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家事代行・宅配・時短家電はどれがお得?時間とお金から考える家事の外注判断

「自分の時間なんて、1日の中で1分もない……」

おもちゃが散乱するリビングの真ん中で、たたんでいない洗濯物の山を前にフリーズする。往復3時間の過酷な通勤をこなしながら、フルタイムの仕事と副業、そして4歳と7歳のわんぱく男児2人の育児を回す日々。「なんで私ばっかりこんなにバタバタしてるの!?」と、疲れから夫や子どもに理不尽にイライラをぶつけてしまい、子どもが寝たあとに自己嫌悪で泣く……かつての私は、毎日そんなギリギリの暗黒期を過ごしていました。

「このままじゃ私が壊れる」と思い、手当たり次第に便利グッズを買ってみたり、話題のサービスを調べてみたりしました。でも、今度は「便利そうだけど、全部契約したら家計が赤字になる」「高い家電を買って使いこなせなかったらどうしよう」「そもそも家事を外注するなんて、母親として手抜きなんじゃないか」という罪悪感とお金の不安に押しつぶされそうになったんです。

そんな数々の失敗や葛藤を繰り返してきた私が、今ようやく「できるだけ“がんばらず”に、ちゃんと暮らす」というペースを掴めるようになりました。

この記事では、かつての私のように「毎日ヘトヘトで限界だけど、限られた家計の中でどこにお金を使えばいいのか分からない」と悩む方に向けて、時間とお金の両面から考える「賢い家事の外注判断」をお伝えします。
完璧な時短術ではなく、等身大の失敗から学んだリアルな基準を分かりやすく整理していくので、一緒にご家庭のベストな選択肢を探していきましょう。

家事をラクにする方法は「自分・家電・サービス」の3つ

あの頃の私は「私が頑張れば、お金はかからない(タダだ)」と信じ込んでいました。でも、タダだと思っていた私の労働力の裏では、「私の笑顔」と「心の余裕」がゴリゴリと削られていたんですよね。

家事の負担を減らそうと思ったとき、すべてを自分でおこなうか、すべてをお金で解決するかの極端な2択になりがちですが、実は選択肢は大きく分けて3つあります。かつて全部抱え込んでパンクした私が、どうやって家事を仕分けしたのか、その全体像からお話ししますね。

自分でやる

これは「お金をかけずに、自分の手と時間を使って終わらせる」方法です。
以前の私は、少しでも節約したくて何でも自分でやろうとしていましたが、今は「短時間で終わるもの」「やっていてストレスを感じないもの」だけを自分の担当に残しています。
例えば、洗面所を使ったついでにサッと拭くことや、お気に入りの柔軟剤の香りを楽しみながら洗濯物を干す(余裕がある週末だけ)といった具合です。「外注する準備や、機械のお手入れをする方がかえって面倒くさい」と感じるちょっとした名もなき家事は、自分でサクッと終わらせるのが一番コスパが良いと気づきました。

時短家電に任せる

ロボット掃除機やドラム式洗濯乾燥機、食洗機などの機械に頼る方法です。
初めて食洗機を買おうとしたとき、「数万円もするなんて贅沢の極みだ!」と震えましたが、いざ導入してみると世界が変わりました。初期費用として数万〜十数万円とまとまったお金が飛んでいきますが、一度買ってしまえば、文句ひとつ言わず毎日365日働いてくれます。
「初期費用は高いけれど、長く使うほど1回あたりのコストはどんどん安くなる」のが家電の最大の特徴。特に、毎日必ず発生する「洗う」「掃除する」といった単純作業を丸投げするには、最強の相棒になってくれます。

サービスへ任せる

家事代行やハウスクリーニング、食材宅配、ミールキットなどの人の手や外部の仕組みに頼る方法です。
「知らない人を家に入れるなんて」「ご飯を手抜きするなんて」と一番ハードルが高かったのがこの選択肢でした。でも、いざお試しで家事代行を頼んでみると、プロが作ってくれた美味しい副菜が冷蔵庫にある安心感に思わず涙が出そうになりました。
サービス利用は、家電と違って初期費用はほとんどかかりません。その代わり、利用するたび(あるいは毎月)に継続的な費用が発生します。「機械にはできない複雑な家事(料理や部屋の片付けなど)」や、「忙しい時期だけ手伝ってほしい」というスポット的な悩みを解決するのに向いています。

