「休日に家族でふらっと住宅展示場に行ったら、たまたま対応してくれた人がずっと自分たちの担当になるの?」
「SNSで見る『営業担当ガチャで失敗した』って話、怖すぎる……」
数千万という一生に一度の大きな買い物。それなのに、担当者が運任せで決まってしまうなんて不安ですよね。実は数年前、マイホームを検討し始めた頃の私も、まさにこの「営業担当ガチャ」の恐怖に怯えていました。
当時1歳と4歳だったやんちゃ盛りの息子たちを連れて、何の知識もなく「とりあえず見てみようか〜」と展示場へ突撃した私たち。結果、たまたま手が空いていた営業さんに捕まり、ゴリゴリの営業トークと長時間の拘束で夫婦ともにヘトヘトに……。「こんな疲れるなら家づくりなんてムリ!」と、早々に心が折れかけました。
その後、「スーモカウンターのような紹介窓口を通せば、優秀な営業さんがつくらしい!」という口コミをSNSで見て、飛びつくように頼ったのですが……。実際に経験してみてわかったのは、「紹介経由なら絶対に優秀な担当者がつく」「飛び込みは絶対に失敗する」という、単純な話ではないということでした。
この記事では、過去の私のように「家づくり以前に、人選で絶対に失敗したくない!」と悩んでいる方に向けて、私の痛い失敗談を交えながら「飛び込み」と「紹介経由」の裏側をわかりやすくお話しします。
最終的には「入口がどこであれ、最後は自分の目で担当者を見極められる」ようになるためのポイントを整理しました。完璧じゃなくていい、でも後悔しない家づくりのために、一緒に知識を武装していきましょう!
スーモカウンター経由なら良い営業担当がつくって本当?
「展示場への飛び込みはカモにされる」「紹介窓口を通せば店長クラスがつくから安心」。
マイホーム探しを始めると、SNSでこんな言葉を目にして焦りませんか? 毎日家事と育児に追われ、自分の時間なんて皆無の中で、さらに「ハズレの営業さん」を引いてしまったら……と想像するだけで胃が痛くなりますよね。
結論から言うと、スーモカウンターを経由したからといって「100%絶対に良い営業担当がつく」とは限りません。当時の私はこの口コミを鵜呑みにして「紹介さえしてもらえば全部お任せで大丈夫!」と完全に油断していましたが、現実は少し違いました。
「紹介経由なら優秀な担当者がつく」という口コミがある理由
火のない所に煙は立たないと言いますが、この口コミにもちゃんと理由はあります。
スーモカウンターのような紹介窓口を経由して住宅会社に行く場合、あらかじめ予算や希望のテイスト、こちらの要望が相手に伝わった状態でスタートします。
住宅会社側からすると、「他社と比較検討されている本気度の高いお客さん」が来るわけです。紹介してくれた窓口への体裁もありますし、せっかくのチャンスを逃さないために、実績のあるベテラン営業マンや店長クラスを意図的にアサイン(配置)する傾向があるのは事実のようです。
当時の私も、「あ、今回はちゃんと私たちの希望をわかってくれてる人が出てきた!」と、飛び込みの時との違いに感動したのを覚えています。
スーモカウンター経由でも担当者の質は保証されない
ただ、ここで私の失敗談を聞いてください。
「店長さんなら安心だ!」とすっかり気を抜いていたのですが、そのベテラン店長さん、知識は豊富で優秀だったものの、とにかく「自社の強み」を語るばかり。私たちが「子どもが泥んこで帰ってきた時の動線が……」と日々のリアルな悩みを相談しても、「当社のこの構造なら安心ですよ!」と、少し会話のキャッチボールがズレていくのを感じました。
優秀な成績を出している営業マンが、自分たち家族にとっての「良い担当者(相性の良い人)」とは限らないんですよね。スーモカウンターはあくまで「希望に合いそうな住宅会社」をつないでくれる便利な架け橋であって、「あなたと完璧に相性の合う担当者」を確約してくれる魔法のシステムではないのです。
同じ住宅会社でも営業担当によって対応差はある
「A社はすごく対応が良かった」「B社は最悪だった」という口コミもよく見かけますが、実はこれ、「会社」というより「誰が担当したか」による差がほとんどです。
同じ住宅会社の中にも、親身になって一緒に泥臭く悩んでくれる人もいれば、契約を急かすのが得意な人もいます。
だからこそ、「スーモを通したからもう安心」と任せきりにするのではなく、紹介経由という「有利なスタートダッシュ」を活用しつつも、最終的には自分たちの目で「この人に一生の買い物を任せていいか」を判断する姿勢が必要だと、私は身をもって学びました。
住宅展示場へ飛び込みで行くと営業担当はどう決まる?
