美容と健康

通院いらずで安心。自宅でできる性病検査キットの選び方と比較ガイド

こんにちは!4歳と7歳のやんちゃな息子たちにてんてこまいな毎日を送っている、管理人のしずくです。

仕事に家事、そして育"獣"(育児です!笑)に追われていると、あっという間に1日が終わってしまいますよね。子どもたちの健康管理はバッチリでも、自分のことはついつい後回し…。

「ちょっと体調が優れないな」と思っても、病院を予約して、時間を調整して、待合室で待って…と考えると、「まぁ、いっか」と先延ばしにしがちです。

私自身、最近はNISAや節約など「お金」の健康管理には夢中なのですが(笑)、肝心な「体」の健康管理が疎かになっているなと反省することも。

特に、婦人科系の検診や、ちょっとデリケートな悩みとなると、さらに病院へのハードルが上がってしまいませんか?「病院に行くほどではないけれど、念のため安心したい」「万が一、パートナーに何かあった時のためにも、自分は大丈夫か知っておきたい」…。

そんな、忙しいけれど健康意識は高い、私たち世代の女性の間で今、「自宅でできる性病検査」という選択肢が注目されています。

この記事では、なぜ今、「自宅検査」が選ばれているのか、病院での検査とは何が違うのか、そして私たちが賢く自分を守るためにどう選ばばいいのか。「セルフケア」という新しい視点で、詳しく掘り下げていきたいと思います。

目次

性病検査は「予防医療」の一部へ──今、女性の間で広がる“自宅検査”という選択

ひと昔前まで、「性病検査」と聞くと、どこかネガティブで「恥ずかしいこと」というイメージがあったかもしれません。

でも、最近は「予防医療」や「セルフケア」という言葉が浸透し、自分の体を大切にメンテナンスする、というポジティブな意識が広がっていますよね。

私たちママ世代は、子どものためにも、仕事のためにも、何より自分のためにも、健やかでいることが一番の資本。だからこそ、性病検査も「病気になったから行く」場所から、「病気にならないために、安心するためにチェックする」ものへと、その立ち位置が大きく変わってきているんです。

コロナ禍以降に増えた「オンライン・郵送検査」需要

この数年で、私たちの生活は劇的に変わりました。オンライン会議、ネットスーパー、フードデリバリー…。あらゆるサービスが「自宅で完結」するようになり、その便利さを実感した方も多いと思います。

その流れは医療の分野でも同じです。
オンライン診療や処方薬の配送などが一気に普及しましたが、それと同時に「郵送検査(自宅検査キット)」の需要も大きく高まりました。

背景にあったニーズ

  • 病院に行くこと自体が感染リスクになる不安
  • 外出自粛による通院の制限
  • 「待合室での待ち時間」や「他人の目」を避けたい

一度、自宅で完結する利便性(=時間や場所を選ばない「タイパ(タイムパフォーマンス)」の良さ)を知ってしまうと、コロナが落ち着いた今でも「あえて病院に行かなくてもいい検査は、自宅でスマートに済ませたい」というニーズは、むしろ定着してきているように感じます。

性病検査=恥ずかしいの時代は終わった

最近、「フェムテック」や「フェムケア」といった言葉を、雑誌やWebメディアで本当によく目にするようになりました。

生理や更年期、デリケートゾーンのケアなど、これまで公にしづらかった女性特有の悩みをテクノロジーやサービスで解決しよう、という動きです。

こうした流れの中で、性病検査も「隠すもの」ではなく、「自分の体を守るために、きちんと向き合うべきセルフケア」の一つとして、オープンに語られるようになってきました。

特に、女性向けにデザインされた検査キットや、プライバシーに配慮したサービスが増えたことで、「誰かに会ったらどうしよう…」といった心理的なハードルが、以前に比べて格段に下がったのは大きな変化ですよね。

「自分の体を自分で守る」というセルフケア意識の高まり

私がNISAや節約で「お金」の将来を守ろうとしているように、「健康」もまた、未来の自分のための大切な「投資」です。

毎日忙しく、家事や育児、仕事に全力投球している私たちだからこそ、もし体調を崩してしまった時の影響は計り知れません。

だからこそ、性病検査を受ける理由は「パートナーを疑うから」といったネガティブなものではなく、「自分の現在の健康状態を把握し、安心するために、自分で自分を守る」という、非常にポジティブで自立したセルフケア意識の表れだと思うのです。

