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楽天証券のNISA口座まとめ|特徴とメリットデメリットを他社と徹底比較

こんにちは、しずくです。今日も先日のauカブコム証券に続き、NISAの人気口座である、証券口座である楽天証券の紹介をしていきたいと思います。
楽天証券と言えば、SBI証券と並んで口座開設数が1000万件を超える2大ネット証券のうちの1つ。今回は、その楽天証券の特徴や楽天証券でNISA口座を作成し運用していく上でのメリット、デメリット、そしてNISAで資産運用をしてくための基本的な始め方や具体的なやり方についてもまるっと紹介していきます。投資はもちろん、ニーサ自体もこれから口座開設してやってみたい、という初心者の方にもわかりやすく解説していきます。

目次

楽天証券NISA口座の基本情報について

それでは、まず楽天証券のNISA口座の基本情報についてざっとおさらいしておきましょう。

楽天証券のNISA口座でできること

まずは、楽天証券のNISA口座でできることを簡単に説明します。

NISA積立投資枠

一つ目はNISA積立投資枠での投資です。株式や投資信託などの金融商品を毎月の積立金額を決めて継続的に購入することができます。もちろん、売買を行った時の損益に関して税金はかかりません(非課税)。後で紹介するNISA成長投資枠よりも、より堅実で値動きの変化が緩やかな傾向のある投資信託などに絞られているのが特徴です。年間トータルで120万円まで投資が可能です。

NISA成長投資枠

次にNISAの成長投資枠について。こちらも積立投資枠と同じく、口座内での売買で得た利益については非課税での取引となります。積立投資枠と違う点は、よりアクティブな値動きをする銘柄も売買することができるため、名前の通り資産をより成長させるために攻めた投資ができるのが特徴です。また、年間投資枠も240万円と積立投資枠の倍額あります。NISAでは積立投資枠と併せて年間360万円までの投資ができます。

楽天証券のマネーブリッジとは?

楽天証券では「マネーブリッジ」と呼ばれる仕組みがありますが、そちらについて紹介していきます。マネーブリッジとは簡単にいうと、楽天証券×楽天銀行の口座連携サービスのことで、2つのサービスを連携させることでさまざまな恩恵が受けられます。

マネーブリッジのメリット①楽天銀行での普通預金の金利優遇

楽天銀行の口座を持っており、楽天証券口座と連携(マネーブリッジ登録)することで、楽天銀行に預けている普通預金の金利が以下のようにアップします。

  • 300万円以下:年間0.1%
  • 300万円超:年間0.041%

現状の大手銀行の金利からすると、300万円以下で100倍もの金利アップとなります。仮に300万円預けていたとすると、年間3000円の利息を受け取れる計算です。それでも微々たるもの・・と感じる部分もありますが、年間3000円が何もしなくても入ってくるというのは、それだけでも嬉しいです。

マネーブリッジのメリット②楽天銀行と楽天証券の入出金手数料無料

NISAで株や投資信託などの金融商品を購入する際は、銀行から楽天証券へ入金をし、入金したお金で金融商品を購入する流れとなります。

もちろん、楽天証券へ入金する銀行は楽天証券と提携しているのであればどこでもいいのですが、楽天銀行からの入金とすることで、入金手数料が無料となります。が、実は楽天銀行以外の銀行へ出金依頼をしたとしても、手数料は無料となっているため、ここは現時点であまりメリットとは言えなくなっています。

マネーブリッジのメリット③楽天証券の取引で発生する手数料で楽天ポイントが貯まる

次に、楽天証券の取引すると楽天ポイントが貯まる仕組みについて紹介します。これはバナーブリッジの他に、楽天ハッピープログラムにエントリーしておくことが必須です。バナーブリッジに連携しハッピープログラムにエントリーすることで、楽天証券の取引で発生した手数料100円につき1ポイントの楽天ポイントが貯まります。

楽天銀行との連携と楽天カードでのクレカ積み立て

続いてはおまちかねの楽天証券でのクレカ積立について。SBI証券やauカブコム証券での可能なクレカ積立が楽天証券でも可能です。

具体的には毎月5万円までの投資信託の購入を楽天カードで購入でき、その購入分にも1%の楽天ポイントが付与されます。毎月最大5万円のクレカ積立を楽天カードで行ったとすると、月間500ポイント、年間で6000ポイントもの楽天ポイントが付与されます。(これだけで楽天銀行の利息分[300万円で1年間普通預金に預けた場合]を上回っています。)