まずは今の家事を全体的にどう減らしていくか、家事を時短する方法の全体像も合わせて読んでみてくださいね。

「一番安い」ではなく「1時間減らすのにいくらか」で考える

「家事代行なんて贅沢!」「食洗機に10万円なんて無理!」
昔の私は、とにかく目先の金額の「高い・安い」だけで判断していました。「私がやれば0円なのに、お金を払うなんてもったいない」という呪いにかかっていたんです。

でも、ある日気づきました。私が通勤と仕事で疲れ切った体にムチを打ち、毎日2時間、眉間にしわを寄せてイライラしながら家事をして、子どもとの時間を削っている。その「失われた時間」は本当に0円でしょうか?

家事の外注や時短家電の導入を考えるとき、絶対に外してはいけない基準があります。それは「一番安い方法はどれか」ではなく、「私の人生の時間を1時間買い戻すのに、いくらかかるか」という考え方です。

例えば、10万円のドラム式洗濯乾燥機。目先の金額だけ見ると「高っ!」となりますが、干す手間に毎日30分かかっていたとします。1年で約180時間。これを仮に5年使えば、約900時間の削減です。10万円を900時間で割ると、なんと「1時間を約111円で買っている」計算になります。

一方で、月額1万円の家事代行サービスを頼み、水回りの掃除や料理の作り置きをしてもらって、月に10時間の家事が減ったとします。この場合、「1時間を1,000円で買っている」ことになります。

数字だけ見ると家電の方が圧倒的にお得に見えますが、機械は「献立を考えて料理を作ってくれる」ことはできません。
だからこそ、「この家事を手放して1時間を買い戻せるなら、この金額を払う価値があるか?」と自分に問いかけるのが大切なんです。金額だけを見て飛びついたり諦めたりするのではなく、自分の時間と心のゆとりを取り戻すための「投資」として計算してみると、罪悪感がスッと消えて、本当に必要なものが見えてきますよ。

時短家電がお得になりやすい家事

「洗濯物くらい、私がちょっと早起きして干せばタダでしょ」
「食洗機に頼るなんて、主婦のサボりみたいで後ろめたい……」
数年前まで、私は本気でそう思っていました。でも、毎朝寝不足でフラフラしながら冷たい洗濯物を干し、夕食後はシンクに山積みになった食器を見て絶望する。そんな日々のストレスは、確実に私から笑顔を奪っていました。

思い切ってドラム式洗濯乾燥機と食洗機をお迎えしたときの感動は、今でも忘れられません。私が高いお金を払ってでも「これは家電に任せて大正解だった!」と実感している家事の特徴をお伝えしますね。

毎日・毎週繰り返す家事

時短家電の効果が最も爆発するのは、なんといっても「毎日(あるいは1日に複数回)発生する家事」です。
泥だらけの服や、無限に出るコップとお皿……。この「終わりなきルーティン」から解放される効果は絶大です。1回あたり30分の作業でも、毎日やれば1年で約180時間。これがゼロになるだけで、子どもと一緒に絵本を読む時間や、あたたかいお茶をゆっくり飲む時間が生まれます。

干す手間をゼロにするドラム式洗濯乾燥機を見る

機械に任せやすい家事

「機械がやっても、人間がやっても、結果が変わらない(むしろ機械の方が得意な)家事」も、家電投資に向いています。
例えば、床のホコリや髪の毛を吸い取る作業。以前は週末に掃除機を引っ張り出して汗だくでかけていましたが、今はロボット掃除機が毎日私が仕事に行っている間(あるいは副業ブログを書いている間)に隅々まで綺麗にしてくれています。
高温のお湯と強力な水流で洗う食洗機も、手洗いより実は衛生的です。