では、過去の私のように「とりあえず休日に展示場へ行ってみよう」と丸腰で飛び込んだ場合、一体どうやって担当者が決まるのでしょうか? ここには、住宅業界ならではの「あるルール」が存在していました。
初回来場時の対応者がそのまま担当になるケースがある
住宅展示場での最も一般的なルールが、「初めて見学に行った時に接客した人が、そのまま最後まで担当になる」というものです。
見学の前に、名前や住所、予算などを書くアンケートを渡されますよね。あれを記入して案内を受けた時点で、その営業さんが「私たちの担当」としてロックオンされます。
「今日はとりあえず見るだけだし、案内してくれた新人さんでもいいか」と思っていても、後から「やっぱりベテランの人に代えてください」と言い出すのは、制度上なかなかハードルが高い会社が多いのが現実です。
当時の私はそんなシステムを知る由もなく、アンケートにバッチリ個人情報を書き込み、「予算はまだ全然わからなくて〜」と正直すぎる丸腰で挑んでしまったため、その後の営業電話のラッシュに疲弊することになりました……。
来場した曜日・時間帯によって対応者が変わることもある
飛び込みで行った場合、誰が対応してくれるかは完全に「タイミング次第」です。
例えば、土日の午前中や昼下がりなど、お客さんが多い時間帯。エース級の営業マンはすでに予約のお客さんとの打ち合わせで埋まっていることが多く、たまたま手が空いていた新人さんや、手の空いているスタッフが対応に回る確率が高くなります。
逆に、平日や悪天候の日など、展示場が閑散としているタイミングに飛び込めば、普段は忙しいベテラン営業マンがたまたま空いていて、スッと対応してくれることもあります。本当に「その時、誰の手が空いていたか」という運の要素が強いのです。
「飛び込み=レベルの低い営業」とは限らない
だからといって、「飛び込みで行くと絶対に質の低い人がつく」と怯えすぎる必要もありません。
私のママ友の中には、「たまたま雨の日にふらっと入ったモデルハウスで、すごく親身になってくれる女性の営業さんに運命的に出会えて、そのまま大満足で家を建てた」という人もいます。
飛び込みでの出会いは、良くも悪くも「一期一会」。
ただ、毎日ただでさえ家事と育児でHPが削られている私たちにとって、その一期一会の博打に数百万円・数千万円の将来を懸けるのは、少しリスクが高いですよね。
だからこそ、無駄な体力と時間を消耗しないために、次の章では「紹介経由と飛び込みの具体的な違い」と、私たちがどう動けばいいのかを比較しながら整理していきたいと思います。
スーモカウンター経由と飛び込みでは何が違う?
数千万の買い物なのに、担当者が「その日たまたま手が空いていた人」になるのはやっぱり怖い。そう感じた私が、次に頼ったのがスーモカウンターなどの紹介窓口でした。実際に両方を経験してみて痛感した「紹介ルート」と「直接飛び込み」の違いを比較してみます。
| 比較ポイント | 紹介窓口(スーモカウンター等)経由 | 住宅展示場への直接飛び込み |
|---|---|---|
| 事前情報 | アドバイザーと一緒に希望や予算を整理できる | 自分で情報収集し、各社にイチから伝える |
| 担当者との接点 | 事前予約のため、会社側も準備して対応してくれる | 訪問日時の運次第(手が空いている人が対応) |
| 候補整理 | 要望に合いそうな会社を数社ピックアップしてくれる | 無数にある会社の中から自力で探して訪問する |
| 手間・スピード | 窓口での事前面談が必要なため、少し時間がかかる | 思い立ったその日に、すぐモデルハウスを見られる |
| 自由度 | 窓口が提携している住宅会社の中から選ぶことになる | 提携の有無に関わらず、全ての会社から自由に選べる |
| 担当者の質の保証 | ベテランがつきやすい傾向はあるが、相性の保証はない | 完全な運任せだが、一期一会で良い人に出会う事もある |
スーモ経由は事前に希望条件を伝えられる
最大のメリットは、最初の「希望を伝える労力」をショートカットできることでした。