楽天キャッシュを併用して月間10万円までの積立もできる

楽天証券のクレカ積立はこれだけでは終わりません。実は、楽天証券のNISAはキャッシュレス決済の楽天キャッシュでの積立も月間5万円まで可能。もちろん、クレカ積立とは別枠です。キャッシュレス決済での積立自体にはポイント付与はありませんが、楽天キャッシュへのチャージに楽天カードを使用した場合、0.5%のポイント付与が発生します。つまり、5万円を楽天カードからチャージしして楽天キャッシュで積み立てた場合、月間で2500ポイント、年間で3000ポイントの楽天ポイントが貯まります。

クレカ積立の6000ポイントと併せて、月間10万円をNISA口座で積立をするだけで、9000ポイントの楽天ポイントが自動的に貯まるわけです。

楽天証券のNISA手数料

楽天証券のNISA口座への売買手数料は一部海外投資先への売買については手数料がかかりますが、国内株式や投資信託の売買時の手数料は無料となります。(ただし、今や主なネット証券会社では手数料無料は当たり前となっているため、楽天証券だけのメリットとは言えません。)

また、別途投資信託には信託報酬と呼ばれる運用手数料がかかります。(かく銘柄の信託報酬については銘柄の紹介ページにて確認できます。NISAで人気の高いemaxslimはこの信託報酬が非常に低い=相対的に運用益がでた時の利益を多く受け取れるということになります。)信託報酬は毎日差し引かれています。

他NISA口座が作れる証券会社との比較

それでは次に、NISA口座の作れる他の証券会社と楽天証券との比較をしていきます。NISA口座が作成できる金融機関は、大きくネット系の証券口座か、大手銀行や証券会社になります。それぞれ、楽天証券と比較してどうなのか、みていきましょう。

銀行NISA口座比較

楽天証券 三井住友銀行 三菱UFJ銀行 みずほ銀行 ゆうちょ銀行 りそな銀行
NISA手数料 無料 有料 一部無料 有料 条件付無料 一部無料
ポイント 楽天ポイント Vポイント Ponta クラブポイント
クレカ積立 最大1%(楽天カード) 最大5%
(三井住友カード)
預金金利 最大0.1%/年
選任担当者 無し 有り 有り 有り 有り 有り

楽天証券とそのほかのリアル銀行でNISAをやった時の比較表です。

ネット証券の代表格である楽天証券では、やはり手数料やポイント還元などコストに直結する部分についてはやはりほかの銀行でNISAを行うよりもメリットが大きいことがわかります。

マネーブリッジを行い、楽天銀行と連携することが条件で普通預金が最大0.1%となることも大きな魅力の一つです。ただし、一般的な銀行では窓口となる担当者がついてアドバイスをもらったり、購入サポートを行ってもらえるのに対し、楽天証券をはじめネット証券ではそれがありません。

楽天証券はその他の銀行でNISAをやる場合と比較して、コストを重視する方には非常に良い選択肢となりますが、手取り足取りNISAについて教えてもらいたいという方や、めんどくさいので担当者に丸投げしたいという方には向きません。

ネット証券NISA口座比較

auカブコム証券 SBI証券 楽天証券 マネックス証券 松井証券
NISA手数料 無料 無料 無料 無料 無料
ポイント Ponta Vポイント、Ponta 楽天ポイント マネックスポイント 無し
クレカ積立 1%(au Payカード) 最大5%(三井住友カード)

最大1%(楽天カード)
+楽天キャッシュ

1.1%(マネックスカード) 無し
預金金利 最大0.3%/年 0.01%/年 最大0.1%/年 無し(SBI新生銀行) 無し(MATSUI Bank)
外国株式 米国のみ 米国など9ヶ国 米国のみ 米国、中国のみ 米国のみ
選任担当者 無し 無し 無し 無し 無し

では次に、同じネット証券内での楽天証券の立ち位置についてみていきましょう。

ネット証券の特徴として、やはり実コスト面でのメリットが大きいという部分はどの会社も共通しています。NISAの売買手数料も各社無料となっていますし、ポイント還元のあるクレカ積み立てについても松井証券以外は各社行われています。

ただ、楽天証券のポイントとしては、毎月上限5万円までのクレカ積み立てに加えて、還元率は0.5%と落ちますが、楽天キャッシュでの積み立ても5万円まで可能なこと。ここが各社との差別化ポイント。(※SBI証券で唯一5%の還元率が受けれる三井住友カード プラチナプリファードに関しては、そもそもの年会費が33,000円のため、年会費無料の楽天カードの方がトータルでみても断然お得です。)