掃除を自動化したい人向けのロボット掃除機を見る
食器洗いの時間を家族の時間に変える食洗機を見る

長期間使う予定がある

時短家電の費用対効果を考えるとき、私は「あと何年、この家事に苦しめられるか」をリアルに想像するようにしました。
子どもたちが小学生、中学生と成長していけば、洗濯物の量や汚れのハードさは増すばかり。「この先5年間、毎日この洗濯物と格闘し続ける自分の姿」を想像したとき、10万円以上のドラム式洗濯機が「高すぎる買いもの」から「必要不可欠な投資」に変わりました。

家事代行がお得になりやすい家事

一方で、「機械じゃどうにもならない家事」ってありますよね。
実は私、家事代行サービスを使うことにはものすごく抵抗がありました。「他人に家事をやってもらうなんて、母親失格なんじゃないか」って。でも、仕事の繁忙期と下の子のイヤイヤ期が重なり、毎日スーパーのお惣菜とレトルトでやり過ごす日々に、私自身の心が限界を迎えてしまいました。
「もう無理だ、誰か助けて……」とすがる思いで家事代行のお試しプランを頼んだ日。冷蔵庫を開けると、残り物の野菜を使って綺麗にタッパーに詰められた美味しそうな副菜が並んでいて……。それを見た瞬間、張り詰めていた糸が切れてボロボロ泣いてしまいました。

人でないと対応しにくい家事

「冷蔵庫にある残り物で、子どもが食べるおかずを3品作って」「床に散らばったレゴとプラレールを分けて箱に片付けて」
こんなフワッとしたお願い、どんな最新家電にもできませんよね。臨機応変な対応が必要な料理の作り置きや、ただ物を避けるだけでなく「考えて収納する」といった片付けは、人の手だからこそできる神業です。

複数の家事をまとめて任せたい

「お風呂のついでに洗面所の鏡も磨いてほしいし、リビングの散らかった本を棚に戻して、ついでにゴミ出しもお願い!」
そんな、「名前のつかない細々とした家事」をまとめてお願いできるのも家事代行の強みです。

忙しい期間だけ利用したい

家電のように初期費用としてドカンとお金がかからず、「今月だけ」といった使い方ができるのもサービスの魅力です。
復職してすぐの数ヶ月や、夫が繁忙期で完全ワンオペになる時期など、「この1ヶ月を乗り切るための命綱」として、必要な期間だけ予算を決めてスポットで頼む。これなら家計への負担も計算しやすいです。

家電購入では解決できない家事

どんなにいい洗濯機を買っても「衣類を仕分ける」作業は消えませんし、ロボット掃除機を動かすためには「床のものを片付ける」必要があります。家電を導入してもどうしても残ってしまう「手作業の沼」を月1回でもプロにリセットしてもらうだけで、その後の毎日の家事が劇的にスムーズに回ります。

家事代行に任せられる内容と料金を確認する

宅配サービスがお得になりやすい家事

保育園のお迎え後、夕暮れのスーパーでぐずる下の子を抱っこしながら、両手に食い込むエコバッグの重さに耐えて帰宅し、コートも脱がずに夕飯作りに取り掛かる。数年前の私は、毎晩この「買い物から夕食準備までのデスロード」で一日のHPを使い果たしていました。
そんな私を救ってくれたのが、食材宅配やミールキット、宅配弁当などのサービスです。食費自体は少し上がりましたが、それを補って余りあるメリットがありました。

買い物へ行く時間が長い

「スーパーに行って帰ってくるだけで、実は往復とレジ待ちで1時間近くかかっている」という事実に気づいたとき、私は愕然としました。
宅配を導入して一番大きかったのは、この「強制的な移動時間」がゼロになったこと。スマホでポチッとするだけで食材が届き、浮いた1時間で子どもとお風呂にゆっくり入ったり、明日の準備を焦らずに済ませたりできるようになりました。

献立決めも負担になっている

「今日何作ろう……」と冷蔵庫の前でフリーズする時間が一番しんどい、という方も多いのではないでしょうか。
ミールキット(食材とレシピのセット)を頼むようになってからは、「届いたものを作るだけ」という状態になり、脳の疲労度が劇的に下がりました。