飛び込みの場合、アンケートに答えて「予算はいくらで、子どもが2人いて、泥んこ動線が欲しくて……」という同じ説明を、会社に行くたびにイチから話さなければなりません。子どもがグズる中でこれを繰り返すのは本当に苦行でした。
紹介経由なら、窓口のアドバイザーが間に入って各社に情報を共有しておいてくれるため、初回の打ち合わせから「ご希望の泥んこ動線ですが〜」と、かなり具体的な話からスタートできました。
飛び込みはすぐに住宅会社と直接話せる
一方で、飛び込みには「自分のペースでサクッと動ける」という身軽さがあります。
「紹介窓口で2時間も面談している暇はない」「とりあえず最新のキッチン設備だけ実際のスケール感で見てみたい」という時、予約なしでフラッと立ち寄れるのは魅力的です。特定の会社にどうしても惹かれているなら、直接アタックするのも一つの正解です。
どちらでも最終的には担当者を見極める必要がある
比較してわかるのは、紹介窓口は「家づくりの初期負担を軽くしてくれる便利なツール」だということ。
面談の手間はかかりますが、迷子になりがちな家づくりの方向性を整理するには最適でした。ただ、表にもある通り「完璧で相性抜群の担当者」を100%確約する魔法ではありません。
飛び込みであれ紹介経由であれ、「入口がどこか」よりも「目の前に出てきた担当者を、自分たちでどう見極めるか」が一番重要になってきます。
良い住宅営業担当を見極める7つのチェックポイント
では、実際に目の前に座った営業担当が「自分たちにとって信頼できる人か」を、どうやって見分ければいいのでしょうか?
過去の私が「この人なら大丈夫!」と勘違いして失敗した経験や、最終的に「この人に任せたい」と思えた時の実体験から、絶対にチェックしておきたい具体的な行動基準を7つにまとめました。
1. 希望より先に予算を無理に上げてこない
「今の家賃がこれくらいなら、毎月あと少し頑張れば〇〇万円までローン組めますよ!」と、初対面でいきなり予算の引き上げを提案してくる担当者には要注意です。
我が家の家計のリアル(これからの教育費や、たまには旅行にも行きたいという本音)を知りもしないのに、借りられる限度額ギリギリで話を進めようとする姿勢は、顧客の生活よりも自社の売上を優先しているサインかもしれません。
2. メリットだけでなくデメリットも説明する
どんなに素晴らしい素材や設備にも、必ず弱点があります。
例えば私が「無垢材の床に憧れていて」と話した時、「最高ですよ!おしゃれですし!」としか言わない人よりも、「おしゃれですが、男の子2人がおもちゃの車を走らせたら一瞬で傷だらけになりますよ。定期的なワックスがけも必要ですが、メンテナンスの時間は取れそうですか?」と、あえてネガティブな事実を突きつけてくれた担当者の方に、私はプロとしての誠実さを感じました。
3. 質問に対して曖昧にごまかさない
専門的な質問をした時、その場で答えられないこと自体は問題ありません。
危険なのは「たぶん大丈夫だと思います〜」と適当に答える人です。「確認して、明日の夕方までにメールで回答しますね」と、一旦持ち帰ってでも正確な情報を期限付きで約束してくれる人こそ、契約後の長いお付き合いでもトラブルを起こしにくい人です。
4. 自社商品以外の選択肢も尊重する
「A社の断熱性も気になっていて…」と他社の名前を出した時の反応も重要な見極めポイントです。
「あそこはデザインだけで性能は全然ダメですよ」と他社をこき下ろす人は、自己保身が強く話し合いがしづらい傾向があります。「Aさんの断熱は確かに素晴らしいですよね。ただ、当社の場合は〜」と、相手を認めた上で自社の強みをロジカルに説明できる担当者は、非常に頼りになります。
5. 返信や資料提出が適切なスピード
連絡のスピード感は、そのまま仕事の正確さに直結します。
依頼した間取りの修正案や見積もりが、約束の期日通りに出てくるか。メールの返信が極端に遅くないか。逆に、夜中や休日に鬼のように電話をかけてくるような「早すぎる(距離感がバグっている)」のも考えものです。自分たちの生活リズムに合った、ストレスのないペースで連絡が取れるかは必ずチェックしてください。
6. 家族の希望をきちんと聞く
これ、ママ目線ではめちゃくちゃ重要です!