特に楽天経済圏の恩恵を受けている方にとっては、楽天証券でNISAを始めることが非常にメリットのあることだというのがわかります。

楽天証券で購入できるNISA銘柄

それでは、楽天証券で購入できる主なNISA銘柄について簡単に説明していきます。

楽天系銘柄

  • 楽天・NASDAQ-100インデックス・ファンド
  • 楽天・S&P500インデックス・ファンド
  • 楽天・全米株式インデックス・ファンド
  • 楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド

オルカンと呼ばれれる全世界株式に投資するオールカントリーだったり、アメリカの主要株式に投資するS&P500などを楽天の投資会社が運用するのが特徴。この辺の人気銘柄として信託報酬の安さで人気の三菱UFJアセットのeMAXISSlimがありますが、楽天証券で購入できるこちら銘柄の方が信託報酬が若干安くなっています。

もちろんファンドが違うので信託報酬だけで一概に良し悪しを比較できませんが、楽天証券でオルカンやS&P500を選ぶならeMAXISSlimの対抗馬として検討すべき銘柄です。

他の楽天銘柄の投資信託は他証券会社でも購入できますが、楽天のオルカンやS&P500銘柄は楽天でしか購入できなくなっています。

eMAXISSlim系銘柄

  • eMAXISSlim米国株式(S&P500)
  • eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)
  • eMAXISSlim国内株式(TOPIX)

先にも紹介しましたが、今やNISAの代表的人気銘柄となったeMAXISSlimシリーズ。楽天証券で購入するなら楽天のオルカンやS&P500もありですが、やはり全体的にみるとeMAXISSlimの人気は不動のものとなっています。

初心者の方やNISAも初めて、という方はまずは検討しておきたい超重用銘柄です。

iFreeNEXT系

  • iFreeNEXTFANG+インデックス
  • iFreeNEXT インド株インデックス

大和証券(大和アセットマネジメント)が運用会社となっている投資信託。ハイテク、ITが中心のベンチャー企業向け株式市場であるナスダックやFANGと呼ばれる巨大IT企業が中心の銘柄や、インド株中心の銘柄など、成長分野にフォーカスした銘柄が多いのが特徴。

楽天証券でのNISAの買い方と取引方法

ではさっそく、楽天証券でのNISA銘柄の取引方法について確認していきます。

NISA口座の開設方法

ではさっそく、楽天証券のNISA口座開設方法を具体的に紹介します。(まずは、楽天証券に登録ししておくことが前提条件です。)

現在NISA口座をもっておらず、初めて口座を開設する方は左から。他社でNISA口座をすでに持っていて、乗り換えを検討している方は右からそれぞれ手続きに進みます。(※NISA口座は一人一つまでしか持てませんので、すでに他社でNISA口座を持っている方はそちらを廃止して、楽天証券にNISA口座を移す必要があります。)

NISA口座の新規開設

他社からNISA口座を乗り換える

まずは、現NISA口座の廃止(閉鎖)手続きとして、

  • 勘定廃止通知書
  • 非課税口座廃止通知書
  • 非課税適用確認書

これのいずれかの手続きをしてNISA口座の廃止を行う必要があります。それを受けて、下記のようにあ新しく楽天証券でNISA口座を作る手続きになります。

投資信託(積み立てNISA/一般NISA)の購入方法

では、楽天証券での具体的な積み立てNISAの買い付け方法について紹介します。※私自身、auカブコムでNISA口座を持っているため、楽天証券の実際のNISAの買い付けについて紹介はできませんが、投資信託の買い付け方法の紹介で代用させていただきます。(※購入するのがNISAか一般口座かの違いだけで、それほど大差はないはずです。)

購入金額を入金する(※事前準備)

早速銘柄を購入したいところですが、その前にやっておくべき準備があります。それが、楽天証券の口座に銘柄を購入するための費用を入金すること。

そのために、自分の使っている銀行から楽天証券への入金作業を事前にしておく必要があります。上記写真の銀行であれば、オンラインから入金作業→楽天証券へすぐに金額が反映するリアルタイム入金が可能なので、入金されしだいすぐに銘柄の購入手続きをすることができるようになります。

もちろん楽天銀行がマネーブリッジでメリットも多いですが、そのほかの大手銀行でも問題なく入金は可能なので、そこまで楽天銀行にこだわることもなく利用できます。(その点、auカブコムはゆうちょ銀行がリアルタイム入金に対応していないのが残念なところです・・・。)