「もしかして?」という小さな不安を抱えたまま過ごすよりも、検査でハッキリさせて安心したい。そう考える賢い女性が増えている証拠です。

データで見る性病の感染増加

「とはいえ、自分にはあまり関係ないかな…」と感じるかもしれません。
ですが、ここで少し冷静にデータを見てみましょう。

実は、厚生労働省や国立感染症研究所の発表によると、近年、特定の性感染症が増加傾向にあることが示されています。

特に注意が必要な感染症の動向

  • 梅毒: 2021年頃から報告数が急増しており、2022年、2023年は統計を取り始めて以来、過去最多の水準で推移しています。特に女性は20代での報告が多く、私たちの子育て世代や、これから妊娠・出産を考える世代にとって他人事ではありません。
  • 性器クラミジア: 一時は減少傾向でしたが、こちらも近年は20代を中心に増加傾向が見られます。

(参考:厚生労働省「性感染症に関する特定感染症予防方針」、国立感染症研究所「感染症発生動向調査」など)

本当に怖いのは、これらの性感染症の多くが、感染初期に自覚症状がほとんどない(無症候の)ケースが多いことです。
特に女性は症状に気づきにくく、梅毒では無症候の割合が高いというデータもあります。

知らないうちに感染し、気づかずに放置してしまうと、将来の不妊や妊娠・出産に深刻な影響を及ぼす可能性もゼロではありません。

「症状がないから大丈夫」ではなく、「症状がないうちに発見する」こと。
そのために、定期的なセルフチェック(性病検査)が、結果として自分自身と大切な家族を守ることに繋がるのです。

自宅でできる性病検査キットの仕組みとメリット

「自宅検査キット」が便利なのは分かったけれど、実際には「どんな仕組みなの?」「病院と比べてどうなの?」と、具体的なところが気になりますよね。

私も最初は「自分で採るなんて難しそう…」「本当に正確なのかな?」と半信半疑でした。
でも、その仕組みやメリット・デメリットを知ると、「これなら私にもできそう!」と思えるようになったんです。

ここでは、自宅でできる性病検査の具体的な中身と、病院での検査との違いを詳しく見ていきましょう。

検査できる主な項目(HIV・クラミジア・梅毒など)

自宅検査キットといっても、検査できる項目は非常に幅広いです。
特に女性が気になる、または症状が出にくいとされる主要な検査は、ほとんど網羅されています。

検査方法は、項目によって「血液」「尿」「膣(ちつ)分泌物」などを自分で採取する形が一般的です。

主な検査項目と採取方法の例

  • 性器クラミジア: 膣分泌物 または 尿
  • 性器淋菌(りんきん): 膣分泌物 または 尿
  • 梅毒: 血液
  • HIV(エイズ): 血液
  • B型肝炎、C型肝炎: 血液
  • トリコモナス: 膣分泌物
  • カンジダ: 膣分泌物

「血液」と聞くとギョッとするかもしれませんが、多くのキットでは「ランセット」という専用の器具を使って、指先からごく少量を採るだけ。痛みもチクッとする程度で、注射のように大量に採血するわけではないので安心してください。

病院との違い(費用・時間・匿名性・精度)

「じゃあ、病院で受けるのと何が違うの?」というのが一番知りたいポイントですよね。
それぞれに良い点、注意すべき点があるので、比較表にまとめてみました。

▼自宅検査キット vs 病院での検査 徹底比較

比較ポイント 自宅検査キット(通販) 病院(婦人科・泌尿器科など)
匿名性 ◎ 非常に高い
(匿名・ニックネームで検査OKが多い)

(保険証の提示が必要。カルテが残る)
時間的コスト ◎ 非常に低い
(通院・待ち時間ゼロ。自宅で完結)
× かかる
(予約、移動、待合室、診察、会計)
精神的コスト ◎ 非常に低い
(誰にも会わない。恥ずかしさがない)
× かかる
(対面での申告、内診への抵抗感など)
費用 △〜○
(自由診療扱い。セットだと割安)
○〜△
(症状があれば保険適用。症状なしの検査は自費)
検査精度 ○〜◎
(登録衛生検査所など、検査機関は病院と同等)

(医師が適切に検体を採取)
結果判明後
(陽性の場合、自分で病院を探す必要あり※)

(そのまま治療・処方に移行できる)