打ち合わせ中、決定権や収入源(夫)の方ばかりを見て話し、妻である私の質問には適当に相槌を打つだけの営業担当が実際にいました。家は家族全員で住むものです。「誰が一番キッチンに立つのか」「家事動線で苦労しているのは誰か」を理解し、夫婦両方の目を見てフラットに話を聞いてくれる人でないと、住んだ後に後悔する家になります。
7. 契約を急かさない
「今月末までに決めていただければ、このオプションを無料にします!」
この常套句が出たら、一度深呼吸してください。数千万円の決断を、たかが数十万円の値引きと「月末」という会社側の都合で急かしてくる担当者は、契約を取ることがゴールになっています。私たちが納得いくまで、焦らせずにじっくり付き合ってくれる余裕のある担当者を選んでください。
こんな営業担当なら変更を検討した方がいい
「もしかして、うちの担当さんハズレかも……?」
打ち合わせを重ねるうちに、そんな違和感を抱くことは決して珍しくありません。でも、「一生懸命やってくれているし」「私たちが神経質すぎるのかな?」と、つい自分を納得させてしまいませんか?
当時の私もそうでした。でも、その小さな違和感を放置したまま何千万もの契約に進むのは、本当に危険です。私の失敗経験や、家づくりを終えたママ友たちの「あの時変えておけばよかった」という後悔談から、「こんなサインが出たら立ち止まって!」という要注意な営業担当の特徴をまとめました。
話を聞かず自社商品の説明ばかりする
「うちの断熱材は業界トップクラスでして!」
「この外壁はメンテナンスフリーなんですよ!」
確かに素晴らしい性能なのかもしれませんが、私たちが相談したいのは「その性能が、私たちの生活をどう良くしてくれるのか」ですよね。「泥んこで帰ってくる子どもたちの動線はどうなる?」「毎日の洗濯の負担は減る?」というリアルな悩みを置き去りにして、カタログの読み合わせのような自慢話が続くなら、要注意です。主役は「彼らの商品」ではなく「私たち家族の暮らし」であることを忘れている担当者とは、良い家づくりはできません。
予算を大幅に超える提案を続ける
「一生に一度ですから、ここはグレードアップしましょう!」
「今の金利なら、これくらいローンを組んでも月々数千円のアップで済みますよ!」
この言葉、本当に怖いです。当時の私は、毎月のやりくりで「あと数千円」を節約するためにどれだけスーパーのチラシとにらめっこしているか、この人は全くわかっていないんだな……と冷や汗が出ました。
家づくりはオプションの誘惑との戦いです。私たちの生活を守るべき予算を軽視し、自社の売上(オプション追加)ばかりを優先して提案してくる担当者には、家計の未来を預けることはできません。
他社を必要以上に悪く言う
「あそこの会社はデザインだけで、数年後に雨漏りするって噂ですよ」
他社の悪口で自社をよく見せようとする営業担当も、実は少なくありません。
自分の勤める会社に誇りを持つのは良いことですが、ライバル企業を不当に貶める姿勢は、単純にプロとして不誠実です。「他社の悪口を言う人」は、何かトラブルが起きた時にも「大工が悪い」「メーカーが悪い」と、人のせいにしやすい傾向があります。契約後にトラブルが起きた時の対応力に、大きな不安が残ります。
契約期限・値引きを使って強く急かす
「今月中にご契約いただければ、キャンペーンで太陽光パネルを無料でお付けします!来月だと100万円高くなりますよ!」
この「今だけ」「あなただけ」の魔法の言葉で、正常な判断力を奪ってくる担当者には気をつけてください。数千万円の借金を背負う決断を、たった数週間の期限で迫るなんて異常です。
本当に私たちのことを考えてくれる担当者なら、「大きな買い物ですから、ご家族でしっかり話し合って納得してからお返事くださいね」と、待つ余裕を持ってくれるはずです。会社からのノルマで頭がいっぱいになっている担当者のペースに巻き込まれないでください。
約束や回答が何度も曖昧になる
「次回の打ち合わせまでに、見積もりを出しておきますね」と言っていたのに出てこない。
「この壁紙、水拭きできるか確認しておきます」と言われたきり、返事がない。
1回のミスなら人間ですから仕方ありません。でも、これが2回、3回と続くなら危険信号です。家づくりは、何百という細かい仕様を決めていく途方もない作業の連続。連絡がルーズな担当者だと、建築が始まってから「言った・言わない」のトラブルが必ず起きます。「忙しいのかな」とこちらが遠慮するレベルを超えているなら、早めに見切りをつける勇気が必要です。
営業担当が合わないときは変更できる?