買い物・料理を減らせる宅配サービス(ミールキット)を比較する

重い物を運ぶのが大変

お米、牛乳、洗剤類……。子どもを連れてのまとめ買いは、もはや筋トレを超えて修行です。重くてかさばる日用品だけでもネットスーパーや宅配に切り替えると、物理的な体力の消耗が圧倒的に減ります。

料理そのものを減らしたい

「今日はもう一歩もキッチンに立ちたくない!」という限界突破の日は、どんなに頑張るお母さんにも必ず来ます。
今は冷凍の「宅配弁当」をストックしておくようにしています。レンジでチンするだけで栄養バランスの取れた食事が完成するので、「いざとなればアレがある」という安心感が心の支えになっています。

限界の日の救世主になる宅配弁当を比較する

スポット外注がお得になりやすい家事

「エアコン掃除?業者に頼んだらもったいない。自分でやれば1000円で済むじゃない!」と意気込んで専用スプレーを買い込んだものの、養生テープを貼る面倒くささに挫折し、掃除グッズが洗面台の下で数年間眠り続けた過去の私。
頻度は低いけれど圧倒的に重労働な家事こそ、プロのスポット外注(単発の依頼)に丸投げするのが一番コスパがいいと学びました。

エアコンクリーニング

自分でフィルターのホコリを取ることはできても、内部のカビや汚れまでは落としきれません。プロに頼むと高圧洗浄機で真っ黒な水がドバドバと出てきて絶句します。年に1〜2回、冷暖房の効率アップ(電気代節約)のための必要経費と割り切っています。

換気扇・水回りなどの大掃除

年末になるたび憂鬱になる換気扇の油汚れ。「貴重な休日の半日を潰して、ヘトヘトになって完璧にならない」くらいなら、お金を払ってハウスクリーニング業者にお願いした方が圧倒的にラクです。

自分で掃除する?業者に頼む?ハウスクリーニングの使い分けガイド

衣替え時のクリーニング

冬物のコートやかさばるニット類。家族4人分となるとクリーニング店への往復だけでも大仕事です。今は、ダンボールに詰めて送るだけの「宅配クリーニング」を活用しています。「保管付き」を選べばクローゼットの中がすっきりして、収納スペースに余裕が生まれます。

大量の不用品処分

サイズアウトした服や使わなくなったおもちゃ。「いつかフリマアプリで売ろう」と思って部屋の隅に積んだまま数ヶ月……。思い切って不用品回収業者や宅配買取に頼んで一気に手放すと、家の中のスペースも心のモヤモヤも一瞬でクリアになります。

逆に「自分でやった方がいい家事」は?

「もう全部お金で解決したい!何から何まで誰かやって!」
毎日限界だった当時の私は、とにかくラクになりたくて話題の自動調理鍋に飛びついたこともあります。でも、いざ使ってみると「食材を切ってセットして、食後は重いパーツを分解して洗う……これ、私がフライパンで炒めた方が早くない?」と気づきました。
「外注するための準備」や「機械のメンテナンス」の方が面倒でイライラしてしまう家事は、実はお金をかけずに自分でやった方がお得です。

短時間で終わる

洗面台を使ったらついでにサッとこする。テーブルの上のゴミを捨てる。こうした「数秒〜数分で終わる名もなき家事」は、家事代行スタッフさんにお願いするためにリストアップするよりも、自分で動いてしまった方が圧倒的に早いです。

ストレスを感じない

「お風呂上がりに、スクイージーで鏡の水切りをする作業が意外と好き」など、自分にとってストレス度が低い家事は、無理にお金をかけて自動化する必要はありません。家事の予算は「大嫌いな家事」に全振りするのが正解です。

頻度が低い

数ヶ月に1回の靴箱整理のために専用の便利グッズを買っても、結局使わなくなります。頻度が低いものは「休日に一気に終わらせる」か、「いっそプロに頼む」に振り切った方がスマートです。

外注すると準備や調整の方が面倒

家事代行を頼む際に「来てもらう前に部屋を片付けておかなきゃ」「細かい味付けの指示を出さなきゃ」と、事前のコミュニケーションでグッタリしてしまうなら、自分のペースでやってしまった方が精神的にラクなことも多いです。

自分でやること自体を楽しめる

「子どもの誕生日ケーキだけは自分で焼きたい」「休日の朝のコーヒー淹れは至福」。効率だけを追い求めて暮らしの潤いまで削ぎ落としてしまっては本末転倒です。「やっていて楽しいこと」は、堂々と手元に残していいんです。

家事別|自分・家電・外注のどれがおすすめ?