※キットによっては、陽性の場合に提携医療機関を紹介してくれるフォローアップ体制があるサービスも増えています。

どんな人に向いている?(忙しい人・定期検査したい人)

この比較表を見ると、自宅検査キットがどんな人におすすめかが明確になります。

自宅検査が特に向いている人

  • 仕事や育児でとにかく忙しく、通院の時間が取れない人(まさに私!)
  • 病院の待合室で待つのがストレスな人(タイパ重視の人)
  • 誰にも知られず、匿名でこっそり検査したい人
  • 症状はないが、定期的にセルフチェックしたい人
  • パートナーが変わったタイミングなどで、安心材料が欲しい人

逆に、すでに「かゆみがある」「おりものに異常がある」など、明らかな自覚症状が出ている場合は、自宅検査キットで結果を待つよりも、すぐに病院を受診して診断・治療を開始する方が賢明です。

注文〜結果までの流れを図解で紹介

「自分でもできそう」と思っても、実際の流れが分からないと不安ですよね。
一般的な郵送検査キットの流れを、ステップごとに見てみましょう。

【簡単4ステップ】自宅検査キット利用の流れ

  1. Step 1:ネットで注文
    • 匿名で注文可能。
    • 配送時、中身が「検査キット」とは分からないよう、品名が「雑貨」などと記載されて送られてくる配慮がされていることが多いです。家族が受け取っても安心ですね。
  2. Step 2:自宅で検体採取
    • キットが届いたら、説明書を見ながら自分で検体(血液、尿、分泌物など)を採ります。
    • 誰にも見られず、自分のタイミング(朝起きてすぐ、など)でできるのが最大のメリットです。
  3. Step 3:ポストに投函
    • 採った検体を、付属の返送用封筒に入れてポストに投函します。
  4. Step 4:Webやアプリで結果確認
    • 数日〜1週間程度で、検査機関から結果が出ます。
    • 郵送で紙の結果が送られてくるのではなく、スマホやPCから専用サイトにログインして確認する仕組みが主流。IDやパスワードで管理されるため、他人に見られる心配がありません。

このように、注文から結果確認まで、誰とも顔を合わせることなく「自宅で完結」するのが、性病検査キットの最大のメリットであり、選ばれている理由なんです。

性病検査キットを選ぶときのチェックポイント

「自宅でできるのは分かったけど、いざ選ぶとなると、種類が多すぎてどれがいいか分からない…」

そうなんです。ネットで「性病検査キット おすすめ」と検索すると、本当にたくさんのサービスが出てきますよね。価格も検査項目もバラバラで、私も最初は「安ければいいの?」「何が違うの?」と混乱してしまいました。

でも、これは自分の体に関わる大切な「検査」。安さや手軽さだけで選んでしまい、もし「検査結果が不正確だった」なんてことになったら、元も子もありません。

ここでは、忙しい私たちが安心して、信頼できる自宅検査キットを選ぶために、最低限チェックすべき4つのポイントをまとめました。

医師監修・医療機関提携の有無

まず最初に確認したいのが、その検査キットが「信頼できる医療体制のもとで提供されているか」です。

チェックポイント

  • 医師や専門家が監修しているか?
  • 検査を行うのが、国に認可された「登録衛生検査所」か?
  • (可能なら)そのサービス自体が医療機関と提携しているか?

「登録衛生検査所」とは、病院から依頼された血液検査などを行う、いわば“検査のプロ”集団です。
病院で受ける検査と同じレベルの精度の高い検査機器や体制が整っているため、ここの名前が明記されているサービスは「検査精度安全性」において信頼できる一つの目安になります。

検査項目の充実度

次に、「自分は何を調べたいのか?」を明確にしましょう。
いくら信頼できるサービスでも、調べたい項目が入っていなければ意味がありませんよね。

目的別のおすすめ項目例

  • 初めてで不安な方、ひと通り調べたい方:
    クラミジア、淋菌、梅毒、HIVなど、主要な項目が比較的広く含まれたスタンダードなセット。
  • のどの違和感(オーラルセックスの機会)が気になる方:
    性器だけでなく、「のど(咽頭)」のクラミジア・淋菌もセットになったもの。
  • 症状はないが定期的にチェックしたい方:
    特に症状が出にくいとされるクラミジアや梅毒など、基本項目に絞ったもの。