「この人とは合わない。でも、担当を変えてほしいなんて言ったら角が立つし、気まずい……」
わかります、その気持ち。私も波風を立てるのが極端に苦手なタイプなので、すごく悩みました。でも、結論から言います。
営業担当の変更は、可能です。そして、迷っているなら絶対に伝えるべきです。
何千万というお金を払うのは私たちです。担当者に気を遣って自分たちの家づくりが後悔に終わるなんて、本末転倒ですよね。ここでは、角を立てずにスムーズに担当変更をお願いする具体的なステップをお伝えします。
まず担当変更を相談する
「担当を変えてほしい」と直接本人に言う必要はありません(言えませんよね……)。
おすすめなのは、その展示場の「店長」や「責任者」、もしくは会社の「お客様相談窓口」に連絡をすることです。
スーモカウンターなどの紹介窓口を経由している場合は、これが最大のメリットになります。**窓口のアドバイザーに「実は担当の方と少し合わなくて……」と相談すれば、間に入って角が立たないように会社側へ伝えてくれます。**直接言い出しにくい私たちにとって、この「第三者のクッション」があるのは精神的にものすごくラクでした。
担当変更をお願いするときの伝え方
直接会社に伝える場合、感情的になって「あの人は最悪です!」とクレームを入れるのではなく、「要望のズレ」や「相性」を理由にするとスムーズです。
「〇〇さんには一生懸命やっていただいているのですが、私たちが重視したい△△(生活動線や予算管理など)のすり合わせが少しうまくいかず、不安を感じています。大変心苦しいのですが、別の担当者の方の意見も伺ってみたいです」
このように、「担当者を全否定するわけではなく、あくまで『私たちとの相性』や『重視するポイントのズレ』が理由である」という伝え方をすれば、会社側も冷静に受け止め、より適切なベテラン社員などに代えてくれるケースが多いです。
担当者への遠慮より家づくりを優先する
担当変更をお願いするのは、ものすごくエネルギーが要りますし、一時的に気まずい思いもするかもしれません。でも、家づくりにおいて「担当者との信頼関係」は、家の性能やデザインと同じくらい……いや、それ以上に重要です。
これから何十年も住み続ける家です。完成までの数ヶ月間、毎日のように顔を合わせ、お金という一番シビアな話をする相手です。「この人に任せて大丈夫かな」と胃を痛めながら進めるより、勇気を出して一度リセットする方が、結果的に「楽しい家づくり」を取り戻す最短ルートになります。あなたの家族の未来のために、ここは少しだけ図太くなっていいところですよ。
営業担当ガチャを避けるためにできる5つのこと
「担当変更もできるとわかって安心したけれど、そもそも最初から『営業担当ガチャ』でハズレを引きたくない!」
これが私たちの本音ですよね。家事と育児で毎日ヘトヘトなのに、合わない担当者に振り回されたり、気まずい思いをして担当変更をお願いしたりするエネルギーなんて残っていません。
過去の私が失敗したのは、「家づくりのプロなんだから、お任せしていればいい感じに提案してくれるだろう」と、完全に受け身の姿勢で挑んでしまったからです。数々の痛い目を見た経験から学んだ、私たち自身で「営業担当ガチャ」を自衛し、良い担当者を引き寄せるための5つのアクションをご紹介します。
1. 初回面談で質問を複数用意しておく
「とりあえず話だけ聞いてみよう」と丸腰で行くのは危険です。
「収納を増やしたいのですが、どのような工夫ができますか?」「子どもが走り回れる間取りにしたいのですが、音の対策はどうなりますか?」など、事前に3つくらい具体的な質問を用意しておいてください。
質問に対する「答え方」にこそ、担当者の本質が出ます。カタログの受け売りをただ読み上げる人なのか、私たちの生活を想像して「それなら、こんな間取りはどうですか?」と寄り添ってくれる人なのか。初回の面談でこちらからボールを投げることで、相手の「提案力」と「人間性」をいち早く見極めることができます。
2. 1社だけでなく複数社の営業担当と話す
最初に行った展示場で「この人、すごくいい人かも!」と思っても、即決は禁物です。
家づくり初心者の私たちには、まだ「比較する基準」がありません。当時の私も、最初に優しくしてくれた営業さんのペースにすっかり飲み込まれそうになりましたが、別の会社の話を聞いて初めて「あ、前の人は良いことしか言ってなかったんだな」と気づくことができました。
大変かもしれませんが、最低でも3社くらいの営業担当と直接話して「比較の物差し」を自分の中に作ることが、ガチャで失敗しない一番の防衛策です。