「自分でやるべき家事は分かった。でも残りの家事は、家電とサービスのどっちに任せるのが一番コスパがいいの?」
限られた予算の中で最大限にゆとりを取り戻すには、家事の性質に合わせて適材適所で使い分けるパズルのような視点が必要でした。私が試行錯誤して行き着いた、家事別の「ベストな任せ先」を整理してみました。

家事の種類 おすすめの任せ先 理由と私の失敗・実感
日々の床掃除 時短家電(ロボット掃除機) 毎日発生するためコスパ最強。床に物を置かなくなる副産物も。
水回り・大掃除 外注(ハウスクリーニング) 専用洗剤を買って休日を潰すより、年に1〜2回プロに丸投げが確実。
洗濯(洗う〜乾かす) 時短家電(ドラム式洗濯乾燥機) 干す・取り込む作業がゼロに。天気に一喜一憂しなくなる神家電。
洗濯(たたむ・しまう) 自分でやる(家族で分担) 自動化が難しいため、「各自のカゴに放り込むだけ」の仕組みで乗り切る。
献立決め・買い出し 外注(宅配・ミールキット) 脳の疲労とスーパーの往復時間を大幅カット。一番実感値が高い。
食器洗い 時短家電(食洗機) 夕食後の絶望タイムが消滅。手洗いより衛生的でストレスゼロ。

共働き家庭がお金をかけるなら「頻度×負担」が大きい家事から

「よし、時間を買うぞ!」と決心しても、あれもこれもと手を出せば家計はすぐにパンクします。過去の私がまさにそうで、思いつきで色々なサービスに登録しては、毎月のクレジットカードの請求額を見て青ざめていました。
限られた予算の中で、どこからお金をかけるべきか。私が失敗から学んだ鉄則は「頻度×負担」の掛け算で優先順位を決めることです。複数当てはまる家事ほど、真っ先に課金して手放すべき「ラスボス」です。

毎日発生する

週1回の家事よりも、1日3回の食器洗いや毎日の洗濯など「息をするように毎日やらなきゃいけない家事」を外注・自動化する効果は絶大です。毎日の小さなイライラをなくすことが、心の平穏への最短ルートです。

1回の作業時間が長い

買い物や料理のように、1回あたり30分〜1時間以上持っていかれる家事は、手放したときの「時間が生まれた!」という実感が段違いです。

精神的に嫌い

時間は短くても「排水溝の掃除」など精神的なダメージが大きい家事に予算を割くのは大正解です。嫌いな家事をやる前の憂鬱な時間も含めて丸ごとお金で解決できると、驚くほど毎日が明るくなります。

家族で分担しにくい

「夫に頼むとやり直しが必要でイライラする」など、自分が抱え込みがちな家事こそ第三者(家電やサービス)の出番。夫婦間の不毛な争いがなくなるので、夫婦円満の必要経費とも言えます。

時短家電は「何年使うか」で費用を考える

いざ時短家電を買おうと決意しても、お店で値札を見ると足がすくみますよね。「やっぱり高すぎる」と諦めかけた過去の私に、これだけは伝えたいです。本体価格だけで高い・安いを判断してはいけません。

想定使用年数で割って考える

例えば15万円のドラム式洗濯乾燥機。これを仮に5年(約1800日)使うとすれば、1日あたりのコストは約83円です。毎日83円払うだけで「洗濯物を干す・取り込む」重労働から解放されると考えれば、決して高くはありません。

家電の故障・買い替え判断ガイドはこちら

毎日使えるかを確認する・設置スペースも考える

ただし、せっかくロボット掃除機を買ったのに床に物が散乱していて週に1回しか動かせないのではコスパはガタ落ちです。また、食洗機の残菜フィルターの掃除など「お手入れの手間」がストレスにならないかも、買う前にしっかり確認しましょう。