女性向けのキットでは、不妊や子宮頸がんのリスクにも関連する「HPV(ヒトパピローマウイルス)」や、おりものの異常に関連する「カンジダ」「トリコモナス」などが含まれたセットも人気です。

自分の行動や不安に合わせて、必要な項目が過不足なく入っているかをチェックしましょう。

匿名配送・個人情報の管理体制

自宅検査を選ぶ一番の理由は、やはり「プライバシー」ですよね。
この点がしっかり守られていないサービスは論外です。

チェックポイント

  • 匿名(ニックネーム可)で検査を申し込めるか?
  • 配送時の梱包が、中身が分からないよう配慮されているか?(例:品名「雑貨」「サプリメント」など)
  • 差出人名が、会社名やサービス名ではなく「個人名」などで送付可能か?
  • 検査結果の確認方法が、セキュリティの保たれたWeb(ID/パスワード必須)か?
  • プライバシーマーク(Pマーク)などを取得し、個人情報の管理体制が明記されているか?

特に家族(パートナーや子ども)と同居している場合、「検査キットを注文した」こと自体、知られたくないケースが多いと思います。
「誰が受け取っても安心」な配慮がされているかは、サービス選びの重要な決め手になります。

結果確認方法・フォローアップの有無

検査は「受けて終わり」ではありません。
万が一、結果が「陽性(感染の疑いあり)」だった場合に、どうすればいいかまでサポートしてくれるかが、実は非常に重要です。

チェックポイント

  • 結果の確認方法は簡単か?(スマホ対応か)
  • 検査結果について、電話やメールで相談できる窓口があるか?
  • (最重要)陽性だった場合、提携の医療機関を紹介してくれるか?

結果が陽性だった時、「そこから自分で、また病院を探して予約して、一から説明して…」というのは、精神的にも時間的にも大きな負担です。

サービスによっては、結果画面からそのままオンライン診療(※)を申し込み、必要であれば薬を処方・配送までしてくれる「ワンストップ型」の体制を整えているところもあります。
(※自由診療扱いとなります)

この「陽性だった時の安心感」まで含めて、サービスを比較・検討するのがおすすめです。

人気の性病検査キットを比較【信頼性・価格・項目で徹底比較】

ここまで、自宅検査のメリットや選び方のポイントを見てきました。
「じゃあ、具体的にどのサービスがおすすめなの?」となりますよね。

ここでは、先ほどの「選び方のチェックポイント」を踏まえ、特に信頼性や利用者の口コミ、女性向けの配慮が充実していると人気の主要な性病検査キットサービスを比較してみたいと思います。

(※本記事は各サービスを中立的な立場で紹介するものであり、特定の商品を推奨するものではありません。情報の正確性には万全を期していますが、最新の料金やサービス内容は必ず公式サイトでご確認ください。)

主要3社の比較表(Rメディカル/A社/B社)

数あるサービスの中でも、特に「登録衛生検査所での検査」「医療機関との提携(陽性時のフォロー)」「プライバシー配慮」の3点を満たしていることが多い主要なサービスをピックアップして比較表にまとめました。

(※実在のサービス名(Rメディカル)と、A社・B社という仮名を用いて比較表を作成します)

▼主要な性病検査キット サービス比較

サービス名 Rメディカル A社(仮名) B社(仮名)
信頼性(検査所)
(自社運営の登録衛生検査所)

(大手登録衛生検査所と提携)

(登録衛生検査所)
陽性時のフォロー
(提携医療機関の紹介・オンライン診療可)

(提携医療機関の紹介・オンライン診療可)

(医療機関の案内のみ)
匿名性・プライバシー
(匿名検査OK。梱包・差出人配慮あり)

(匿名検査OK。梱包配慮あり)

(匿名検査OK。梱包配慮あり)
検査項目(女性向け) ◎ 非常に豊富
(HPV、カンジダ等も含むセット多数)
○ 豊富
(基本項目+のどセットなど)
△ 標準的
(基本項目が中心)
価格帯(目安) △〜○
(やや高めだが、項目・体制が充実)

(標準的。セットが割安)

(比較的リーズナブル)
結果判明スピード ○(最短2日〜) ○(最短2日〜) △(最短3日〜)

どんな人にどれが向いているか(目的別おすすめ)

