始めてみてください。

H2-4でご紹介したような「スーモカウンター」などの相談窓口は、まだ具体的なプランが決まっていなくても、「家事動線を良くしたいんですけど…」というフワッとした悩みからでも、無料で相談に乗ってくれます。

「相談=契約」では決してありません。
家づくりは、情報戦。私たち共働きママは、賢く情報を集めて、自分たちの家族に本当に合う選択をしていきたいですよね。

その「相談」という小さな一歩が、後悔しない家づくり、そしてあなたらしい暮らしを叶える大きな一歩につながります。

H3-3:ママが笑顔になれる家づくりこそ、家族の幸せの第一歩

家は、家族が帰る場所。そして、ママにとっては(良くも悪くも)一番長く過ごす「仕事場」でもあります。

だからこそ、その場所が「動きにくい」「片付かない」ストレスフルな場所であってほしくない。
ママがイライラせず、効率よく家事をこなして笑顔でいられたら、その空気はきっと家族全員に伝わります。

「家事動線」や「間取り」を考えることは、ただの設計図の話ではなく、「家族みんながどうすれば幸せに暮らせるか」を考えることそのもの。

あなたの家族にピッタリの「ラク家事間取り」を見つけて、毎日にゆとりのある、笑顔あふれる暮らしを実現しましょう!

-家計と資産作り