3. 紹介経由でも「任せきり」にしない
スーモカウンターなどの紹介窓口を利用する場合も、「あとはよろしく!」と丸投げしてはいけません。
窓口のアドバイザーは家づくりの要望を整理してくれますが、実際に家を建ててくれるのは紹介先の担当者です。紹介されたからといって「窓口が選んでくれた人だから完璧なはず」と思い込まず、「紹介という有利なパスをもらった上で、最終面接をするのは自分たちだ」という意識を持って面談に臨んでください。
4. 担当者との相性を契約前に見極める
「契約してから細かい間取りを詰めていきましょう」
こう言われても、絶対に焦ってはいけません。契約してしまった後に「やっぱり合わない……」となっても、引き返すには数百万円の違約金がかかるという、とんでもないリスクがあります。
間取りの要望を出した時の反応、メールの返信スピード、デメリットをきちんと説明してくれるかなど、これまでにご紹介した「7つのチェックポイント」を、必ず契約する前の段階でシビアにチェックしてください。
5. 違和感があれば契約前に立ち止まる
「この担当さん、少し押しが強すぎるかも?」
「私たちの話を本当に聞いてくれてるのかな?」
打ち合わせの中で感じた、言葉にできない小さな「違和感」。これ、大抵当たります。
「せっかくここまで打ち合わせに時間を割いてもらったし」「断ったら申し訳ないし」と、優しいママさんほど自分を押し殺してしまいがちですが、数千万円の借金を背負うのは担当者ではなく私たちです。少しでも「ん?」と思うことがあれば、一旦持ち帰る。どうしてもモヤモヤが晴れないなら、勇気を出してお断りするか、担当変更をお願いする。その「立ち止まる勇気」が、後悔しない家づくりの最大の鍵になります。
スーモカウンター経由が向いている人・直接展示場が向いている人
ここまで、紹介ルートと直接の飛び込み、それぞれの裏側についてお話ししてきました。
「結局、どっちで行けばいいの?」と迷っている方に向けて、私の実体験を踏まえた「向き不向き」を整理しておきます。ご自身の状況や性格に合わせて選んでみてくださいね。
【スーモカウンター(紹介窓口)経由が向いている人】
- 家づくりの知識がゼロで、何から始めればいいか全くわからない人
- 自分たちの「希望」や「予算」を第三者に客観的に整理してもらいたい人
- 断るのが苦手で、合わない時に窓口に間に入ってほしい人
- 営業電話のラッシュを避け、ある程度質の高い担当者からスタートしたい人
- 週末の貴重な時間を、無駄な展示場巡りで消耗したくない人
【直接展示場への飛び込みが向いている人】
- すでに「この会社で建てたい!」という第一希望が決まっている人
- とりあえずフラッと、建物の雰囲気や最新設備だけを見てみたい人
- 他人に要望を整理されるより、自分で各社を比較検討するのが苦にならない人
- 強引な営業トークをされても、自分でキッパリと断れる自信がある人
どちらのルートにも正解・不正解はありません。毎日の生活にいっぱいいっぱいで「要望を整理する時間もない!」という方は、まずは紹介窓口を頼って頭の中をスッキリさせるのがおすすめですし、「まずは家の実物を見てテンションを上げたい!」という方は、ふらっと展示場を覗いてみるのも良いと思います。
まとめ|紹介ルートより「担当者を見極めること」が重要
いかがでしたか?
「営業担当ガチャ」という言葉に怯え、「どこかを通せば絶対に素晴らしい担当者がつく魔法のルートがあるはずだ」と期待していた過去の私。でも、実際に両方を経験してわかったのは、「入口がどこか」よりも「目の前に出てきた担当者を、契約前に自分たちでどう見極めるか」が全てだということでした。
スーモカウンターを通せば、要望の整理を代行してくれたり、合わない時のクッションになってくれたりと、家づくりのハードルは確実に下がります。忙しいママにとって、これは本当にありがたいサポートです。
でも、そのサポートを受けつつも、最後の最後、「この人に私たちの数千万円と、これからの暮らしを預けていいか?」を判断するハンドルだけは、絶対に自分たちの手から離さないでください。
完璧な担当者を見つけるのは難しいかもしれません。でも、「メリットだけでなくデメリットも話してくれる」「私たちの暮らしを想像して一緒に悩んでくれる」そんな信頼できるパートナーは、必ず見つかります。
この記事を読んでくださったあなたが、過剰なプレッシャーや営業トークに振り回されることなく、「完璧じゃなくていいから、私たち家族が心地よく笑える家づくり」を楽しめるよう、心から応援しています!