この比較表から、それぞれのサービスに特徴があることがわかります。
「何を一番重視するか」によって、選ぶべきサービスが変わってきます。

目的別のおすすめ

  • 安心感を最優先したい人(Rメディカル、A社)
    「万が一、陽性だった時に、そのままオンライン診療や治療までスムーズに進めたい」と考える人。検査後のフォロー体制が整っていると、心の負担が全く違います。検査精度もトップレベルなので、信頼性重視ならこのあたりがおすすめです。
  • 幅広い項目を一度に調べたい人(Rメディカル)
    「どうせ調べるなら、子宮頸がんリスク(HPV)やカンジダまで含めて、女性向けの項目を全部チェックしたい」という人。Rメディカルは特に検査項目のラインナップが充実している印象です。
  • まずはコストを抑えて検査したい人(B社)
    「陽性時のフォローは自分で病院を探すから大丈夫」「まずは料金を抑えて、クラミジアや梅毒などの基本項目だけを定期的に調べたい」という人。B社のような、基本的な検査をリーズナブルに提供しているサービスが向いています。

迷ったら“医療提携型”を選ぶ理由

「いろいろありすぎて、やっぱり迷う…」
もしそう感じたら、私は「陽性だった場合のフォローアップ(=医療機関との提携)」が明記されているサービスを選ぶことを強くおすすめします。

なぜなら、性病検査の本当の目的は「検査すること」ではなく、「万が一、感染していた場合に、いち早く適切な治療を受けて健康を取り戻すこと」だからです。

検査結果が「陰性(-)」なら、それで安心できます。
でも、もし「陽性(+)」だった時、そこから感じる不安は計り知れません。

「どこの病院に行けばいいの?」
「なんて説明すればいいの?」
「治療費はいくらかかるの?」

そんなパニック状態の時に、「提携医療機関はこちらです」「オンライン診療が受けられます」という導線が用意されている通販サービスは、検査後の“精神的なセーフティネット”になってくれます。

自宅検査の「手軽さ」と、医療機関の「確実なフォロー」。その両方を兼ね備えたサービスを選ぶことが、忙しい私たちが自分を守る上で、最もスマートで安全な選択だと私は思います。

性病検査を“定期セFケア”にするためのポイント

さて、自分に合った性病検査キットが見つかったとして、次に大切なのは「それをどう活かすか」です。

「とりあえず1回検査して、陰性で安心した!」…で、終わってしまっては、少しもったいないかもしれません。

というのも、H2-1のデータでも見たように、性感染症は「今、この瞬間」に感染していなくても、明日、明後日のリスクがゼロになるわけではないからです。また、感染しても症状が出ない「潜伏期間」もあります。

忙しい毎日の中で、ついつい後回しにしがちな自分の体のメンテナンス。
だからこそ、性病検査を「特別なこと」ではなく、「定期的なセルフケア」として生活に取り入れるための、ちょっとしたコツや考え方をご紹介します。

どのくらいの頻度で検査すべき?(年1〜2回の目安)

「どのくらいの頻度で検査すれば安心なの?」
これは、私もすごく気になったポイントです。多すぎれば料金もかさみますし、少なすぎても不安が残りますよね。

もちろん、その人のライフスタイルやパートナーの状況によって最適解は異なりますが、一般的に推奨される一つの目安があります。

検査頻度の目安

  • 特定のパートナーがいて、状況に変化がない場合:
    「年1回」の婦人科検診などと同じタイミングで、健康診断の一環として。
  • 新しいパートナーができた、または複数のパートナーがいる場合:
    パートナーが変わるごと、または不安を感じる機会があったタイミング。
  • 特に状況は変わらないが、しっかり予防したい場合:
    「半年に1回」程度。

大切なのは、「症状がないから大丈夫」と過信しないこと。
自覚症状が出にくい感染症(クラミジアや梅毒など)の早期発見こそが、自宅検査の最大の目的です。

忙しいと忘れがちなので、「自分の誕生日」「結婚記念日」「年に2回の楽天スーパーセール(笑)」など、自分が絶対に忘れないタイミングとセットにしてリマインドするのが、習慣化する一番の近道かもしれません。

パートナーと共有するタイミング

これは…とてもデリケートな問題ですよね。
「検査を受けた」とパートナーに伝えるべきか、伝えるとすればどのタイミングか。

「もしかして、俺のこと疑ってる?」
なんて、ネガティブに捉えられたらどうしよう…と不安になる気持ち、すごく分かります。

ここで大事なのは、「犯人探し」や「疑い」ではなく、「お互いの健康を守るための、ポジティブな確認作業」というスタンスを(まず自分が)持つことです。

パートナーへの伝え方(例)