家事代行・宅配は「固定費化」に注意する

家電が「ドカンと初期費用がかかる投資」だとすれば、家事代行や宅配サービスは「毎月ジワジワと引き落とされる固定費」です。手軽に始められる分、気がつくと家計を圧迫しているというのが最大の落とし穴です。

毎月いくらまで使うか決める

まずは「家事をラクにする予算は月◯万円まで」と上限を決めます。予算の範囲内で、一番ストレスが減る組み合わせを探るのが鉄則です。

定期利用とスポット利用を使い分ける

すべてを定期利用にする必要はありません。ベースの家事は自分でやりつつ、「今月は副業が繁忙期だから、家事代行をスポットで頼もう」など、メリハリをつけると家計へのダメージを抑えられます。使わなくなったサブスクを放置しないよう、月に1回は明細を見直す勇気も必要です。

忙しい家庭のための生活サービス活用ガイド

迷ったらこの5ステップで決める

「選択肢が多すぎて、結局どうしたらいいか分からない!」
スマホのブラウザに比較記事を何十個も開いたままフリーズし、結局「私が気合いで乗り切るしかない」と一番辛い選択に戻ってしまっていた昔の自分にアドバイスするなら、以下の「5つのステップ」で順番に考えていくよう伝えます。

  1. その家事に月何時間使っているか
    例えば「洗濯干し」が1日30分なら、1ヶ月で約15時間。「私は毎月15時間も無給で働いていたんだ」と数字にすることで、お金を使う罪悪感が薄れます。
  2. ストレスは大きいか
    時間が短くても「子どもにイライラしながらこなす家事」など、精神的ダメージが大きい家事こそが、優先的にお金で解決すべきラスボスです。
  3. 家電で自動化できるか
    まずは「機械」に丸投げできないか考えます。数年単位で長く苦しめられそうな家事なら、初期費用を払ってでも家電での解決が一番費用対効果が高くなります。
  4. サービスへ任せた場合はいくらか
    機械にできない料理や片付けは、人の手(サービス)の出番です。「月に数千円〜1万円で、あの夕方のバタバタから解放されるんだ」と具体的な金額を知ることから始めましょう。
  5. 払う金額に対して取り戻せる時間に納得できるか
    「月に1万円の出費が増えるけれど、毎月10時間のゆとりが生まれる。この取引に納得できるか?」
    もし「子どもと一緒に笑って夕飯を食べる時間が欲しい」と思えたなら、それは無駄遣いではなく立派な「未来への投資」です。

まとめ|家事に使うお金は「物を買う」のではなく時間を買うと考える

「家事を手抜きするためにお金を使うなんて、ダメな母親なんじゃないか」
ずっとこの呪縛に囚われていた私は、往復3時間の通勤とフルタイムの仕事、副業、そして育児を気合いだけで回そうとし、結果的に家族の前で笑顔が消えていました。

でも、数々の失敗と試行錯誤を経て、ようやく気がついたんです。
私たちが買っているのは「高価な機械」や「他人の労働力」ではありません。私たちが買っているのは、子どもと一緒に絵本を読む時間、あたたかいお茶をゆっくり飲む時間、そして何より「心からの笑顔」です。

一番安い方法が、我が家にとっての正解とは限りません。大切なのは、自分の家庭にとって「最も時間とストレスを減らせる家事」を見極め、そこにピンポイントで予算を使うこと。

もし今、あなたが毎日ヘトヘトで限界を感じているなら。
どうか「全部私がやらなきゃ」と抱え込まず、この記事で紹介した考え方をヒントに、少しだけお金の力を借りてみてください。
完璧じゃなくていいんです。できるだけ“がんばらず”に、ちゃんと暮らす。
あなたが1日でも早く、心からの笑顔と自分だけの時間を取り戻せるよう、心から応援しています。

しずくママ

4歳と7歳の息子を子育て中。「完璧じゃなくていい、うまくまわる暮らしを。」をモットーに、家事・子育て・お金のリアルな工夫を発信しています。 好きな言葉:「できるだけ“がんばらず”に、ちゃんと暮らす」