積み立て設定

積み立て設定をクリック。

積立約款同意状況を確認。

銘柄を投信スーパーサーチで検索か、直接入力、お気に入りから選ぶなどで選択し、積み立て設定をクリック。

ここで、積み立てNISAか一般NISAかそれとも一般口座かを選択します。

選択すると投資信託を買い付ける資金の引き落とし口座を聞いてくるので、赤枠の4つから選びます。楽天キャッシュと楽天クレジットでの積み立ては毎月それぞれ5万円まで。それぞれポイント還元があるため、月10万円までであればこの2つで積み立てるのがおすすめ。

楽天銀行にNISA資金が入っている人は自動入金(スイープ)が便利ですが、他行からの入金は一番下の「その他金融機関の設定はこちら」から口座設定をする必要があります。

楽天証券へ入金する銀行を選んで、口座設定を進めていきます。三井住友やみずほ銀行などの大手銀行であれば、即時入金のリアルタイム入金ができるためご心配なく。

一般購入設定

購入をクリック。

スポット購入で買い付け金額を入力し、そのほか必要事項を入力して購入していきます。

投資信託(積み立てNISA/一般NISA)の売却方法

売却についても、投資信託の売却フローをベースにお伝えしていきます。まずは、保有商品一覧から保有していて売却する銘柄を確認。(※私の場合、楽天証券で投資信託購入していないため上の写真では銘柄出てきていません。)

売却銘柄の左に緑色のバッヂで「売却」とあるので、そこをクリックして進めることで売却手続きをすることができます。

NISA口座の移管・閉鎖の方法

楽天証券のNISA口座の閉鎖(廃止)、またはほかのNISA口座への移管の方法についてです。

まず、他の証券会社のNISA口座へ口座を移すにしても、NISA口座のそのものを廃止するにしても、「勘定廃止通知書」の手続きを行う必要があります。

この勘定廃止通知書を申請し発行されれば楽天証券のNISA口座は廃止ということになるため、そこで改めて別の証券会社のNISA口座を作成、移管することができるようになります。

具体的なやり方としては、公式サイトの以下ページより確認してください。→【公式】楽天証券での勘定廃止通知書取得の流れ

楽天ポイントでポイント投資のやり方

楽天経済圏にいる方は特にですが、毎日の楽天サービス利用で貯まる楽天ポイントもばかにできません。この楽天ポイントを、楽天ペイなどで使ってもいいですが、そのまま投資にも回せるのがポイント投資。

実はこのポイント投資で、一般口座だけでなくNISA口座でもポイント積み立てができます。毎月貯まったポイントを自動的にNISA口座に積み立てするように設定しておくもよし、ある程度まとまって貯まったポイントを使ってNISA口座の買い増しをするもよしです。

楽天証券でのNISA口座開設キャンペーン

他の証券会社もそうですが、いかに自社の証券会社でNISA口座を作成して運用してもらうか、というところに躍起になっています。

そのために、NISA口座新規開設キャンペーンや乗り換えキャンペーンなど、随時お得なキャンペーンをやっていますので、それはぜひ利用すべき。

キャンペーンにはエントリーが必要なものも多いので、NISA口座を開設する場合は下から漏れなく確認しておきましょう。

楽天証券】NISA口座開設キャンペーンまとめ

楽天証券のNISA口座の特徴とメリットデメリットまとめ

ということで、楽天証券でのNISA口座を作成しNISAを運用していくメリット、デメリットや他証券会社でNISA口座を作成したときの比較などを紹介しました。

ネット証券会社としては、SBI証券と並ぶくらいの最大手の一つといっても過言ではないですし、楽天カードや楽天銀行などの関連サービスとの連携により、また楽天経済圏で貯まる楽天ポイントや楽天キャッシュとの連携により、さらにお得に運用できるシステムになっています。

楽天経済圏にどっぷりつかっている方はもちろん楽天証券がNISA口座開設の最有力候補となることは間違いないですし、楽天経済圏にあまり関係ない方であっても、開設して失敗した、と感じる方は少ないでしょう。(管理画面のUIやスマホアプリが無いことは利便性に欠ける部分はありますが・・・。)

ということで、これからNISA口座を開設されようと思っている方、楽天証券にNISA口座を作成するか迷っている方の参考に少しでもなればうれしいです。

また、コメントで質問や感想、ご意見などあればいただけるととても励みになりますので、ぜひぜひお待ちしています!ではでは。

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