  • パターン1:陰性だったら、あえて伝えない
    あくまで「自分の安心」のために行うセルフケアと割り切り、陰性であれば心に留めておくだけ。もし陽性だった場合にのみ、治療のために誠実に伝える。
  • パターン2:「健康診断」として一緒に受ける
    「最近、梅毒とか流行ってるみたいだし、お互い安心のために、健康診断の一環で一度チェックしてみない?」と、ブライダルチェックのような感覚で誘ってみる。
  • パターン3:検査後に「安心」を共有する
    「自分の体のメンテナンスとして、婦人科系の検査(ついでに性病検査)受けてきたよ。結果も陰性で安心した!」と、事後報告でポジティブに共有する。

どのパターンが最適かは、お二人の関係性によります。
ただ、もし伝える場合は「あなたを疑っている」ではなく「私(たち)を守りたい」というメッセージで伝えることが、不要な誤解を生まないコツだと思います。

検査を“恥ずかしいこと”ではなく“習慣”にするコツ

結局のところ、定期検査を続ける一番のハードルは、「どこか後ろめたい」「恥ずかしい」という、私たち自身の心の中にあるブロックかもしれません。

この意識を、どうやって「スマートな健康習慣」に変えていくか。

私が思うコツは、「他のケアとセットで考える」ことです。

  • 「スキンケア」と同じ感覚で
    毎日、肌の調子を見て「今日は乾燥してるから保湿しよう」と考えますよね。それと同じで、「半年に一度、体の中(粘膜)の状態もチェックしよう」という感覚です。
  • 「婦人科検診」とセットで
    子宮頸がん検診は、多くの自治体で2年に1回推奨されていますよね。
    「病院での検診(がん検診)」と「自宅での検診(性病検査)」を組み合わせることで、「私、ちゃんと自分の体を管理できてる!」という自信にも繋がります。
  • 「タイパ・コスパ」で考える
    もし気づかずに放置して、将来、不妊治療が必要になったり、大きな病気に繋がったりしたら…。その時にかかる時間(タイパ)と費用(コスパ)は、自宅検査キットの比ではありません。
    「未来の自分への、一番効率の良い“健康投資”」と捉えるのはどうでしょうか。

「恥ずかしい」という感情は、「隠すべきこと」という意識から生まれます。
でも、この記事で見てきたように、性病検査は「自分と大切な人を守るための、賢く安全な行動」です。

胸を張って「セルフケアしてます」と言える、スマートな習慣にしていきたいですね。

まとめ|“自分のための検査”が、あなたと家族を守る

毎日、仕事に家事に育児に…と走り回っていると、自分のことは本当に後回し。4歳と7歳の息子たちの笑顔を守るために必死で、自分の体のささいな変化には蓋をしがちです。

でも、私たちママが倒れてしまったら、家庭も仕事も回りませんよね。 だからこそ、「NISAでお金の健康を考える」のと同じくらい、「自分の体の健康を考える」ことは、未来の家族を守るための大切な“投資”なんだと、改めて感じています。

この記事では、性病検査を「恥ずかしいもの」ではなく、「自宅でできる賢いセルフケア」という視点で見直してきました。

この記事のポイント

  • 性病検査は「予防医療」の一つ。特に梅毒などは無症状でも増加傾向にあるため、定期的なチェックが重要。
  • 自宅検査キットは、「時間がない」「人に会いたくない」という忙しい女性の悩みを解決する選択肢。
  • 選ぶ際は「医療機関との提携(フォロー体制)」と「プライバシー配慮」を重視するのがおすすめ
  • 検査は「未来の自分と家族への投資」。スキンケアと同じ感覚で習慣化することが大切。

「病院に行くのはハードルが高い…」 そう感じていた小さな不安やモヤモヤも、自宅でできる性病検査キットという選択肢を知るだけで、心が少し軽くなりませんか?

自分の体を自分で守るための検査は、誰のためでもない、「自分のための優しさ」です。 そして、自分が健康で安心していることが、結果として、隣にいる大切なパートナーや、子どもたちの笑顔を守ることに繋がっていきます。

まずは「年1回」からでも、あなたのセルフケア習慣の一つに、「自宅でできる性病検査」を加えてみてはいかがでしょうか。

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